学校へ行けない人へ①五感の感覚過敏

学校へ行けない人へ①五感の感覚過敏

今回からは、

「行き渋り」「五月雨登校」「学校へ行けない」等の
所謂不登校で悩んでおられるお子さんやご家族の方に向けて、

「何故学校へ行けないのか?」といったその主だった原因をパターン化し、

「どうすれば良いのか?」といった私が考える解決策
今迄の知識と臨床経験を基にしてお書きしてゆきたいと思います。

まず今回と次回で

五感からの刺激に対しての「感覚過敏」を持っている為に
学校が続かないケース

その解決へのヒントをお書きしたいと思います。






<学校へ行けない原因①「感覚過敏の特性」(1)五感からの刺激>

「五感から入力される刺激に対して過敏に反応してしまう」
といった所謂”感覚過敏”を有したお子さんも少なくないと思います。

そうした場合、
その子供にとって”不快”と感じる、五感から入って来る刺激に
耐えられなくなるでしょう。

※この感覚過敏の特性は、遺伝的・先天的なものと
 マルトリートメントと言われる不適切な養育環境
 (例:家族からの身体的・精神的な虐待、両親の面前DVや口喧嘩等)
   による後天的な要因によっても、発現する事があると思われます



例えば、

A.聴覚過敏

・クラスや部活の先生が大声で怒鳴る

・休み時間に騒ぐ子が多いやかましいクラス

・チャイムの音や外の工事の音、車・隣接する公園や幼稚園からの歓声

 等は、聴覚過敏を持ったお子さんには耐えられないかも知れません。



B.視覚過敏

・陽当たりが良すぎて、まぶしすぎる教室

・壁の色や掲示物等、視覚を刺激する物が強烈すぎたり多すぎる

 等は、視覚過敏を持ったお子さんには耐えられないかも知れません。



C.触覚過敏

・やたらとべたべた触ってくる先生や級友が居る

・制服や体操服、上履き等の触感が嫌

 等は、触覚過敏を持ったお子さんには耐えられないかも知れません。



D.嗅覚過敏

・教室や学校特有の匂い、給食の匂いが嫌

・先生がつけてる香水や級友達の柔軟剤やシャンプー等が混ざり合った匂い
 が嫌

 等は、嗅覚過敏を持ったお子さんには耐えられないかも知れません。



E.味覚過敏

・給食で食べられる物が殆どないのに食べる事を促される

 等は、味覚過敏を持ったお子さんには耐えられないかも知れません。

こういった特性をお持ちのお子さんの多くは、
自分にとって不快なものは我慢できるレベルではなく、
無理に我慢すると体調を崩してしまう事もあります。



ところが、
「どれ程不快なのか?」という事を先生や親御さんに訴えたところで、
多くの場合は理解されない事が多かったり

或いは
「どうせ言ってもわかってもらえない」と考えて、訴える事もせずに
我慢し続けた挙句に限界が来て学校に行けなくなるケースもあるでしょう。






それでは、

そういった五感からの刺激に対する感覚過敏によって
学校へ行けなくなっているお子さんはどうすれば良いのでしょうか?

その解決へのヒントを次回お書きしたいと思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行けない人へ
①五感の感覚過敏~解決のヒント

 

今回は前回お書きした様な

五感からの(嫌悪)刺激に過敏さを持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんやその親御さんに向けて

「解決へのヒント」をお書きしたいと思います。






<学校へ行く為のヒント①「感覚過敏の特性」(1)五感からの刺激>

できればまず最初に、

学校へ行けてないお子さんが感覚過敏のせいか否か?
を親御さんが(お子さん自身でも)チェックしてみましょう。



例えば、
優しい声と表情で

「健太、ママはあなたの事をもっと理解たいので、
 何でも正直に言って欲しいんだけど・・・

 学校で音や声、目に入って来るものや触れるもの、匂いや給食等で
 嫌な事は何かな?」

等と訊いてみるのも良いと思います。

※もしお子さんが答えなかったら、今迄のお子さんの様子等から
 「この子に過敏な所があるとすれば、どこだろうか?」
 と想像してみませんか?

A.聴覚過敏の場合



・先生にも相談して、席替えやイヤーマフ・ノイズキャンセリング
 の使用の許可、

 クラスメイトへの伝達(例:「〇〇君は、君たちが休み時間に騒ぐと
 頭が痛くなって気分が悪くなるんだ。だから教室内で騒がない様にして
 〇〇君を助けてもらえないか?」等と言ってもらう)をお願いする、

 等々。

B.視覚過敏



・先生にも相談して、席替えや教室の模様替え、
 或いは色のついた眼鏡の使用の許可を得る、等々。

C.触覚過敏



・先生にも相談して、クラスメイトに注意を促してもらったり、
 お子さんが大丈夫な服や上履きへの変更の許可、

 それがままならないのであれば、
 肌に直接触れる下着や靴下の工夫等。

D.嗅覚過敏



・先生にも相談して、席替えや換気、マスクの着用の許可を得る
 等。

E.味覚過敏



・先生にも相談して、給食で食べられない物がある(何は食べられるか?)
 を伝えておき、配慮してもらう等。

そして、こういった「特性」を持ったお子さんに対して
私が大切だと感じる事は、

「その刺激に対して敏感であるという事は不快を強く感じるが、
 快も感じる事ができる」という事です。



どういう事かと言いますと、

例えば、
「聴覚過敏」のお子さんは、不快な音(声)とは逆に
快を感じる音や楽器の音色、歌声等があるでしょう。

ですから、
ボーカル楽器作曲等の才能があるかもしれんせん。



同様に、
「視覚過敏」のお子さんは、ファッションコーデデザイン絵画
に隠れた才能があるかも知れませんし、

「触覚過敏」のお子さんは、陶芸や、物作りが好きかも知れません。



或いは、
「嗅覚過敏」「味覚過敏」のお子さんは、テイスティングブレンダー
料理人パティシエ等に向いている事もあるかも知れません。



ですから、
是非親御さんには我が子の「過敏さ」をネガティブに捉えずに、
才能として応援して頂ければと思います。






次回は、

五感そのものではなく、
「人との関係性の中での空気・雰囲気等への自分の感じ方⇒捉え方」
(便宜上”対人過敏”とします)
によって学校へ行けなくなっているお子さんのケース
をお書きしたいと思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行けない人へ
②対人過敏

 

今回は、

”対人過敏”とも言うべき、

「人との関係性の中での空気・雰囲気等への自分の感じ方⇒捉え方」
によって学校へ行けなくなるケースをお書きしたいと思います。






<学校へ行けない原因②対人過敏>

特に、
対人交流を快刺激として捉えているお子さんは人との交流を強く望む
でしょう。



ところが、
先天的・遺伝的に、或いは育った環境因等で後天的に
感覚過敏を持っている子は、
対人交流による快/不快を殊の外強く感じると想像されます。



それ故、
(依存的に)「誰かとべったり居たい」「誰からも好かれたい」
「私だけを(一番に)好きでいて欲しい」といった快刺激を強く求める
と思います。



そしてその反面、

「誰も私の相手をしてくれない」
とか
「他人から嫌われている」「私より〇〇の方が好きなんだ」
等といった不快刺激にも敏感であると思われます。



だとすれば、

「嫌われる恐怖」「孤独になる恐怖」を常に抱え続けて、

そういった自分にとっての”不快”の兆候を見逃さない様に
常に相手の顔色を窺ったり、”場の雰囲気”を読み続けるという方向に行く
と思います。



そして、
持ち前の過敏さで相手や”場”のちょっとしたネガティブな反応をも
拾ってしまい、

傷ついてしまったり、リカバーしようと無理し過ぎて疲弊してしまう
という事も考えられます。

以下にを挙げてみます。






例1.(Aタイプ)



小学6年生のA子さん。クラスのなつきさんとは中の良い友達です。

ところがある日、なつきさんの態度がいつもと違って、
話し掛けても笑顔も少なく、上の空でしか聞いてくれてない
A子さんは感じました。

”私、なつきに嫌われちゃったんだ・・・”と感じると、
余りのショックで笑顔も出せなくなり、話し掛けるのも怖くなりました。

やがて、お互いの関係が益々ぎくしゃくしてゆき、
A子さんはご飯も喉を通らなくなり、学校を休む様になりました。






例2.(Bタイプ)



中学1年生のB男君。彼はいつも笑顔で自己主張しないタイプで、
敵を作らず、クラスの沢山の子から受け入れられていました。

クラスでも部活でも周りに合わせてゆくので、
色んなグループに居場所がありました。

ところがあるグループは、別のグループの人の事を悪く行ったり、
B男君が”良くない事”と感じる事をやったりしていました。

B男君はそれを咎める事も、そのグループから距離を置く事もできずに
皆に合わせ続けるのが辛くなってきました。

そして、とうとうB男君は学校に行けなくなりました。






例3.(Cタイプ)



中学3年生のC子さん。彼女にはとても気が合って、
いつもべったりしているはるかさんという親友が居ました。

夏休みが明けて2学期になった頃から、
はるかさんはクラスの他の子と話す時間が増えてきました。

それどころか二人の話に聞き耳を立てていると
どうも放課後や休みの日に行動を共にすることがあるらしいと感じました。

不安になったC子さんは、二人のインスタをチェックする様になり、
密かに二人がユニバへ行ってる事を突き止めました。

たまらなくなったC子さんは
「はるか!あんた私に黙ってミホとユニバへ行ったよね?!」
と詰め寄りました。

しどろもどろになったはるかさんを尻目に
「私以外の子と遊ぶのは裏切りだよ!許さないからね!」
と、C子さんは益々怒りをあらわにしました

そんなやり取りが続いて、はるかさんはC子さんを避ける様になり、
益々ミホさんと過ごす時間が増えてきました。

そして、いたたまれなくなったC子さんは学校を休む様になりました。

※その他にも
「他人からどう見られているか?」「どう思われているか?」の過敏さ、
 所謂「社交不安・社会不安」によって学校に行けなくなるお子さん
 もいらっしゃると思います






それでは、

「対人過敏」によって学校へ行けなくなっているお子さんはどうすれば良い
のでしょうか?

