仕事が続かない人へ

仕事が続かない人へ

「何故か次第に会社へ行くのがしんどくなってしまい
 転職を繰り返してしまいます。」

「どこの職場へ行っても上司や先輩、同僚から”どう思われているのか?”
 が気になり、仕事が続きません。」

「私はパワハラを受けやすい性質があるのか、
 どこの職場でもパワハラ・モラハラのターゲットにされて、
 適応障害になって休職や退職を余儀なくされる。」

「仕事でミスを指摘されると落ち込んでしまい、”もっと完璧にやらなきゃ!”
 と、毎日の様に残業で会社に残ってしまう・・・。

 上司や先輩から言われた事は断れずに独りで抱えてしまい、
 休日出勤しないと間に合わず、もう限界にきている。

 いつもこうなって、うつになって会社へ行けなくなってしまう・・・。」






うちのルームにも転職や休職を繰り返してしまい、
お困りになってお越しになる方も多いです。



勿論、ご事情はそれぞれ違うと思いますが、

次回からは

「何故仕事が続かないのか?」
といったその主だった原因をパターン化し、

「どうすれば仕事を続ける事ができるのか?」
といった私が考える解決策
を今迄の知識と臨床経験を基にしてお書きしてゆきたいと思います。

 

 

仕事が続かない人へ
①特性と環境の不一致

 

今回からは、

仕事が続かなくて転職や休職を繰り返してしまい
お困りになっておられる方に向けて、

「何故仕事が続かないのか?」
といったその主だった原因をパターン化し、

「どうすれば仕事を続ける事ができるのか?」

といった私が考える解決策
今迄の知識と臨床経験を基にしてお書きしてゆきたいと思います。

まず今回は、

「特性と環境の不一致」によって仕事が続かないケース
を取り上げたいと思います。

※その人固有の性格・パーソナリティ=特性と定義します。






<仕事が続かない原因①「特性と環境の不一致」>

以前からお書きしております様に、
私は”不安定な心を安定させる方向性”として

(1)(不快)刺激をシャットダウンして安定化を図る(GABA・セロトニン型)

(2)(快)刺激を得る事で安定化を図る(ドーパミン型)

(3)人との交流によって安定化を図る(オキシトシン型)

3つのタイプがあり、

個々人によって、その適正な比率が(恐らく生まれつき)決まっている
のではないか?と考えています。



もしそうだとすれば、

例えば

「(1)」の比率が高く、「(2)」「(3)」の比率が低いタイプの人にとっては、

大人数で賑やかな職場和気あいあいで対人交流を余儀なくされる職場

日々業務内容に変化があったり、イレギュラーな仕事がしょうっちゅう
入って来る、或いは接客や電話等、日々会う人や話す人が変化してゆく職場
等は

必要以上の人との交流も含めて、刺激が多すぎる結果
その人固有の適正な割合と比べて、

「(1)」が不足し、「(2)」「(3)」が過剰になる事で心が不安定になってゆく
と思われます。



逆に

「(2)」「(3)」の適正比率が高い人にとっては、

毎日同じメンバーと同じ様な仕事を黙々とやり続ける、
とか
昼食は皆自分の席で黙々と個食し、アフターファイブも皆すぐに家に帰る

といった職場では、
「(2)」「(3)」が満たされず、不安定になってゆくでしょう。

例えば簿記の資格を持った「(1)」の比率が高い人
事務職として入った会社が、

家族経営の”和気あいあい”とした会社で、仕事中も冗談が飛び交い
そこに入ってゆけずに浮いてしまった・・・。

次に転職して入った会社では
経理以外の雑用や電話や来客の応対もしないとダメで、
気疲れで会社へ行けなくなってしまった・・・。

等といった事が起こり得ると思います。

つまり、

その人特有の心を安定させる方向性である、
「(1)」~「(3)」の適正比率と異なった職場環境に入ってしまい、
転職を余儀なくされた・・・。

でも自分の適性比率を知らない為に
たまたま次の職場も、また次の職場も心の安定を図れる環境ではなく、
結果として転職を繰り返す

等といった事が起こってくる事もあると思います。



※余談ですが、「発達障害」等と診断され「障害者雇用枠」で
 企業に入った場合、単純な事務作業や製造・加工作業、入力作業など
 を任せれる事も多いと思います。

 加えて、社員の人との交流も無いとすれば
 「(2)」「(3)」の適正比率が高い人にとっては、苦痛になってゆく
 事が多いのでは?と思います。






それでは、

「特性と環境の不一致」によって仕事が続かない方
どうすれば良いのでしょうか?

