親と子の愛情の行き違い②
親と子の愛情の行き違い②
(前回「親と子の愛情の行き違い①」からの続き)
例えば、
子「お母さん今度のテストで学年で10番以内に入ったら(①)、
新しいゲーム機を買ってよ(②)」。
母「わかったわ!頑張ってね(③)」
このコミュニケーションでは「①」~「③」の全てが満たされていますので
不満は出ない筈です。
(教育上の問題はさておいて(笑))
ですから、
「愛情の行き違い」が頻繁に起きる方は、
①「与え手」側は、相手が望んでいるものを聞く事
⇒”察する”のではなく「どうして欲しい?」「何が欲しい?」
と聞いて、相手が望んだものだけを与える
(相手が望んでもいない物を与えるのはただの”押し付け”だと思います)
「受け手」側も”察してよ”ではなく、
自分が望んでいるものをはっきり伝える
(”察してよ”のコミュニケーションが増えれば増える程、
お互いに「行き違い」が増えるでしょう)
②「与え手」側は自分が得たいものを相手に伝える事
⇒ここで問題になるのは、例えば「感謝されたい」、「認めて欲しい」
等は言えないですよね?(笑)
しかも、感謝するとか認めるとかは相手次第です。
ですから、合意はとても難しくなります。
それでも「与え手」が与えたいのであれば
得たいものが得られないかも?と覚悟しておく事が必要だと思います。
「受け手」側も相手から「与えてもらった」と感じたら、
「有難う!代わりに私はあなたの為に何が出来る?」
と聞いてみる事も良いでしょう。
(”察してよ”コミュニケーションの撲滅の為にも(笑))
③お互いが合意する事
⇒ここで、
「与え手」側は、相手(受け手)の反応に左右されず(合意がなくても)
得たいものを得る方法があります。
それは例えば
「何か僕にできる事はありませんか?」と被災地に乗り込んで、
「じゃあ、がれきを片付けてくれたら助かる」と言われ、
誰も見ていない所でがれきを片付けて、感謝もされず帰って来た時に
「少しでも役に立ったかな?」と満足感を感じる人もいるでしょう。
これは「①」のみで「②」と「③」が不要な「与える行為」です。
つまり、
「与える」事によって相手から何かを得るのではなく
自分の中から貢献感か満足感が得られる訳です。
次に「受け手」側の注意点としても同様に、
①相手(与え手)が望んでいるものを明確にする
⇒(○○してくれて有難う!)「代わりに私はあなたの為に何ができる?」
等
②自分が相手(与え手)から得たいものを明確にする
⇒「〇〇してくれたら嬉しいんだけど・・・」等
③それらをお互いに合意した上で与える
以上結論を言いますと、
A:人に愛情を与えたり受け取る場合は
”言わなくても察してよ”のコミュニケーションをできるだけ排除し、
「①」~「③」を念頭に置く事
B:それでもお互いの合意が難しい場合、
「与え手」側は自分の望むものが相手から返って来なくても良い
と覚悟した場合のみ与えるか、
返って来る相手に与え、返って来ない相手には与えないようにする事
C:相手から得ようとばかりせず、
自分の中から貢献感や満足感が得られるものを与える事も考えてゆく
事が大切だと思います。
#人間関係の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください
プロフィール

- 心理カウンセラー・自己実現コーチ
- ・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
心理療法カウンセラー
不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員
2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。
最新コラム
- 2026年2月20日ブログ発達障害(ASD,ADHD等)の本当の原因を探る①共通しているものは?
- 2026年2月13日ブログ発達障害(ADHAD=注意欠如多動症)の定義(診断基準)
- 2026年2月6日ブログ発達障害(ASD=自閉スペクトラム症)の定義(診断基準)
- 2026年1月30日ブログ発達障害(ASD,ADHAD等)の全てを解明する