その解決へのヒントタイプ別に次回からお書きしてゆきたいと思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行けない人へ
②対人過敏~(タイプについて)

 

今回からは

前回お書きした様な所謂”対人過敏”を持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんやその親御さんに向けて
タイプ別に「解決へのヒント」をお書きしてゆきたいと思います。



まず初めに、(前回でも触れましたが)
対人関係で深刻な悩み苦しみを抱え続ける人の多くが、
共通点として持っている傾向としては、

①快/不快刺激に対する過敏さを有している

②人との交流を強く望む(「オキシトシン優位型」である)

※刺激に対して敏感な人は不安定になり易い、
 そして安定させる方向性として
 「GABA/セロトニン優位型」」「ドーパミン優位型」「オキシトシン優位型」
 がある、というのが私の仮説です

という事が挙げられると考えられます。



「①」については、
誰しも例えば「自分の思い通りにならない時」はむしゃくしゃする(不快)
でしょうし、

逆に、
「自分の思い通りになった時」は、気持ちが良い(快)と感じるでしょう。



そして特に快/不快刺激に対する過敏さを持っている人にとっては、
「自分の思い通りにならない時」には、強烈な不快を感じ、
「どんな事をしてでも自分の思い通りにしよう!」とするでしょう。



次に
「②」については、
オキシトシン優位型の人は他人との交流による快/不快へ
持ち前の敏感さを集中するでしょう。

ですから、
「他人から嫌われる事」や「孤独になる事」は最大の不快刺激
として受け取ってしまうのだと思います。

※「GABA/セロトニン優位型」の人は人との交流よりも、
 不快刺激のシャットダウンを望むでしょう。
 また「ドーパミン型」の人は快刺激を次々と求めてゆきますので、
 ある人との交流が絶たれても、次に快刺激をもたらす相手を探しますので、
 引きずりにくいと思います



この私の考えを踏まえて、
前回の3人のお子さんの例を考えますと、

「A子さん」の”自分の思い通り”は、
 「私が好きな人は私を好きでいて!」というものです。
 これを仮に「Aタイプ」とします。

「B男君」の”自分の思い通り”は、
 「みんな(誰一人として)僕を嫌わないで!」というものです。
 これを仮に「Bタイプ」とします。

 このタイプの人は往々にして、「みんなから好かれる”快刺激”」
 よりも「誰からも嫌われたくない・拒絶されたくない」といった
 ”不快刺激の回避”に敏感さが集中している筈です。

 それはつまり、
「相手の不快反応が自分に向けられる事が、
 自分にとっての最大の不快刺激となる」という事だと言えるでしょう。

 そうだとすれば、このタイプの人の”自分の思い通り”は
 「誰一人として自分に不快な反応を向けさせたくない」
 とも言えると思います。
 
 ※社交/社会不安等の所謂対人恐怖もこのタイプの人に多いと思います

「C子さん」の”自分の思い通り”は、
 「私を誰よりも好きになって!」というものです。
 これを仮に「Cタイプ」とします。

 このタイプの人は、恐らく「勝ち負け/上か下か/優劣/特別視」
 に対する過敏さも持っている為に、
 一番でなきゃいや(不快)という方向にも
 不快を避けて快を得ようとする”自分の思い通り”が
 存在すると考えられます。


 



次回からは、
上記のタイプ別に解決へのヒントをお書きしてゆきたいと思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行く為のヒント
②対人過敏(1)Aタイプ

 

今回からは

所謂”対人過敏”を持っている為に学校へ行けなくなっている
お子さんやその親御さんに向けて、

前回仮定したタイプ別に
「解決へのヒント」をお書きしてゆきたいと思います。






<学校へ行く為のヒント②対人過敏(1)Aタイプ>

前々回お書きしたA子さんの例の様に、

「私が好きな人は私を好きでいて!」という事に”強い欲求”を持っている人は

常に「相手が私の事を好いていてくれているか?」
に持ち前の敏感さが集中しているでしょう。



そして、
少しでも「好いてくれていないのでは?」という徴候を感じた時には
不快刺激がMAXになって、学校に行けなくなる事もあると思います。



そんなタイプの人はどうすれば良いのでしょうか?

以下にそのヒントをお書きしたいと思います。






①自分と傷ついた”部分”を分ける(俯瞰する)



「私=傷ついた」となっちゃうと、自分では心の傷に対処不可能になり、
「誰か助けて!」となるでしょう。

ところが、親や誰かに話した所で、
「気にし過ぎよ!」とか「世の中そんなにうまく行かないものよ」
等と言われると

「誰もわかってくれない」絶望感に陥るか、
「そんな事気にする私がおかしいのか?」
等と自己否定してしまうでしょう。

或いは、
「どうせ誰もわかってくれない」と、
誰にも気持ちを出せずに独りで抱え込んで悩み苦しみ続けるでしょう。



ですから、
「私が好きなあの子が私を好いてくれてない!」と感じているのは、
自分の中の可愛い駄々っ子だと思ってみませんか?



そして、
その子に「理想主義ちゃん」とか「愛されたいちゃん」
等とピッタリくる名前をつけてあげましょう。






②傷ついた部分を癒してあげる

傷つき泣き叫んだり、落ち込んでる”その子”が胸の中に居るとイメージし、
”自分”が理想のママになったとして、癒してあげましょう。



例えば

「あの子の事好きだったよね。そして、あの子もあんたの事を
 好いてくれてたよね。なのに嫌われたと思って辛かったよね。
 苦しかったよね。

 私はあなたがどんな子でもず~っと大好きだよ。
 あなたが少しでも楽になる為に何でもしてあげたい。
 どうして欲しい?」



(ギュッ、としてナデナデして!)



(”その子”が落ち着くまで、何度もそれをしてあげる)

等々。






③今、自分に向けられている愛情を感じる

(「嫌われた」と感じているその子程は大好きでなくても)
自分が好きだと感じている人や動物や物の中で、
「私に愛情を向けてくれている」と感じている人(や動物・物)
できるだけ沢山思い浮かべましょう。



例えば、

「ママの事はちょっとは好きだけど、いつも心配してくれたり、
 私の事をわかってくれない時もあるけど、愛情は感じる。

 それと、お祖母ちゃんは大好きで、月1回逢いに行った時には
 メッチャ愛情を感じる。

 クラスのしおりちゃんもいっつも親切にしてくれる。

 飼っている猫のミーも、毎晩布団に潜りこんできてくれる。

 通学路の途中の家のワンちゃんも、私が通ったら、
 いっつも挨拶しに寄ってきてくれる。

 それにそれに、幼稚園の頃から一緒に居るクマのぬいぐるみの
 ぷーさんも、私の事をいつも慰めてくれている・・・」

等々。






④敏感さを他者(人・物・動物)からの愛情に向け続ける

上の「③」で、
自分に愛情を向けてくれていると感じられる他者(人・物・動物)
の存在に気が付けば、

今迄その人(や動物、物)から受けた愛情を過去から遡って
一つ一つ思い出してみましょう。

そして、
今後もその人(動物・物)からの愛情に敏感さのベクトルを向けて、
それを感じる度に、上の「①」で名付けた自分の中の可愛い駄々っ子に
伝えてあげましょう。




「ほら、ママがまたあなたの好きなクリームシチューを作ってくれたよ!
 ぷーさんやミーは昨夜もまた一緒に寝てくれたよ。

 お祖母ちゃんが心配して、お手紙とプレゼントを贈ってくれたよ!