私なりに考える解決策のヒントを次回お書きしたいと思います。

 

 

仕事が続かない人へ
①その解決策

 

今回は
「特性と環境の不一致」によって、仕事が続かない人へ、

私が考える解決策をお書きしたいと思います。



まず、
前回もお書きした様に、

私はストレス等によって不安定になった心を”安定させる方向性”として



(1)(不快)刺激をシャットダウンして安定化を図る(GABA・セロトニン型)

(2)(快)刺激を得る事で安定化を図る(ドーパミン型)

(3)人との交流によって安定化を図る(オキシトシン型)

3つのタイプがあり、

個々人によって、その適正な比率が(恐らく生まれつき)決まっている
のではないか?と考えています。



その推測が正しければ、

その人特有の心を安定させる方向性である、
「(1)」~「(3)」の適正比率と異なった職場環境に入ってしまい、
転職を余儀なくされた・・・。

でも自分の適性比率を知らない為に、
たまたま次の職場も、また次の職場も心の安定を図れる環境ではなく、
結果として転職を繰り返す、

等といった事が起こってくる事もあると思います。



その推論に基づいて解決策をお書きしたいと思います。






<①特性と環境の不一致によって仕事が続かない人の解決策>

(1)自分にとっての心の安定の方向性の適正比率を知る



その為には、以下の質問を自分にしてみる事が役に立つでしょう。



・過去一番安定していた時は?



 今迄で心が一番安定していた時期、或いは最近で心が安定していた日
 を思い浮かべましょう。

 そして、その時(日)の「(1)」~「(3)の割合を考えてみます。



「先週の日曜日は、朝遅く起きて好きな音楽をベッドで聴いて
  午前中はだらだらと過ごした・・・。

  夕方に久しぶりに友人と会い、
  カフェで2時間程懐かしい思い出話をして、リフレッシュできた。

  私の場合は「(1)」「(2)」「(3)」の割合は、7:1:2くらいが
  丁度良い気がする・・・」



・もし無限の財力と何でもできる能力を授かれば何をしたい?



「有り余るお金と何でもできる能力が私にあれば?・・・

  結婚して家族を持って、田舎に住んで・・・

  でも退屈しちゃうとアレなんで、
  毎日キャンプやオフロードバイクを楽しみたいかな?

  という事は私の場合は「(1)」「(2)」「(3)」の割合は、
  2:4:4くらいが合ってるのかな?」






(2)その適正比率が得られる可能性が高い環境を選ぶ



・事前準備(リサーチ、面接などで必要なポイントを訊く、
 シミュレーションする)



「私の場合は「(1)」の割合が多く、「(3)」が少ないので
  余り人付き合いの必要が無く、黙々とできる仕事がいいな。

  黙々とできそうな仕事を探して、
  面接の時には昼食はみんなバラバラに食べているのか?
  とか、
  同僚同士や先輩と飲みに行く機会が多いのか否か?
  等も訊いてみよう!」



・環境に入ったら、そこで適正比率を維持する工夫をする



「今の会社は仕事中もみんな軽口を叩き合って集中できない。

  それに、昼食もみんな揃って休憩室で食べるしきたりになっている。

  あ~、本当は私は「(1)」の割合が多くて、
 「(2)」「(3)」はあまり必要無いのでしんどいなあ~。

  まず上司に許可を取って、仕事中はイヤーマフを着けよう。

  そして、昼食は早めに済ませ、近くの公園でのんびりしよう。

  仕事を早めに終わらせて家でまったりしよう。」


 
・それでも難しければ環境を変える






次回からは、
人間関係の悩み」によって、仕事が続かない方に向けて、
その原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。

