発達障害とHSPの共通点と違い①共通点
発達障害とHSPの共通点と違い①共通点
前回までに、
ASD・ADHD等の発達障害について、
私の臨床経験から来る仮説や先行研究を基にして
◎発達障害(ASDやADHD)の根本原因
=「感覚過敏+トラウマ」
や
「先天的な想像力の欠如」
によるもの
(ASDとADHDの違いは
不快刺激に対する防衛反応の方向性の違い)
◎発達障害と呼ばれる人(を含めた敏感な人)が
心を安定させる3つの方向性
=
①不快刺激を無くす事で安定(Sタイプ)
②快刺激を得る事で安定(Dタイプ)
③他者との交流で安定(Оタイプ)
◎発達障害と呼ばれる人(特にASD)の共感力
=相手の感情に対する共感力である
「共有する(情動/感情的)共感」
や
思いやりや慈悲的な言動に繋がる
「配慮する(思いやり/慈悲的)共感」
は
定型発達の人と同程度に高いが、
その人の視点に立脚した「考える共感」が
あまり得意ではない為に、
結果として、
時に相手への配慮や思いやりを欠く言動になってしまう
という事がしばしば起きてしまう。
という考察をお書きしてきました。
それらの考え方を基にして、今回からは
発達障害と呼ばれる人(ASD・ADHD)
と
繊細過ぎる人(HSP・HSS型HSP)
との
共通点と違い
を考察してみたいと思います。
今回はまず、
両者の共通点から。
<発達障害(ASD・ADHD)
と繊細過ぎる人(HSP・HSS型HSP)の
共通点)>
◎共通点
(1)強い感覚過敏有している
「ASD」「ADHD」
と
「HSP」「HSS型HSP」
のいずれもが、
先天的/後天的にかかわらず、
その人にとっての”快/不快”といった刺激に対する
強度の感覚過敏を持っていると考えられます。
それ故、
すぐ不安になったり、傷ついたり、混乱したり、
(ADHDやHSS型HSPの場合は)退屈したり、飽きたり・・・
等、
心が不安定になり易いでしょう。
(※ASDの”積極奇異型”と呼ばれる人も
人に自分の話を聴いてもらえないと強い”不快”を感じ、
譬え一方的であっても自分の話を聴いてもらう事に
強い”快”を感じるのだろうと思います)
(2)心を安定させる防衛反応が起動しやすい
上の「(1)」で述べた様に、
強度の感覚過敏を持っていると心が不安定になり易いので、
いち早く安定させる必要があります。
その時に(持って生まれた)心の安定の方向性として、
以前お書きした
①不快刺激を無くす事で安定(Sタイプ)
②快刺激を得る事で安定(Dタイプ)
③他者との交流で安定(Оタイプ)
の3つがあると私は推測しています。
ここで、
強い感覚過敏を持ってるが故に傷つき易い人が
対人関係において傷ついたとします。
そしてその人が
「①」の不快刺激を無くす事で安定する比率が高い
「Sタイプ」の人だったとすれば、
当然対人交流を避ける(回避)という防衛反応が働き、
周囲から孤立してしまうでしょうし、
学校や職場へ行けなくなって、引きこもってしまう、
といった事が起きるかも知れません。
これは一見ASDの「孤立型」に見えるでしょうが、
「Sタイプ」のHSPの人にも起きる事だと思います。
同様に、
(強い感覚過敏を持っていて)
他者との交流で安定する比率が高い「Оタイプ」の人は、
傷つけられたり、嫌な思いをした等といった、
他者との関係性でもたらされた不快から来る不安定さに対して、
他者に服従するといった交流方法によって安定化を図ろうとしている、
と考えられます。
これも一見ASDの「受動型」に見えるでしょうが、
「Оタイプ」のHSPの人にも起きる事だと思います。
更には、
(強い感覚過敏を持っていて)
常に(快)刺激を得る事によって安定する比率が高い
「D」タイプの人は、
退屈さやルーチンワーク等の「無刺激」「無快」が続くと、
「飽きる」状態、
つまり新しい(快)刺激を求めて感覚器官や頭がフル回転
するでしょう。
その時には当然「注意散漫」になったり、
「多動・多弁」になったりする筈です。
そして、
新しい(快)刺激を見つけた時にはそこへ(一時的に)過集中
する訳です。
その一連の流れでは、
「自分にとっての(快)刺激」が最優先されますから、
そうではない「快ではないもの」や「刺激にならないもの」
は後回しにしてしまい、
結果として、それらを忘れてしまったりもすると思います。
これは一見ADHDの人の特徴にも思えるでしょうが、
(快)刺激で安定する「Dタイプ」のHSP、
即ち「HSS型HSP」の人にも起きる事だと思います。
次回は、
発達障害とHSPの”違い”をお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
プロフィール

- 心理カウンセラー・自己実現コーチ
- ・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
心理療法カウンセラー
不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員
2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。
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