 それにそれに・・・・

 だからあなたは好きな人みんなに愛されているよ。」

等々。





 
次回は、
対人過敏から来る苦しみで学校へ行けなくなった人の中で
例に挙げた「B男君」のタイプの人に向けて、
解決へのヒントをお書きしたいと思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行く為のヒント
②対人過敏(2)Bタイプ

 

今回は

所謂
”対人過敏”を持っている為に学校へ行けなくなっているお子さんの中で、
以前の例で挙げた「B男君」の様な「Bタイプ」の人に向けて
「解決へのヒント」をお書きしたいと思います。






<学校へ行く為のヒント②対人過敏(2)Bタイプ>

以前お書きしたB男君の例では、

「みんな(誰一人として)僕を嫌わないで!」
という事に”強い欲求”を持っている人は、

常に
「誰からも嫌われない様にしよう」
「誰一人として自分に対して不快な反応を見せない様に
 コントロールしよう!」



「その為には(我を出さずに)相手に合わせて、
  常に相手の不快な表情や言動・雰囲気を注意し続けて、

  相手の不快を取り除く為に、
  自分が相手にどう思われているか?を意識し、
  自分の視線や表情・容姿、話し方や話す内容等を
  常にチェックし続けなきゃ!」

という事に持ち前の敏感さが集中しているでしょう。



そうだとすれば、以前お書きした通り、

「相手の不快反応が自分に向けられる事が自分にとっての最大の不快」
になるでしょうから、
最大限相手に合わせ続けて

「自分が相手に不快を与えていないか?」
と、常に
「自分が相手にどう映っているか?どう思われているか?」
敏感さを集中し、

自分にとっての快/不快といった感情を後回しにし、
常に自分をチェックし続けるでしょう。



言わば、相手の感情を自分がコントロールしようとする訳ですから、
うまく行かず、視線恐怖脇見恐怖等の所謂対人恐怖になる事もある
でしょう。



そんなタイプの人はどうすれば良いのでしょうか?

以下にそのヒントをお書きしたいと思います。






①相手の不快反応を観察し、”コントロール願望”を弱める

例えば、
自分が属するクラスや班、部活などのグループに中で、
そのグループのメンバーが”自分以外”が原因で不快になっている場面
をチェックしてゆきましょう。



例えば、

「ヒロトが”推し”のアイドルの話をしている時に、
 ユウスケはつまらなさそうにしている。

 それを感じたヒロトは”なんだよ、ユウスケ!あの娘を可愛いと
 思わないのか?!”と不満そうに言ってる」

「カズヤは”あいつまた宿題を沢山出しやがった!”と担任に怒っている」

「コージは”また部活が体育館でのトレーニングだ・・・
 うっとおしい雨だな!”と不機嫌になっている」



こういった「自分側で相手の感情をコントロールできない」
という場面を数多く拾い出してみましょう。






②第三者視点での観察

クラスやグループの中で、
「自分と似たタイプ」(つまり相手の感情をコントロールしようとしてる人)
をまず見つけましょう。



そして、
その人の”作戦”がうまく行っているのか?どうか?
を観察してゆきましょう。



例えば

「同じ部活のハヤタは、いっつも周りに合わせて自分の意見を言わず、
 顔色ばかり窺ってみんなの機嫌を取る事に必死になってる様に感じる。
 僕と似てるかも?」



「でも僕から見たら、結構みんなハヤタに冷たいし、なんかハヤタを
 馬鹿にしてる目で見てる人もいる。・・・嫌だなあ
 ハヤタは必至なのに、努力が報われずに可哀相だ。」

等々。






③自分の感情を取り戻す

上の「①」「②」をやり続ける事で、

「多くの人達が自分の感情を素直に出しているけど、嫌われていない事」

「相手の感情(特に不快反応)をコントロールするのは難しい事」

が感じられれば成功です。



そうなれば、

自分の感情''(快/不快、好き/嫌い、等)を取り戻してゆきましょう。''



まずは手始めに、お家の中で
「快/不快」「好き/嫌い」「したい/したくない」「言いたい/言いたくない」
「こうして欲しい/欲しくない」「こう言って欲しい/欲しくない」
等の自分の感情を感じて

それを出しやすい相手から少しずつ出してゆきましょう。



「お母さん、ゴ、ゴメン、ミソ汁が少ししょっぱいんだけど・・・」

「綾香(妹)、悪いけ、お兄ちゃん宿題やってるから、もう少し静かに
 してくれないか?」等々。



次に、
学校のグループのメンバーを思い浮かべて
「好きな子/好きじゃない子/どっちでもない子」
に分けていきましょう。



そして、
「好きな子」が快になるだろう事で、
自分にとってもそれをする事が快である事を
(もし顔を合わせる機会があれば)やってみませんか?



例えば

「グループの中で、シンイチロウは優しくて一番好きだ。

 だから今までは、特に彼が不快にならない様に、
 気を遣って合わせてしまい、自分から何かを言う事もなかった・・・

 でも彼に気を遣う事は、したい事ではないなあ。

 彼にとって快で、しかも僕にとっても快な事は?・・・

 そうだ!今度学校に行ったら、今迄の恩返しがしたいな。
 一つでいいから彼に親切にしてあげよう。」
等々。






次回は、

対人過敏から来る苦しみで学校へ行けなくなった人の中で

以前例に挙げた「C子さん」のタイプの人に向けて
解決へのヒントをお書きしたいと思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行く為のヒント
②対人過敏(3)Cタイプ

 

今回は

所謂”対人過敏”を持っている為に学校へ行けなくなっているお子さんの中で、

以前の例で挙げた「C子さん」の様な「Cタイプ」の人に向けて

「解決へのヒント」をお書きしたいと思います。






<学校へ行く為のヒント②対人過敏(3)Cタイプ>

以前お書きした「C子さん」の例では、

「私を誰よりも好きになって!」

「私が好きな人は私以外を好きにならないで!」

「私が好きな人は私を一番に思ってくれなきゃ嫌だ!」

「私を特別扱いして!」

という事に”強い欲求”を持っていると言えるでしょう。



こういったタイプの人は、

持ち前の快/不快への敏感さが対人交流に強く出て(オキシトシン安定型)

しかも同時に
「勝ち負け/上か下か/優劣/特別視」といった事柄への快/不快にも敏感
であると考えられます。



そんなタイプの人はどうすれば良いのでしょうか?

以下にそのヒントをお書きしたいと思います。






①自分と傷ついた”部分”を分ける(俯瞰する)

「私=傷ついた」となっちゃうと、自分では心の傷に対処不可能になり、
「誰か助けて!」となるでしょう。



ところが、
親や誰かに話した所で、
「気にし過ぎよ!」
とか
「なんてワガママなの?!」
等と言われると

「誰もわかってくれない」絶望感に陥るか、
「そんな事気にする私がおかしいのか?」等と自己否定してしまう
でしょう。



或いは、
「どうせ誰もわかってくれない」と、誰にも気持ちを出せずに
独りで抱え込んで悩み苦しみ続けるでしょう。



ですから、

「私は特別よ!私が好きな人は私を一番に思ってくれなきゃ嫌だ!」
と感じているのは、
自分の中のプライドの高い可愛い駄々っ子だと思ってみませんか?



そして、
その子に「姫」とか「欲張りちゃん」
等とピッタリくる名前をつけてあげましょう。






②傷ついた部分を癒してあげる

傷つき泣き叫んだり、落ち込んでる”その子”が胸の中に居るとイメージし、

”自分”が理想のママになったとして、癒してあげましょう。

例えば

「あの子に一番に思われたかったよね。
 なのに、あなたが一番じゃないと感じて辛かったよね。
 苦しかったよね。

 私はあなたがどんな子でも一番大好きだよ。
 あなたが少しでも楽になる為に何でもしてあげたい。
 どうして欲しい?」

(ギュッとしてナデナデして!、そして一番好きだよと何度も言って!)