 

 

仕事が続かない人へ
②人間関係の問題

 

今回は、

「人間関係の問題」によって仕事が続かないケース
を取り上げたいと思います。



うちのルームにお越しになる方の中でも

「職場の人間関係」に悩まれて休職転職を余儀なくされていたり、

どの職場に行っても同様の人間関係に陥ってしまい、
休・転職を繰り返してしまっておられる人も多いです。



それでは一体、何故そうなってしまうのでしょうか?



私なりに考えるその主だった原因をお書きしたいと思います。






<仕事が続かない原因②「人間関係の問題」>

(1)対人不信から来る恐怖への防衛



対人不信がある(恐らく遺伝的・先天的な敏感さ+後天的なトラウマ的要因)
他人に対する恐怖や嫌悪が生じ易いと思います。



そしてそれに対して、
以下の様な無意識の防衛反応が生じるでしょう。






・緊張・凍り付き



例:職場に居ると、「嫌われない様に、怒られない様に」等と
 常にびくびくし、上司や同僚の顔色ばかり窺ってしまう。

 その為に、うまく交流できなくて浮いてしまい、
 益々その事が気になって仕事が手につかなくなる、

 或いは会議などでは頭が真っ白になって話せなくなる、等。






・回避



例: 対人不安から、職場での飲み会や休憩時間の会話等を避けたり、
 会議等の自分の意見を述べる場を避けようとする。

 そしてそれが回避できない状況になると会社へ行けなくなってしまう。

 或いは、先輩や上司に質問する事ができずに行き詰ってしまう、等。


 



・闘争



例:「自分だけ認めてもらえない、ぞんざいに扱われている」等と感じ、
   密かに憤りを感じ、耐えられなくなり怒りを爆発させるか、
   怒りを持ったまま辞めてしまう、等。






・服従



例:「NO」と言えず、何でも上司や先輩に全て合わせてしまい、
   結果として、仕事を押し付けられ疲弊してしまったり、

   パワハラ・モラハラの標的になり易く、
   それを阻止しようともせず、耐え続けて仕事に行けなくなる、等。


  



それでは、

「人間関係の問題」によって仕事が続かない方
どうすれば良いのでしょうか?



私なりに考える解決策のヒントを次回お書きしたいと思います。

 

 

仕事が続かない人へ
②その解決策

 

前回お書きした様に、
人間関係の問題で仕事が続かない方は主に

「対人不信から来る恐怖への防衛」(緊張・回避・闘争(被害妄想)・服従等)
によって、結果として休・転職に追い込まれてしまうと考えています。



今回は、
そういったタイプの方に向けて、私が考えるその解決策
をお書きしたいと思います。






<②人間関係の問題によって仕事が続かない人の解決策>

(1)緊張・凍り付き型



このタイプの人は、
対人不信から来る恐怖への防衛反応として、
緊張し・凍り付く事で所謂(動物や昆虫で言う所の)”擬死”(つまり死んだフリ)
を使っていると想像します。



もしそうなら
「動かない様に」「存在を悟られない様に」息をひそめて
文字通り「カチンコチン」の状態に持ってゆく必要があるでしょう。



それ故
「”自分”が敵に攻撃されないか?」
とか
「敵から見て”自分”の存在がうまく消す事ができているのか?」
等と、
要するに敵から評価されてる”自分”に意識が集中してしまっている訳です。



だとすれば、
その「カチンコチン」の状態を解凍するには、
全く逆の”自分”が相手を(敵か味方か)評価してゆく

つまり相手に意識を向ける事が役に立つでしょう。



例えば、
自分が面接官になったつもりで、職場の人達の「良い所/ダメな所」
「好きな所/嫌いな所」等を一人一人評価してゆき、

その評価点に応じて、相手との距離を変えて
高得点の相手にはその相手に貢献できる事をしてゆき、
低得点の相手とは距離を置く、等が役に立つでしょう。



※評価だけではなく、常に他人を観察してゆく事が必要だと思います。






(2)回避型





このタイプの人は、
譬えて言うと、沢山の人に囲まれて、
「誰が拳銃を隠し持っている敵で、誰が味方か?」がわからないから
対人関係から逃走し続ける訳です。



飲み会でも、いつどこから発砲されるかわからないのなら、
皆さんもそんな場には行かないですよね?



