”今ここ”への意識の集中
”今ここ”への意識の集中
目次
人の悩みは多くの場合、後悔・未練や不安・心配といった、
過去や未来に意識が偏り続ける事によって起きるのではないでしょうか?
だから、
瞑想や座禅、マインドフルネス等で、”今ここ”へ意識を集中しようとする事
は有効だと思います。
ただ、
私は「後悔・未練」や「不安・心配」を無視したり、
少なくともそれらを有効に活用しないのは勿体ないと考えます。
「後悔・未練を忘れようとしても、何度でもその事を考えてしまう」
「不安・心配を考えない様にしても、気が付けば考えてしまっている」
まるで何かの啓示や警告の様にそれらが出現してしまうのは何故なのか?
・・・そこには意味があるのかも知れません。
思うに、
「後悔・未練」にはそこから学んだ事を今の自分に活かす、
「不安・心配」には、そうならない為に今の自分にできる事を考える、
そしてその事を通じて今の自分をより幸せにしてゆく、
といったもっと積極的な意味合いがあると考えています。
では、どうすればそれらを活かす事ができるのか?
その辺りを今回からお書きしてゆきたいと思います。
#不安障害のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
”今ここ”への意識の集中
①後悔を活かす
「あの時、あんな事を言わなければ(しなければ)、
彼との関係はこんなに悪くならなかったのに・・・」
「昨日ああしておけば、あれを手に入れる事ができたのに・・・」
「あんな親ではなかったなら、
私の人生はもっと幸せだっただろうに・・・」
過去の後悔や未練に囚われて今を幸せに生きる事ができなくなっておられる方
もいらっしゃると思います。
でもそういった方は、
「本当はどうしたいか?」、「本当はどうなりたいか?」
「本当を何を得たいか?」、「本当はどんな人生を歩みたいか」
等といった、明確な欲求を持っていらっしゃるのだと思います。
というのも、
そういった明確な欲求から外れてしまったと感じるからこそ、
強い後悔に襲われるのだと思うからです。
(逆に明確な欲求を持っていなければ、
そこから外れてもさほど後悔・未練は生じないのではないでしょうか?)
もしそうだとすれば、
どうすれば後悔や未練から脱して、自分の欲求を叶える方向へ
それらを活かす事ができるのでしょうか?
その(私なりの)具体策を以下にお書きしたいと思います。
<後悔を活かし、”今ここ”へ集中する方法>
①クッション(か座布団)を3つと、メモ用紙とペンも3組用意します
②クッションを並べて「過去の席」「今の席」「未来の席」と決めて、
それぞれの席に紙とペンを置きます
③まず「今の席」に座り、後悔・未練を書きます
④次に「過去の席」に座り、それに対する「自己弁護」
(「〇〇と思ったからこうするしかなかった」等)を書きます
⑤「今の席」に戻って、「④」で書いた「自己弁護」を読み返します
⑥「今の席」で、「本当はどうしたいか?」「本当はどうなりたいか?」
「本当を何を得たいか?」「本当はどんな人生を歩みたいか」
等といった、欲求を書き出します
⑦その欲求を叶えた未来の自分が「未来の席」に座っている
と想像しましょう
どんな表情や姿勢をしてるでしょうか?
どんな事を言いそうでしょうか?
そして「未来の席」に座ります
⑧「未来の席」に座って、その欲求が叶った自分に成りきって、
その感覚を十分味わいます
⑨「未来の席」から「今の席」に座っている自分を
想像して見てみましょう
どんな表情や姿勢でしょうか?
どんな事を言いそうでしょうか?
そして「未来の席」の自分の立場から、「今の自分」に向けて
「ここにたどり着く為のアドバイス」をできるだけ沢山
書いてみましょう
➉「今の席」に戻って、「未来の自分」が書いたアドバイスを
良く読んでみましょう
その中で、「今の自分」でもできそうな事を〇で囲み、
できる事から少しずつ実行してゆきましょう
それでは次回は、
「不安・心配」を活かして、”今ここ”に意識を集中する方法
をお書きしたいと思います。
#不安障害のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
”今ここ”への意識の集中
②不安を活かす
「あ~、また婚活がうまく行かなかった・・・。
このまま彼氏ができずに結婚できないまま孤独な人生になっちゃったら
どうしよう?」
「あ~、また仕事でミスをして部長に叱られた・・・。
またこの会社にも居られなくなったらどうしよう?」
将来の不安や心配に囚われて、
今を幸せに生きる事ができなくなっておられる方もいらっしゃると思います。
でもそういった方は、
「本当はどうしたいか?」「本当はどうなりたいか?」
「本当を何を得たいか?」「本当はどんな人生を歩みたいか」等といった、
明確な欲求を持っていらっしゃるのだと思います。
ところが、
そういったこれから先の目標や欲求よりも、不安や心配が大きすぎて、
目標実現に向けての”今”の行動に集中できずに
地に足が着かなくなってしまっている・・・。
もしそうだとすれば、どうすれば不安や心配から脱して
自分の目標を叶える方向へそれらを活かす事ができるのでしょうか?
その(私なりの)具体策を以下にお書きしたいと思います。
<不安を活かし、”今ここ”へ集中する方法>
①クッション(か座布団)を4つと、メモ用紙とペンも4組用意します。
②クッションを並べて「過去の席」「今の席」
「(不安が実現した)未来の席」、「(目標が実現した)未来の席」
と決めて、それぞれの席に紙とペンを置きます。
③まず「今の席」に座り、今ある不安・心配を強く感じます。
④次に「過去の席」に座って、
今まで強い不安に襲われたけれども、それを乗り越えた場面を思い出し
「どうやってそれを乗り越えたか?」を書きます。
⑤そして「今の席」に戻り、
「④」で書いた内容を読み返したら、その紙を捨てましょう。
⑥今度は「(不安が実現した)未来の席」に座り、
「どんな最悪な状態になったか?」と
「そこから抜け出すにはどうするか?」を書きます。
⑦そしてまた「今の席」に戻り、
その「⑥」で書いた内容も読み返したら捨てましょう。
⑧次に「(目標が実現した)未来の席」に座って、
「今の自分」に向けて、
「どうすればこちら(目標)に一歩でも近づける事ができるのか?」
といった、「今の自分」が無理なくできる行動に関するアドバイス
を思いつく限り書きます。
⑨最後に「⑧」で書いた紙を持って「今の席」に戻り、
その紙に書いた内容をよく読んで、
今すぐできる事から取り組んでゆきましょう。
(この紙は見える所へ貼っておくなりしましょう)
#不安障害のカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
プロフィール

- 心理カウンセラー・自己実現コーチ
- ・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
心理療法カウンセラー
不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員
2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。
最新コラム
- 2026年9月11日ブログ発達障害の悩み/苦しみから抜け出す方法②防衛反応の緩和
- 2026年9月4日ブログ発達障害の悩み/苦しみから抜け出す方法①動機付け
- 2026年8月28日ブログ発達障害は発達させる事ができる
- 2026年8月21日ブログ学習障害(LD)=限局性学習症について②原因