(”その子”が落ち着くまで、何度もそれをしてあげたり言ってあげる)

等々。






③立場を入れ替えて自分を客観視する

「もし私がはるかで、はるかが私だったとしたら・・・
 私が他の人と仲良くするのは私の自由だし、
 だからと言ってはるかの事は好きだよ。

 でも、はるかが許さないのは、しんどいな。

 あんまりしつこいと、私の自由を奪われるのは嫌だな、
 と距離を取っちゃうだろうな」

等。






④自分が特別である、一番である証拠集め

「パパは私にデレデレで、お兄や弟より、私の事が好きだ。
 親戚の叔母さんも女の子が欲しかった様で、私に甘い。」



「部活の中では、後輩のユリは私に憧れて尊敬してるみたいだし、
 きっと同じ3年の中では私が一番好きな筈だ。」



「勉強は一番じゃないけど、
 絵画コンクールでは、いっつも賞を取ってる私。」

等々。






⑤今後特別・一番になりたいもの

「同じ”推しメン”が好きなケイコは私より彼のスケジュールに詳しいし、
 グッズも沢山持ってる・・・悔しい!」



「クラスのサラは可愛いし、ファッションセンスもよくて
 男子人気も一番だ!ムカつく!」



「高校生になったら、みんながうらやむ様な
 学校で一番のイケメンを彼氏にするぞ!・・・ぜったい!」

等々。






⑥それを叶える為に、今から自分がやるべき事

「高校生になったらバイトして、
 沢山ライブへ行って、グッズもそろえよう!」



「とことん美容やファッションに拘っていって、
 アイドルになってちやほやされたい!そして世界一の男をゲットしたい!」



「そうだ!アイドルしながら美大に行って、
”絵が一番うまいアイドル”もいいかなあ・・・
 人気が出たら作品が売れて、それで喰って行けるかも?」



「その為には?・・・ボーカルやダンス、絵画も習わなきゃ!
 やっぱ、バイトで稼ぎまくらなきゃ!
 足りなきゃ。パパにねだってお金出してもらおう。」

等々。






次回からは、

”心的過敏”とも言うべき、感情的な快/不快への過敏さを持っている為に

学校へ行けなくなっているお子さんのケースをお書きしてゆきたいと思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行けない人へ
③心的(快/不快感情の)過敏~3つのタイプ

 

生まれつき、或いは育った環境的な要因で、
”感覚過敏”を持ったお子さんは、

感情的な快(安心・落ち着く・心地良い・楽しい・嬉しい・ワクワク等)

不快(自分にとっての快が得られない等)に対して、
特に敏感である人も居らっしゃると思います。



こういった感情的な快/不快に極めて敏感なお子さんにとっては、

普通の(そこまで過敏ではない)人にとっては、

「あ~嫌だな・・・けど、我慢するしか仕方ないなあ」
と感じられる不快刺激(⇒不快感情)でも、
耐えられないレベルになってしまう事も多々あると思います。



そして、
この様な”心的過敏”とも言うべき傾向をお持ちのお子さんが、
不快感情を回避する方向性としては、

私が思うに大きく分けて3つの型(タイプ)があると考えております。
(以前から何度もお書きしておりますが)



それは、



①「S型」



 感情的な快/不快に極めて敏感なお子さんが、不快感情を回避する
 戦略として、主にGABAやセロトニン等の抑制性の神経伝達物質
 を利用し、不快刺激のシャットダウンの方向へ向かう

 例:誰とも会わずに部屋に引きこもる、等。






②「D型」



 感情的な快/不快に極めて敏感なお子さんが、不快感情を回避する
 戦略として、主にドーパミンや(ノル)アドレナリン等の
 興奮性の神経伝達物質を利用し、

 不快刺激(⇒不快感情)を快刺激や(⇒快感情)やより強い刺激に置き換える

 例:夜通しゲームをする、リストカットする、キレる、等。

 細かく分けると、
  ジェットコースター等は「恐怖」(ノルアドレナリン)
   ⇒「楽しい!」(ドーパミン)の流れでしょうが、

  お化け屋敷は、「不安」⇒「恐怖」(ノルアドレナリン)
   ⇒「友達と一緒に怖がる」(オキシトシン)
   ⇒「外に出てホッとする」(GABA、セロトニン)
   という複雑な場合もありますが、

   要するに、日常生活で感じている不快刺激(⇒不快感情)を、
   より強い刺激を持ってきて脳を過覚醒状態に持ってゆく事で回避し、
   感情の安定を図るという事だと思います。

   こういったタイプの人は刺激が無い事がストレスになり易く、
   強い刺激を得る為に、キレたり喧嘩を吹っかけてくる事もあるのでは?
   と思います






③「О型」



 感情的な快/不快に極めて敏感なお子さんが、不快感情を回避する戦略
 として、主にオキシトシン(愛着や絆を司る神経伝達物質)を利用し、
 他人との交流で不快刺激(⇒不快感情)を回避し、感情の安定を図る

 例:母親等にべったり甘える、等。






そして私の推論ですが、

この「S型」「D型」「О型」の3つは、
どれか一つだけ持っている訳ではなく
(例えば「S型」=60%、「D型」=30%、「О型」=10%、等)、

お子さんによって生まれつき「一番感情が安定する比率/割合が決まっている」
のだと考えています。






次回からは、

”心的過敏”とも言うべき、感情的な快/不快への過敏さを持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんと親御さんに向けて、

このタイプ別に例と解決へのヒントをお書きしてゆきたいと思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行けない人へ
③心的過敏(1)S型の例

 

今回からは、

”心的過敏”とも言うべき、感情的な快/不快への過敏さを持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんと親御さんに向けて、

前回お書きした、不快刺激(⇒不快感情)を回避する方向性の違いを基に
私が分類したタイプ別に、その例と解決へのヒントをお書きしてゆきたい
と思います。






<学校へ行けなくなったお子さんの例(1)S型>

◎S子さんの例(S型=セロトニン安定型)

「中学1年生のS子さんは、真面目で大人しい性格で、
 勉強もよくできて親御さんにとっては自慢の長女でした。

 親御さんの勧めで中学受験をし、
 家から少し離れた有名な中学へこの春入学しました。

 S子さんは、入学して一、二週間は、片道2時間の電車通学、
 山ほど出される宿題を必死でこなしていましたが、

 家でもどんどん口数が減ってゆき、笑顔も見られなくなってきました。

 心配した母親”大丈夫?しんどくない?”と訊いても、
 ”大丈夫・・・”と暗い顔で答えるS子さんでした。

 ただ、”私、この前のテストでまた学年順位が下がっちゃった”
 という言葉が母親には引っ掛かりました。

 訊けば、競争心やライバル心を強めようという意図なのか、
 小テストでさえクラスの順位を皆の前で公にする様な学校の方針があった
 様です。

 やがてS子さんは家で全く話さなくなり、学校から帰るとご飯もそこそこに
 すぐに自室へ引き籠る様になりました。

 そしてとうとう夏休み明けから学校へ行けなくなりました。

 S子さんは、今では一日中自室の布団の中に潜り込んでいて、
 食事も自室で採る様になり、家族の誰とも会わない様に生活しています。」






<解説>

上の例では、

”今”のS子さんの状況から想像すると、
不快刺激どころか刺激全般を回避しようとしている様に感じられます。



もしそうなら、
恐らくS子さんは、私が仮定した「S型」

つまりGABAやセロトニン等の抑制性の神経伝達物質を利用し、
不快刺激の回避/シャットダウンの方向へ向かう事で心の安定を図っている、
と言えると思います。



もし、S子さんがそういう傾向を持っていたとすれば、

恐らく

・幼馴染等、友達が居ない全く新しい環境(中学校)への変化
 =(不快)刺激



・長時間の電車通学
 =(不快)刺激



・山ほどの宿題を決められた期限までにこなす
 =(不快)刺激



・競争心(勝ち負け/優劣/上か下か)を煽られる
 =(不快)刺激



等を持ち前の敏感さで強く感じ

刺激過多が絶えられないレベルになったのでは?と想像できます。






もし、これらの私の推察が正しければ、

S子さんの様な「S型」の人やその親御さんはどうすれば良いのでしょうか?



次回は、

私が考えるその解決へのヒントをお書きしたいと思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行けない人へ
③心的過敏(1)S型の解決のヒント

 

今回は、

”心的過敏”とも言うべき、感情的な快/不快への過敏さを持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんの中で、

前回のS子さんの例の様にGABAやセロトニン等の
抑制性の神経伝達物質を利用し、
不快刺激の回避/シャットダウンの方向へ向かう事で心の安定を図るタイプ

つまり私が言う所の「S型」のお子さんやその親御さんに向けて、
解決へのヒントをお書きしたいと思います。






<学校へ行けなくなったお子さんの解決へのヒント(1)S型>

S子さんの例(S型=セロトニン安定型)

①子供にとっての心的な不快刺激(不快感情)を減らす工夫

前回お書きした「S子さん」の例では、

恐らく彼女は私が仮定した「S型」

つまりGABAやセロトニン等の抑制性の神経伝達物質を利用し
不快刺激の回避/シャットダウンの方向へ向かう事で心の安定を図っている
と考えられます。



そうした場合、

自室に引きこもってしまっている彼女は、
「行きたくもない学校に行かせやがった、ママの事許さない!」
とか
「宿題沢山出しやがって、こうなったのはあの担任のせいだ!」
等と、
親や他人を責める「他責思考」にはなりにくいと思います。



何故なら、

抑制性の神経伝達物質が働いて引き籠っている訳ですから、
”敵”を仮定した「他責」に必要な(ノル)アドレナリン等の
興奮性の神経伝達物質は抑制されると考えられるからです。



だとすれば、

恐らくS子さんの心の中では、
「ママの期待に応えられない私なんて、居ない方がいい・・・」
とか
「本当に私はダメ人間だ・・・消えてしまいたい」
等といった、
「自責」「自己否定」が渦巻いている事の方が多いでしょう。



そうした時に親御さんとして注意した方が良い事としては、
「あなたの事が心配」とばかりに仕事を休んでべったり家に居て
「大丈夫?」と声を掛けたりするのは逆効果になる事もあると思います。



何故なら、
親のそういった言動が子供にとって”刺激”となり、

「ママに心配掛けてる私は本当にどうしようもない」
とか
「ママに迷惑かけてしまってる私なんて必要無い」
等と、
益々自責・自己否定が強くなる怖れがあるからです。



もしそうだとすれば、
親御さんはどうすれば良いのでしょうか?