では何故そうなってしまうのか?



それは恐らく
上の(1)でお書きした「相手の評価」をする余裕が無かったからだと思います。



”敵か?味方か?”を判別するには、
常に相手に意識を向けて観察を続け評価してゆかない限りは見抜けない
と思います。



そして、
その”評価”によって「味方だ」と感じられた人と親しくなってゆく
事ができれば最高だと思います。



そうして、
その職場で独りでも味方を作る事ができれば、変わってゆくでしょう。


 



(3)闘争型



このタイプの人は、
”全員が敵だ!”と感じてしまっていて、

しかもその防衛反応として”闘争”を選ぶ事が多い傾向がある、
と想像されます。



ならば、
「(1)」「(2)」と同様に常に相手に意識を向けて観察を続けて評価して、
”敵か?味方か?”を判別し、味方に近づいて行って親しくなり、
”敵”とはなるべく距離を置く事が大切だと思います。



それでも、
どうしても”敵”と関わらないといけない環境では「アサーション」等を訓練し、
(たとえ反論になろうが)適切に自分の意見を表現できる様にしてゆきましょう。



但し、
それでも通用しない場合は、”敵”に対して同じ思いを持っていて、
愚痴を聞いてくれる”味方”を作りましょう。






(4)服従型



このタイプの人は、まず
「上司や先輩に”NO”と言ったら、自分がどうなる事が心配なのか?」

「パワハラ・モラハラを受けた時に”やめて下さい”と言ったら、
 自分がどうなる事が心配なのか?」

等と自問してゆく事から始めてみませんか?

そして、
自分にとっての最悪の結末を導き出します。



例:
「もし、課長のパワハラに”やめて下さい!”なんて言ったら、 
 益々課長は激怒するだろう」



(もしそうなっちゃったら?)



「会社に居られなくなって、退職するしかない」



(逆に、課長のパワハラに我慢し続けたら最悪どうなる?)



「前の会社の時の様に、うつになって結局会社を辞めざるを得なくなる」



(じゃあ、どっちがより最悪?)



「うつになっちゃう方が最悪だな・・・」

等々。



次に、
「(1)」~「(3)」と同様に常に相手に意識を向けて観察を続けて評価して、
少なくとも”敵”ではない人を見つけましょう。



そしてその人に「押し付けられてる仕事を断ってもいいと思うか?」
とか
「上司にパワハラをやめる様に言ってもいいと思うか?」
等と訊いてみましょう。



もしその答えが「別にいいんじゃないの?」だったら、

「何故仕事を断るか?」「何故パワハラをやめて欲しいのか?」
等の自分を擁護する事を目的とした(=言い訳で構いません)論理的な台本
を用意しましょう。



そして、
それを”敵ではない人”や”味方”に見せて、ОKなら
役者の様に練習して本番に臨みましょう。






次回からは、
「性格傾向」によって、仕事が続かない方に向けて、
その原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。

 

 

仕事が続かない人へ
③性格傾向(1)完璧主義

 

今回からは、

「性格傾向」(完璧主義,恥の意識,白黒思考,過度の優劣への拘り,
 助けを求められない,他人への無関心さ等)
によって仕事が続かないケースを取り上げたいと思います。



まず今回は
「完璧主義」が過ぎて仕事が続かないケースから。





  
<完璧主義によって仕事が続けられなくなる例>



「事務職のA子さんは、何でも完璧にしないと気が済まないタイプで、
 そこまで気を遣わなくても良い社内文章までミスが無い様に
 二重三重にチェックをする。

 その為、毎日残業の連続で、
 間に合わない時は仕事を持ち帰って家でもその続きをしている。

 それが故に心身共に疲れ果てている所へ課長からミスを指摘され、
 うつ状態に陥り、会社へ行けなくなってしまった・・・」




<仕事が続かない原因③性格傾向(1)完璧主義>

(1)刺激(快・不快)への感受性が過度に強い(感覚過敏)