私の考えでは、
「できるだけ刺激を与えずに子供が自己肯定出来る様にもってゆく」
という事だと思います。



たとえば、
お子さんに手紙を書いて「あなたが学校行ってようが、行ってなかろうが、
そんな事は関係なく大切だよ」
等の無条件の愛情が伝わる内容を書いたり、

お子さんが幼い頃から今迄の間で
「この子が居てくれて良かった!助かった!」
と感じたエピソードを書き並べて

「ママの子に生まれて来てくれて有難う!」
等と感謝も書き綴るのも良いと思います。



そしてその手紙を部屋の外に置いた食事のお盆に沿えておく
のもよいでしょう。






②子供にとっての不快刺激を回避する時間/空間を増やす工夫
                       (環境調整)

まず、
お子さんが「S型」では?と感じられる場合、

親御さんは、
「子供にとっての不快刺激は何だろう?」
と想像する事から始めてみましょう。



例えば、
前回の「S子さん」の例では、

・知り合いのいない新しい環境

・長時間の電車通学

・山ほど出される宿題

・競争心を煽られる事

等が彼女にとっての不快刺激と想像されます。



そして、
それを極力排除する方向で
ご夫婦で話し合ったり、学校に相談したりしてみましょう。



例えば、

・学校側と話し合った結果、新学期から「特進コース」から
 もう少し”緩い”別のコースへ移る事も可能になった

・パートのシフトを変えてもらえば、
 母親が車で娘を送迎する事もできそう

・幼馴染が居る近くの公立通学校に通わせる事も夫婦で検討した

・夫婦でフリースクールの資料を取り寄せて、
 娘に合いそうな所を何カ所かピックアップした

等々。



そうした準備が整えば
「あなたも”これから私はどうなっちゃうんだろう?”と心配だと思うけど、
 今後はこういった選択肢があるよ」それらを提示した手紙を書いて
お子さんに選んでもらう、
等。

次回からは、

”心的過敏”とも言うべき、感情的な快/不快への過敏さを持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんの中で、

「D型」(不快感情を回避する戦略として、
主にドーパミンや(ノル)アドレナリン等の興奮性の神経伝達物質を利用し

不快刺激(⇒不快感情)を快刺激(⇒快感情)やより強い刺激に置き換える)
と思しき''お子さんの例と解決へのヒントをお書きしてゆきたいと思います。''

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行けない人へ
③心的過敏(2)D型の例

 

今回からは、

”心的過敏”とも言うべき、感情的な快/不快への過敏さを持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんの中で

「D型」(不快感情を回避する戦略として、
主にドーパミンや(ノル)アドレナリン等の興奮性の神経伝達物質を利用し、

不快刺激(⇒不快感情)を快刺激(⇒快感情)やより強い刺激に置き換える、
と思しきお子さんの例と解決へのヒントをお書きしてゆきたいと思います。






<学校へ行けなくなったお子さんの例(2)D型>

D男君の例(D型=ドーパミン安定型)

「中学2年生のD男君。勉強が苦手なのか、
 1年生の時には授業中は友達と話したり騒いだり、
 ノートに落書きをしている事が多かった。

 それでも野球が好きで、部活の練習だけは熱心にやっていた。

 学年が変わって新しい担任は厳しい人で、
 そんな彼を”このままでは社会で通用しないぞ!”
 等と、厳しく叱る事が多くなった。

 そして、夏休み明けから朝母親が起こしても
  ”しんどい”と、学校を休む日が増えて来て、
 そのうちに殆ど行かなくなってしまった。

 但し、土曜日の部活の練習だけは参加する事もよくあり、
 体育大会や文化祭、校外学習には参加したりしていた。

 そんな息子の姿を見たご両親は、
 ”あんた、行こうと思ったら行けるんじゃないの?!
 サボらずに行きなさい!”と登校を促したが、

 ”うるせえ、ババア!”とキレて物を投げつける様になった。

 しかも深夜遅くまでスマホゲームに熱中する姿を見たお母さんは、
 ”きっと、ゲームのせいで起きられないんだわ!”とスマホを取り上げると、
 D男君は母親を突き飛ばし、怪我を負わせてしまった。」





 
<解説>



上の例では、

状況からD男君

①快/不快刺激に極めて敏感である

勉強が嫌いな子にとっては、勉強を強いられる事や叱られる事は
誰だって不快刺激となるでしょう。



ところが、生まれつき快/不快刺激に極めて敏感なお子さんの場合は、
それが耐えられないレベルになる事もあるでしょう。

(勿論、環境因から来る”耐性の問題”も考えられますが、
 その可能性は別の機会に譲ります)






②不快刺激を回避するパターンが
 「D型(=ドーパミン安定型)」である

D男君の場合、

不快刺激を回避する戦略が、

「友達と話す」(快)

「落書きする」(快)

「好きな部活や学校行事に参加する」(快)

「ゲームに熱中する」(快)

等、

快刺激を満たす方向に偏っている事、



快刺激を妨げようとする担任へは逃走反応(授業を休む)が生じ、
母親へは闘争反応でキレる、
といった事柄から

恐らくD男君は、
私が言うところの「D型」(不快感情を回避する戦略として、
主にドーパミンや(ノル)アドレナリン等の興奮性の神経伝達物質を利用し、
不快刺激を快刺激や、より強い刺激に置き換える事で不快感情を安定させる
タイプ)である、

と想像されます。






もし、
これらの私の推察が正しければ、

D男君の様な「D型」の人やその親御さんはどうすれば良いのでしょうか?

次回は、
私が考えるその解決へのヒントをお書きしたいと思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行けない人へ
③心的過敏(2)D型の解決のヒント

 

今回は、

”心的過敏”とも言うべき、感情的な快/不快への過敏さを持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんの中で、

前回のD男君の例の様に
主にドーパミンや(ノル)アドレナリン等の興奮性の神経伝達物質を利用し、

不快刺激を快刺激や、より強い刺激に置き換える事で
不快感情の安定を図るタイプ、
つまり私が言う所の「D型」のお子さんやその親御さんに向けて、

解決へのヒントをお書きしたいと思います。






<学校へ行けなくなったお子さんの解決へのヒント(2)D型>

D男君の例(D型=ドーパミン安定型)

①子供にとっての心的な不快刺激(不快感情)を減らす工夫

前回お書きした「D男君」の例では、
恐らく彼は私が仮定した「D型」

つまり
主にドーパミンや(ノル)アドレナリン等の興奮性の神経伝達物質を利用し、
不快刺激を快刺激や、より強い刺激に置き換える事で
不快感情の安定を図るタイプであると考えられます。



そうした場合、
叱ったりたしなめる事は更なる不快刺激を与える事になり、

叱る⇒益々不快を感じてキレル⇒益々叱る⇒不快刺激がMAXになり、
爆発(大暴れ等)する事に繋がる危険性があるでしょう。



ですから、
こういったタイプのお子さんには、
子供にとっての不快刺激を減らしてゆく工夫が必要だと思います。



例えば、

母親
「あんた!ゲームばっかりして時間を無駄にして・・・
 お母さんはあんたは野球の才能があると思ってるんだから、
 そんな暇があるんだったら、寝る前にバットの素振りでもしてきなさい。

 それに、私はあんたの足の速さは凄いと思ってるんだから、
 朝起きてランニングしたらもっと盗塁に磨きがかかるかもよ!」

等と言ったり、

(担任の先生にも事情を説明しておいて)
担任
「おい、木下!お前がうるさいから真面目に授業を聞きたい子達は
 迷惑してるんだぞ!だから騒ぐんだったら外へ行って素振りでもして来い!」

等と言ってもらったりして、

注意するにしても極力D男君にとっての不快刺激を減らす(少なくとも
増やさない)方向の方が良いと思います。






②子供にとっての快刺激を増やす

ここで一度考えて頂きたい事は、
誰しも報酬が待ってるから我慢できる訳です。



例えば、
好きでもない仕事(不快刺激)を我慢して続けられるのは、
給料という報酬(快刺激)が必ず得られるからです。



そして
特に「D男君」の様な「D型」のお子さんはその部分がとても敏感な訳です。



ですから、
「脅し」「恐怖」といった不快刺激で無理やり従わさせるのではなく、
「褒める」「報酬を与える」等の快刺激を用意して従わせる
方がスムーズにゆくでしょう。



例えば(親御さんが”息子はゲーム依存では?”とご心配な場合)

母親
(ゲームの時間を減らす目的で)
 あんた、今夜寝る前に素振りを30分して、
 明日の朝30分ランニングしたら、その場で小遣い〇00円あげる!」



或いは
「部活だけでも1週間毎日言ったら、小遣い〇00円あげる!」

「〇〇を1か月間毎日続けたら、
 あんたが欲しがってた大谷モデルのグローブ買ってあげる」等。

更には先生ご主人も巻き込んで子供を褒めてもらう

例えば、
部活の先生と連絡を取り合って、お子さんが得意な部分を任せてもらう

「木下、お前は普通考えつかない様な、みんなが楽しめる様な練習方法
 を考えるのが得意だよな。

 今度来る時までにみんなが楽しんでできる様な
 練習メニューを考えておいてくれないか?」

等と言ってもらい、

それを準備して来たら、みんなに感謝してもらう様に取り計らってもらう。



母親
「あんた、勉強は嫌いだろうけど、
 今週は3日でいいから頑張って授業受けたら、
 お父さんがドームの試合に連れてってくれるって!」


「お前、今日は頑張って授業受けたみたいだな!
 お父さんも昔は嫌な事から逃げる事も多かったけど、よく頑張ったな!

 それに野球は熱心に練習してるようだな!お父さんは学生時代、
 夢中に頑張ったものが無かったから、俺より大物になるんじゃないか?」

等々。






次回からは、

感情的な快/不快に極めて敏感なお子さんが、
不快感情を回避する戦略として、

「О型」=主にオキシトシン(愛着や絆を司る神経伝達物質)を利用し、
他人との交流で不快刺激(⇒不快感情)を回避し、感情の安定を図る、
と思しきお子さんの例と解決へのヒントをお書きしてゆきたいと思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行けない人へ
③心的過敏(3)О型の例

 

今回からは、

”心的過敏”とも言うべき、感情的な快/不快への過敏さを持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんの中で、

主にオキシトシン(愛着や絆を司る神経伝達物質)を利用し、
他人との交流によって、不快刺激から来る不快感情を回避し、
感情の安定を図る「О型」と思しきお子さんの例と解決へのヒント
をお書きしてゆきたいと思います。






<学校へ行けなくなったお子さんの例(3)О型>

О子さんの例(О型=オキシトシン型)

「中学3年生のО子さんは明るく社交的で、テニス部でもキャプテンを務め、
 後輩の面倒見も良く、下級生からも慕われていました。

 3年生になってから、部活の仲の良い子がクラスに一人も居なくなって、
 母親に愚痴っていましたが、それでも休み時間や放課後は別のクラスの
 部活の仲間の所へ行っていた様で、毎日友達との楽しい出来事を
 母親に報告していました。

 やがて部活を引退して、仲間達も受験勉強一色のモードになり、
 放課後に彼女達とつるむ事も無くなってきました。

 その頃からО子さんは元気が無くなり、
 仕切りに母親に勉強の成績や受験への不安を口にする様になりました。

 母親”心配し過ぎよ!あんたの実力なら大丈夫だって”と極力笑顔で
 娘の不安を打ち消そうと試みていました。

 今迄は、それですぐに笑顔が戻っていたのですが、
 今回はそうは行かず、段々とО子さんから笑顔が見られなくなりました。

 やがてО子さん”勉強しなきゃいけないけど、頭に入らなくなっちゃった”
 とうつっぽくなってゆき、学校も休みがちになりました。」





 
<解説>

上の例では、

状況からО子さん



①快/不快刺激に極めて敏感である



О子さんは、「勉強しても頭に入らない」等といった
抑うつ状態に至る過剰な反応が生じている所から

居場所が無くなる事受験や学校の成績への不安といった
不快刺激に極めて敏感であると想像されます。






②不快刺激から来る不快感情を回避するパターンが
 「О型(=オキシトシン安定型)」である

О子さんの場合、

「仲間と一緒に居る」(快)

「母親に甘える」(快)

等、
他人との交流によって不快感情を回避する方向性を有している
と考えられます。



恐らくО子さんは、私が言うところの「О型」

つまり
主にオキシトシン(愛着や絆を司る神経伝達物質)を利用し
他人との交流で不快刺激(⇒不快感情)を回避し、感情の安定を図るタイプ
である、と想像されます。



ところが、部活の引退、受験等で、仲間と交流する機会が失われ

おまけに母親もその悩みの深刻さをわかってくれないと感じ
(勿論、お母さんの対応に問題がある訳では無いのですが)
感情の安定が図れなくなってしまったのでは?と考えられます。






もし、これらの私の推察が正しければ、

О子さんの様な「О型」の人やその親御さんはどうすれば良いのでしょうか?



次回は、私が考えるその解決へのヒントをお書きしたいと思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行けない人へ
③心的過敏(3)О型の解決のヒント

 

今回は、

”心的過敏”とも言うべき、感情的な快/不快への過敏さを持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんの中で、

前回のО子さんの例の様に
主にオキシトシン(愛着や絆を司る神経伝達物質)を利用し
他人との交流で不快刺激(⇒不快感情)を回避し感情の安定を図るタイプ

つまり私が言う所の「О型」のお子さんやその親御さんに向けて、
解決へのヒントをお書きしたいと思います。






<学校へ行けなくなったお子さんの解決へのヒント(3)О型>

О子さんの例(О型=オキシトシン安定型)

①子供にとっての心的な不快刺激(不快感情)を減らす工夫

まず、
子供に精神的な”安全基地”を確保する事で不安の軽減を図りましょう。

О子さんにとっての安全基地はお母さんと思われます。



ただ、
普段の明るいО子さんが、そこまで敏感であるとは
流石のお母さんでも気づかないかも知れません。



ですから、
「この娘は実はとってもデリケートなのかも知れない」と認識し

丁寧に共感し、不安を和らげてゆくといった愛着の絆を深めてゆく事
が役に立つと思います。



「ママ、この前の模試で〇〇高校はC判定だった・・・
  受からなかったらどうしよう・・・」



「Cになっちゃったから不安なんだよね」(と、肩を抱き寄せる)



「もし、受からなかったら私どうなっちゃうの?」



「大丈夫、大丈夫。万が一の時は第二志望の学校でも
  テニスは続けられるでしょ?」(と頭を撫でる)



「でも、第二志望の△△高校は学費が高いし・・・」



「そんな事を気にしてくれてるんだね!有難う。
  でもパパと話したんだけど、パパも”お金の事よりも
  О子がどの学校へ行こうが、元気で伸び伸びとしてくれれば
  それが一番だ”と言ってたし、ママもパパと同じ意見よ」



「ママ、本当?」



「何言ってるの?あなたはママとパパにとっては、一番大切な娘
  だからね」(と、笑顔でハグ)



等々。






②子供にとっての快刺激を増やす

О子さんがオキシトシン安定型の「О型」とすれば、
彼女にとっての”快”を感じる人と一緒に居る時間を増やす工夫
役に立つと思います。

・母が一緒に居る時間を作り、一緒に出掛けたり息抜きさせてあげる



・部活の顧問の先生にお願いし、短時間でも後輩の指導等で、
 顔を出す事を許可してもらう



・部活の仲間達と一緒に居る時間を増やす

 例えば、
 親同士、子同士が合意すれば、一緒に勉強したり、
 たまに集まって息抜きに出掛けたり(なるべく勉強の話題を避けた
 楽しい会話)する



・塾等、学校以外での他人との交流を深めてゆく

 志望校が同じとか、他の学校の同じ部活、比較的よく話す子等が
 塾に居れば、一緒に勉強したり、息抜きしたりする時間を作る、



等々。






次々回からは、(対人不安以外の)「不安過敏」についてお書きしたい
と思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行けない人へ
④不安過敏(1)予期不安

 

今回からは、

”不安過敏”とも言うべき

「不安」(確定していない未来に起きるであろう、ネガティブな結末
 を想像した時に生じる不快感情)に対する過敏さを持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんの中で、

「予期不安/恐怖」が強いと思しきお子さんの例と解決へのヒント
をお書きしてゆきたいと思います。






<学校へ行けなくなったお子さんの例④不安過敏(1)予期不安型>

Y子さんの例(予期不安型)

「中学2年生のY子さんは、大人しく生真面目な性格で、
 長女として弟妹の面倒を見たり、シングルマザーの母親に気を遣って
 家事全般を手伝う様な優しい一面も持っていました。

 学校では美術部に属していて、
 彼女が描いた絵がコンクールで賞を取ったり、才能豊かな面も評価され、
 3年生が引退後は部長を任される様になりました。

 ただ、彼女は人前で発表したり本を朗読したりするのが苦手で、
 丁度半年くらい前のホームルームの時間に、
 担任”Y子さんの意見はどう?”と、意見を求められたのですが、
 突然の事に彼女は頭が真っ白になり、黙り込んでしまいました。

 そんな彼女をクラスの男子たち”Y子、顔が真っ赤だぞ!
 日本語がわからないのか?!”等とはやし立てました。

 その時からY子さんは、”また先生に当てられたらどうしよう?”
 とか
 ”顔が赤くなったり声が震えているのに気づかれたらどうしよう?”
 等と、
 授業中やホームルームの時間は常にこういった予期不安にさいなまれ
 続けました。