こういったタイプの人は、
恐らく刺激(快・不快)への過敏さを持っている
と想像されます。

(多くの場合は遺伝的なもので、
 時に成育環境等の後天的な要因も考えられます)






(2)快・不快刺激への敏感さが
 「完璧にできる事」(快)/「自分のミス」(不快)に固定された



例えば、
教育熱心な親(や教師)からテストで100点取った時だけほめられたり、
怒られなかった(快刺激や不快刺激の回避体験)が、
100点ではない時に怒られたり、がっかりされた(強い不快刺激)



そうした体験は過敏さを持った子供にとっては、
恐怖を伴うトラウマ体験となり、

不快刺激を避ける為の(時に快刺激を得る為の)防衛反応として、

「二度とミスしない様に!」といった完璧主義的な信念・認知を形作った
と想像されます。



そうして、
不快刺激を回避し続ける為に、よりミスをする事、失敗する事への恐怖
が増大してゆき(不安・恐怖等は避ければ避ける程、強くなります)
そのパターンから抜け出せなくなっていった。






もしそうだとすれば、

「完璧主義」によって仕事が続かない方
はどうすれば良いのでしょうか?

私なりに考える解決策のヒントを次回お書きしたいと思います。

 

 

仕事が続かない人へ
③-(1)その解決策

 

今回は、

前回お書きした様な、
完璧主義が過ぎて仕事が続かない方に向けて
私が考えるその解決策をお書きしたいと思います。






<③性格傾向(1)完璧主義によって仕事が続かない人の解決策>

(1)意識(自我)と無意識(自己)を区別する



「完璧主義な自分が苦しい」

「もう少し楽な気持ちで仕事できる様になりたい」
等と思っているのは「意識側」(自我)で、



「完璧にしなきゃいけない!」

「ミスしちゃいけない!」
等と頑張っているのは「無意識側」(自己)と考えます。



そして、
それらの自我自己が入り乱れて混じり合ってしまっている為に、

「わかっている(意識)けど、やめられない(無意識)
といった葛藤状態に陥る訳です。



だとすれば、
まず意識(自我)と無意識(自己)を区別して、
意識側から俯瞰で見る事が必要だと思います。



その為には、
例えば「幼い頃に生まれた自分自身の子供達が無意識の中に居る」
と想像し、

「完璧ちゃん」等と名前を付けてみましょう。

(名づける事でアイデンティティーを付与し、区別する事ができます)