 そしてこの前の授業での発表の時に、
 同じように言葉に詰まって赤面した彼女をクラスの何人かがはやし立て
 同じ部活の女子もクスクス笑っている事に気が付きました。

 その時から学校へ行くのが恐怖になり、徐々に行けなくなってしまいました。

 心配した母親が訊ねても、母親に心配かけまいとする彼女は
 ”大丈夫、ただ身体が動かないの・・・低血圧だと思うから心配しないでね”
 等と、答えるばかりでした。

 ただ彼女の内面では”どうしよう・・・高校出たら早く働いて
 お母さんを助けようと思ってたのに、このまま学校に行けなかったら
 進学もできないし、お母さんの負担になってしまう・・・。
 こんな厄介者の私なんて居ない方がいいんだろうなあ。”

 そう考えると涙が次から次へと溢れて止まらなくなりました。」





 
<解説>

上の例では、状況からY子さん

①不快刺激に極めて敏感である

誰しも、突然当てられるとドキッとする(不快)でしょうし、
うまく答えられない/話せないのは恥ずかしい(不快)でしょう。

更に、誰かにからかわれたり、笑われたりといった
否定される事は嫌な事(不快)だと思います。

ところがY子さんの場合は、そういった不快刺激に対して極めて敏感な為に、
それから生じる不快感情がトラウマレベルになってしまっている
と考えられます。






②豊かな想像力を持っている

Y子さんの場合は、

”また笑われたらどうしよう?・・・そうなったら、学校へ行けない”
とか
”このまま学校へ行けなくなったらどうしよう?・・・・そうなったら
お母さんに迷惑を掛けてしまう・・・そうなったら
ここには居られない”

等と、豊かな想像力を駆使して、
次から次へと先の事を想像する能力に長けている、と感じます。
(だから絵も上手いのかも知れませんが)



但しこの場合は、その豊かな想像力がアダとなってしまい、
不安が現実味を帯びた具体的な恐怖へと形作られ、
トラウマがより強く形成されてしまう、と考えられます。






③防衛反応によって意識が自分に集中し続ける



更なるトラウマを避ける為に、自己防衛的になるのは当然だと思います。

ですから彼女の場合は、''二度と傷つけられない様に、''
”真っ白になってしまう自分”や”赤面してしまう自分”、
”学校に行けてない自分”を責めて、

意識では”私が真っ白にならない様に”とか”私が赤面しない様に”
とか”私が笑われない様に”とか”私が学校に行ける様に”

等と、
常に欠点とみなした自分の部分を”そんな事になったら許さないからね!”
と監視し続けている訳です。

これは言わば”意識的な防衛反応”と言えると思います。

ところが一方では、
無意識的な防衛反応は、更なるトラウマを避ける為に
”学校に行かせない”といった回避する戦略を採っている訳です。



そうなると、
意識と無意識の葛藤が生じ、

「学校に行かなきゃいけないのに、行けない自分」
自我が無力感を感じ、自信を失い益々防衛的になってゆくでしょう。

※これと似た、様々な社交/社会不安や
 排尿恐怖(学校等のトイレで他人が居ると小用を足せなくなる)
 等は別の機会にお書きしたいと思います






もし、これらの私の推察が正しければ、
Y子さんの様なお子さんやその親御さんはどうすれば良いのでしょうか?



次回は、私が考えるその解決へのヒントをお書きしたいと思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行けない人へ
④不安過敏(1)予期不安解消のヒント

 

今回は、

”不安過敏”とも言うべき、不快刺激への過敏さを持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんの中で、

前回のY子さんの例の様な”予期不安型”と思しきお子さんや
その親御さんに向けて、解決へのヒントをお書きしたいと思います。






<学校へ行けなくなったお子さんの解決へのヒント
 ④不安過敏(1)予期不安型>

①豊かな想像力を駆使する






(1)自分を俯瞰で分析する

”不快刺激”⇒”不快感情”に敏感なのは、
自分のせいではなく、遺伝的/先天的なもだと認識しましょう。

だから不安になり易く、傷つき易く、トラウマ化し易いのだと。



一方では、
他人の不快にも敏感である為に、母親や弟妹の事を思いやる優しさ
も持っている。

加えて、
想像力が豊かであるという生まれ持った能力で、
不安を次々と予期してしまうが、

母親や弟妹、クラスや部活の子への気遣いができたり、
絵をを描く才能にも恵まれているのだと。






(2)自分を俯瞰で見る(自己肯定)

もし、

将来自分そっくりの個性を持った娘(不快刺激への敏感さと
豊かな想像力を持ち、優しくて他人に気遣いでき、絵の上手な子)
を授かったとして、

その娘が中学生になった時に、自分と全く同じ状況に苦しんでいる
と想像してみましょう。



その娘があなたに「ママ、私はママに迷惑かけるダメな子だよね?
・・・こんな私なんて居ない方がいいよね?」と訴えて来たとすれば、
あなたは何と答えるでしょうか?



を挙げてみます。



あなた
「ゆう子、そんな事無いよ!あなたが学校行けなくなったのは当然だと思うわ。

 だって、一杯傷ついて、これ以上我慢し続けたら、
 立ち直れなくなりそうだから・・・だから休んでいていいよ!」



未来の娘(ゆう子)
「でも、このままだったら、ママを助けるどころか、
 逆に迷惑かけちゃうし・・・」



あなた
「何言ってるの!あなたが居てくれてママはどれだけ助かったか・・・
 あなたが学校行こうが行くまいが、ママはあなたが元気で居てくれたら
 それで十分なの。」



未来の娘(ゆう子)
「ママ、本当に?」



あなた
「当たり前でしょ!あなたが元気じゃないとママは辛くなるし、
 あなたが幸せでなかったら、ママも責任を感じちゃう・・・」

等々。



そして、
あなたの未来の娘が胸の中で苦しんでいると想像して、
”その子”に、上記の様に声を掛けてあげて、助けてあげましょう。



そしてもし未来の娘が、母親であるあなたに遠慮して
その苦しみを打ち明けずに独りで抱え込んでいたとすれば、

あなたは「私に心配かけない様にしてくれて有難う!」
と思えるでしょうか?



もし、
「そう思えない!」と感じたのなら、
思い切って今の苦しみをお母さんに打ち明けてみませんか?






(3)相手に意識を向ける(相手の立場に立つ)



Y子さんは自己防衛的になって

「”私”がどう思われるか?」「”私”がどう見られているか?」
という様に、自分に意識が集中している状態だと考えられます。

そんな時に、
相手に意識を向けて、相手の立場に立つ事も役に立つでしょう。

(※既に上の「(2)」では、お母さんの立場に立って頂きました)



例えば、

今迄、友達や同級生、弟妹等が失敗したり、予想とは違う反応(言動等)
をした時に、思わず笑ってしまったり、からかってしまった事
は無いでしょうか?

(もし、”私は他人を笑ったりからかったりする事はありません”という
極めて生真面目な人ならば、芸人さんや芸能人の予想に反した反応にも
笑う事は無いでしょうか?)



もしそんなシーンを思い出せたのなら、
あなたはその相手の性格や人格を否定しているのでしょうか?



恐らく、
笑ったりからかったりしたとしても、相手の事を必ずしも否定してるとは
限らないのではないでしょうか?

そういった想像ができれば成功です。






(4)望む未来を想像する



ここまでで、
自分を肯定できないまでも、否定する事が和らげば、
今度は自分の望む未来を想像してゆきましょう。



例えば、

「高校でも美術部に入って・・・でもお母さんに負担を掛けたくないから
 商業高校に入って、事務系の会社へ就職しよう。

 でも、自分の夢も諦めたくないから、昼間は働きながら学費を稼いで、
 夜間の美術の学校へ通おう。

 そうだ、高校次第だけど、美大に行けそうなら奨学金を貰おう。
 そして、副業的にイラストの仕事をして、
 家にもちゃんとお金を入れて、お母さんにはお家を建ててあげたいな。

 私は、結婚して・・・。旦那さんは優しくて私を理解してくれる人で、
 可愛い子供が二人位欲しいな。休日は家族でキャンプに出掛けて、
 満点の星空を見たいなあ・・・。きっと子供達も感動するに違いない。

 そして、子供達が巣立ったら、旦那さんさえ良ければ、
 自然の中で自給自足的に暮らしたいなあ・・・。」

等々。



その”望む未来”は、例えばそうなった時の気持ちや、周りの母親や
未来の夫子の表情や言葉等、実際にそれを今、体験している
と感じるところまで、細かく想像する事が役に立つでしょう。



その”想像”は時間と共に変わってゆくかも知れませんが、
暇さえあれば、その想像をする時間を取ってみるのも良いと思います。






次回からは、

”不安過敏”とも言うべき「不安」に対する過敏さを持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんの中で、

漠然とした不安の中でも、特に「自分が生きる意味」「孤独感」等の
所謂「実存/哲学的不安」によって学校に行けなくなったお子さん
や親御さんに向けて、

その例と解決へのヒントをお書きしてゆきたいと思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行けない人へ
④不安過敏(2)実存/哲学的不安

 

今回からは、

”不安過敏”とも言うべき「不安」に対する過敏さを持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんの中で、

漠然とした不安の中でも、特に「自分が生きる意味」「孤独感」等の

所謂「実存/哲学的不安」によって学校に行けなくなったお子さん
や親御さんに向けて、

その例と解決へのヒントをお書きしてゆきたいと思います。






<学校へ行けなくなったお子さんの例④不安過敏
 (2)実存/哲学的不安>

J男君の例(実存/哲学的不安)

「高校3年生のJ男君は、子供の頃から物事を深く考えるタイプでした。

 例えば彼が小学生の頃、社会の授業で内紛や飢餓や病気で苦しんだり、
 亡くなってゆくアフリカの人々のスライドを見た時にショックを受け、

 ”僕に何ができるのだろう?・・・でも、今の僕には何にもできない”
 といった無力感に襲われたり、

 中学生の頃には、”自分とは一体何者なのだろうか?”とか
 ”自分の生きる意味とは?”とか”人生の意味とは?”等といった事を
 深く考え、答えを見出せない自分に苦しんでいました。

 高校に入ってからも、その悩みは尽きなかったのですが、
 家でも学校でも、周りに合わせる事もできたので、
 彼の本当の悩みに気づく人は居ませんでした。

 周りの同級生”彼女ができたんだ!”と嬉しそうに話す姿を見て、
 ”僕も彼女が欲しいなあ・・・でも、人間はどうせ独りで誕生して、
 最終的には独りで死んでゆくんだ・・・諸行無常だ”なんて考えると、
 恋愛をする気持ちにもなれませんでした。

 そんな中、3年生になって、周りの友達たちは専ら受験の事や
 将来の目標や夢について話す事が増えてきました。

 友達に尋ねられると、”〇〇大学に入って、商社マンになれればいいかな”
 等と適当に答えていましたが、

 内心は”何の為に進学や就職するんだろうか?
 大学へ行って、就職する意味があるんだろうか?
 そもそも何の為に生きてるんだろうか?”等と考えると、
 受験勉強にも身が入らなくなり、

 周りの友人達とのギャップを感じながらも、
 ”普通”のフリをする事に段々疲れてきました。
 そして、とうとう学校へも塾へも行かなくなりました。」






<解説>

上の例のJ男君の場合は、

「不可避の生きる事と死ぬ事への不安」

「意味を見出そうとするが見いだせない事への不安」

「孤独への不安」

等から、

哲学者のサルトル等が唱えた「実存的不安」が強すぎて、
それに圧倒されている状態だと言えるでしょう。



この実存的不安には、
他にも

「自由と選択」:無数の選択肢に圧倒されてしまい、選べなくなる不安や
選択したものに縛られて、後で”間違った選択をしてしまった”等と
却って自由が無くなってしまう、等といった不安。



「責任」:自分が選択した事については責任を負わなければならないのが
世のルールです。ただ、その結果がネガティブなものになった場合には
責任を取らないといけない、、等といった不安。



「親密さ」:相手と親密になると、自分の事を相手により深く知られてしまい
相手の反応がより気になってしまったり、相手との境界線があいまいになり、
自分の自由が侵されてしまう、等といった不安。



等があります。



誰しも上記の様な事を考えると、多かれ少なかれ不安になると思いますが、

J男君の場合は、学校や進学どころでは無くなった訳ですから
以下の個性/特性と傾向を持っていると想像されます。

①不快刺激に極めて敏感である

J男君は、不快刺激(⇒不快感情)、特に不安を誘発する不快刺激と
そこから生じる不安という不快感情に極めて敏感であると考えられます。

②特に混乱(カオス)や不確定要素に対して敏感である

「自分がいつ死ぬかわからない」

「選択した結果がどうなるかわからない」

「相手とどういう関係になってゆくかわからない」

「どんな目的で人生を生きたら正解か?がわからない」

等の不確定要素が多いと、誰しも混乱するでしょうし、
不安(不快)を感じるでしょう。



そしてJ男君の様に「実存的不安」が強いタイプの人は、
この部分に対して特に敏感である(敏感さのベクトルが向いている)
と考えられます。

③分析力や意味づけに秀でている



J男君の様なタイプの人は不安を惹起する不確定要素を解消する為に、
確定させる(混乱を収束させる)為の分析力と意味づけに
類まれな能力を持っていると思われます。



例えば、

「混乱している要因は何か?」分析し

「この混乱はどういう意味があるのか?」意味づけし

「だから混乱しているんだ」納得すれば

不快なカオスから逃れられるでしょう。

④分析不可能、意味づけ不可能な課題に挑んでしまっている

J男君の様な実存的不安で苦しんでいる人は、

「生きる意味」

「いつ死ぬのか?」

「選択の結果がどうなるのか?」

「相手との関係性が今後どうなってゆくのか?」
等と

分析不可能、意味づけ不可能な課題に取り組んいると言えます。



お釈迦さんや哲学者等、そうした課題に真っ向から取り組んで
自分なりの意味づけや答えを見出す事ができた人も居ると思いますが、

多くの方は分析できない、意味づけできない、カオスから逃れられない
不快感情に、より強く囚われてゆくでしょう。






もし、
これらの私の推察が正しければ、
J男君の様な「実存/哲学的不安」に対する過敏さを持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんやその親御さんはどうすれば良い
のでしょうか?



次回は、私が考えるその解決へのヒントをお書きしたいと思います。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#引きこもりの子供/親御さんへのカウンセリングについては、
こちら

#不登校・引きこもり専門出張カウンセリングについては、
こちら

 

 

学校へ行けない人へ④
不安過敏(2)実存的不安解消のヒント

 

今回は、

”不安過敏”とも言うべき「不安」に対する過敏さを持っている為に
学校へ行けなくなっているお子さんの中で、

前回のJ男君の例の様な”実存/哲学的不安”によるものと思しきお子さん
やその親御さんに向けて、解決へのヒントをお書きしたいと思います。






<学校へ行けなくなったお子さんの解決へのヒント
 ④不安過敏(2)実存的不安>

①確定している事に敏感さのベクトルを向ける

前述のJ男君の様な「実存的不安」が強いタイプの人は

「自分がいつ死ぬかわからない」

「選択した結果がどうなるかわからない」

「相手とどういう関係になってゆくかわからない」

「どんな目的で人生を生きたら正解か?がわからない」

等の不確定要素に敏感さのベクトルを向けるが故に、
答えが出せずに、悩み続けると考えられます。



だとすれば、
確定している要素にベクトルを向ける事が役に立つのではないでしょうか?



例えば、

「自分はいつかは死ぬ。でもそれまでは生き続けなきゃならない」

「生きている間は誰かと関わり続けなくてはならない」

等は不可避の確定的な要素だと思います。






②抽象的な曖昧さを排除し、より具体化してゆく



上の「①」では、

「じゃあ、いつ死ぬのだろう?・・・そんな事わからない」

「誰と関わればいいのだろう?」

等と、まだ悩みの種は尽きなさそうです。



そこで、

「20歳までしか生きられないとすれば?」

「関わる人を誰か一人だけ選ぶとすれば?」

等と、
仮にでも限定的に決めれば、より具体化する事ができるでしょう。






③自分の意志や欲求を取り戻す



抽象的な悩みにベクトルが向いていると、
自分の欲求や意志が入り込む隙間が無くなり、無力感を感じるでしょう。



ところが、具体化できれば、

「20歳までしか生きられないとすれば、何がしたい?どう生きたい?
 今の悩みを抱えたまま死を迎えたとすれば、何の悔いが残るのか?」

「誰か一人だけと関わるとすれば、まず誰を選ぶ?
 その人とはどういう関係になりたい?」

等と、
自分の意志や欲求を取り戻す事ができるでしょう。






④持ち前の分析力や意味づけを自身の意志や欲求の実現に使う



例えば、

(20歳までしか生きられないとすれば?)

⇒「今の腐敗した政治を変えたい!」

⇒(その為に、今の僕に必要な事は?)

「政治経済の事をもっと勉強したい」

⇒(それができたら?)

⇒「ユーチューブで発信し、同じ思いの人達と繋がりたい」

⇒(それができたら?)

⇒「政治に参加して僕が生きた証を残したい」



(誰か一人だけと関わるとすれば?)

⇒「ギフテッドの弟を残して、逝っちゃうのが心配だ」

⇒(弟の為に何がしたい?)

⇒「弟の親友になって、楽しい思い出を沢山作ってあげたい」

等々。

 

#人間関係(親子,子育て)の悩みのカウンセリングについては、
こちらにお書きしてますので、ご参照ください

#不登校の子供/親御さんへのカウンセリングについては、
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プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。