(2)無意識の中のその子に興味を持ち、役割を理解する



”その子”達は、その時には必要があって生まれた筈です。

その考えを基にして、
「何故生まれたのか?」
「どういう役割を担ってくれていたのか?」
等と過去に思いを馳せてみましょう。



例:「小学生の時から、学校のテストで100点じゃなければ、
   お母さんに怖い顔で、”なんでここを間違ったの?!”
   きつい口調で叱られた・・・。

   その時の私はお母さんから叱られるのが怖くて
   勉強を頑張っていた・・・。

   そして100点取った時のお母さんの安堵した表情に
   私もホッとした覚えがある。

   ”完璧ちゃん”はきっと、お母さんに叱られない様に、
   そして安心させて私もホッとできる様に頑張ってくれてたんだわ。」

等。






(3)”その子”に謝罪や感謝を伝える



無意識の中の”子”を(意識側が)否定すると、益々葛藤が酷くなるでしょう。

ですから、
上の「(2)」によって、”その子”が果たして来てくれた役割
を理解できたなら、

(自然と湧き上がって来た人は)”その子”に謝罪や感謝を伝えてみましょう。



例:「あなたは私が嫌な思いをしない様に、安心できる様に
   ずっと守ってくれていたんだね・・・

   なのにあなたを嫌ってごめんね。

   そして今迄一生懸命頑張ってくれて有難う」
   
   等。






(4)”その子”に「今、ここ」を認識させる



トラウマによって生まれた”子供達”
その時の時間と空間に閉じ込められたまま無意識の中に存在し続ける
と考えられています。

例えば上記の例では、
”その子”は小学生で、家の中に居て
怖い相手(=愛して欲しい相手)はお母さんです。

そして、
”その子”にとっては、母親から愛されなくなる=居場所が無くなり、
世話してもらえなくなる=生きてゆけなくなる、

といった感覚を持っている為、
完璧にできるか否か?は死活問題になっている訳です。



ですから、
例えば会社の厳しい上司に間違えを指摘されたら、
途端に”完璧ちゃん”が出て来て、

しかも”その子”は”今、ここ”を知らない訳ですから、
上司の事をお母さんだと思い込んで(転移と言います)
”完璧にしなきゃここで生きてゆけない!”と感じてしまうでしょう。



だとすれば、
例えば”完璧ちゃん”が出て来た!と意識出来た時に、

「よく見てごらん、この人(上司)はお母さんじゃないよ。
 だからこの人に嫌われても大丈夫だよ」

「ここはお家じゃなくて会社なんだよ。
 だから、ここからいなくなっても、
 あなたを受け容れてくれる別の場所があるんだよ」

「私の事が見える?私はもう26歳になったんだよ!
 だから、お母さんにもこの人にも世話をしてもらわなくても
 自分の力で生きてゆけるんだよ。

 だからそこまで完璧にしなくても大丈夫だよ。
 完璧じゃなくいあなたもミスしちゃうあなたも、
 私はあなたを認めてあげる。ずっと守ってあげるからね!」

等と、
何度も伝えてゆく事が役に立つと思います。






(5)恐怖と向き合う(回避しない)



上記の「(1)」~「(4)」で”完璧ちゃん”の気持ちが少し楽になれば、
少しずつ恐怖に向き合って慣れてゆきましょう。



例:
・社内文章等、そこまで完璧を求められない仕事の二重チェックを
 1回で我慢する

・例えば、今日の仕事は6時までに終わらせる、
 とか
 今週は仕事は絶対に家へ持ち帰らない、
 等といったルールを決めて、
 自分で決めたルールを”完璧に”守る様にする、

等々。



但し
”完璧ちゃん”が出て来るでしょうから、
その時には、上記「(4)」の方法で安心させてあげましょう





 
次回からは、
「恥の意識」(自己否定)が強すぎて仕事が続かない方に向けて、
その原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。

 

 

仕事が続かない人へ
③性格傾向(2)自己否定

 

今回と次回は、

「自己否定」(恥の意識)が強過ぎて仕事が続かない方
に向けてお書きしたいと思います。





  
<自己否定(恥の意識)によって仕事が続けられなくなる例>

「経理のB子さんは、仕事では評価されているが、
 本人は同僚達との雑談に入っていけない事に悩んでいる。

 ”仕事の話ならできるんだけど、雑談タイムには
 何をしゃべったらいいのか?わからなくなって黙ってしまう・・・。

 きっとみんな私の事を暗い奴と思ってるんだろうなあ。
 休憩室に私が入った途端に、みんな一斉に黙ってしまう・・・。
 完全に嫌われてる!・・・そう思うと会社に行くのが苦しくなる。

 この前の会議でも、緊張してオロオロしてる私を
 みんな”ダメな奴”と蔑んだ目で見ていた・・・。

 前の職場に居た時とおんなじだ・・・またここも辞めるしかないのかなあ
 ・・・」






<仕事が続かない原因③性格傾向(2)自己否定(恥の意識)

(1)刺激(快・不快)への感受性が過度に強い(感覚過敏)



こういったタイプの人は、恐らく刺激(快・不快)への過敏さを持っている
と想像されます。
(多くの場合は遺伝的なもので、
 時に成育環境等の後天的な要因も考えられます)






(2)快・不快刺激への敏感さが「他者からの拒絶や否定」(不快)
 ⇒「自己否定」⇒「恥の感情」に固定された



例えば、
「幼い頃、親(や教師)から幼稚園でみんなの中へ入っていけない本人を
 ”あんたはダメね~”等と否定された(強い不快刺激)

 或いは小学校の休み時間に誰とも話をせず、友達の居ない本人は
 クラスのみんなから仲間外れにされた(強い不快刺激)

 或いはまた、授業中に先生に当てられて、緊張してしどろもどろ
 になってる本人を何人かがからかった(強い不快刺激)



そうした体験は過敏さを持った子供にとっては、
恐怖を伴うトラウマ体験となり、

不快刺激を避ける為の防衛反応として、

「二度と拒絶されない様に、否定されない様に、変に思われない様に」
といった不快刺激を回避する方向へ意識が集中するでしょう。

ただ、この時「誰とも関わらない」とか「引き籠る」等の
 ”完全な回避行動”を採らないのは、”人と関わりたい”という欲求が
 比較的強いタイプの方だからだと想像されます

 (人と関わりたい欲求が少ないタイプの方は
 そこまで葛藤に苦しむ事は少ない筈です)



そしてこれらの不快刺激は”自分のせいだ”と結論づける事で
益々自分の”アラ”を無くす目的で、結果としてアラ探ししてしまう

といった”自意識過剰”が酷くなり、益々自分を追い詰める事になってゆき、
最終的には仕事を辞めるざるを得ない、等の回避行動に繋がってゆくでしょう。



ここで何故「自分のせいだ!」と自責的に考えてしまうのかと言いますと、
 恐らく、「相手が悪い」と考える事ができない様な
 自分が無力な状況でできた信念だからだと思います。

(例えば、親の愛情無しでは生きられない様な幼い頃に
 ”親が悪い!”と考えると愛情を貰えなくなる=命の危機であったり、

 ”クラスの連中がおかしい!”と考えると
 絶対に叶わない勢力を敵に回す事になり、
 より酷い目に遭わされるか、その居場所を失う事に繋がる)






もしそうだとすれば、

「自己否定(恥の意識)」によって仕事が続かない方
はどうすれば良いのでしょうか?

私なりに考える解決策のヒントを次回お書きしたいと思います。

 

 

仕事が続かない人へ
③-(2)自己否定の解決策

 

今回は前回お書きした様な、

自己否定(恥の意識)によって仕事が続かない方
に向けて私が考えるその解決策をお書きしたいと思います。






<③性格傾向(2)自己否定(恥の意識)によって仕事が続かない人
 の解決策>

(1)意識の向け先を自分⇒他者にしてゆく



こういったお悩みを抱えている方は

「”自分”がどう見られているか?」

「”自分”がどう思われているか?」

等、意識の向け先が”自分”に向かってしまっている筈です。



ですから、

自分が自分を常に監視しアラ探しをしますので、
自身の否定的な評価を行い続けて行き詰ってしまう訳です。



だとすれば、

以下の事を念頭に置いて他者に意識を向けて他者を評価してゆきましょう。



A.嫌いな所



B.好きな所



C.心配な所



例:「同僚の恵子は、いつも私を馬鹿にした様な目つきで、
   私が失敗するとニヤニヤにてる・・・本当に嫌な奴!」

  「先輩の薫さんは、”どんまい・どんまい”と励ましてくれる
   ・・・そんな先輩に憧れるなあ~」

  「後輩の由美は、ドン臭くていつもオロオロしてる・・・
   入社した時の自分みたいで心配だなあ~」

等。

(2)意識の向け先を他者からの否定/拒絶
 ⇒他者からの肯定/受容に向ける



例:「今日も私がミスして落ち込んでた時に、薫先輩がニコッと
   微笑みかけてくれて、少し話をしてくれた」

  「今日は珍しく大きなミス無く、仕事を終えたので、
   課長が久しぶりに”お疲れ様”と言ってくれた」
等々。

(3)自分の評価に基づいて少しずつ他者との交流を図ってゆく



例えば

「A」を多く持った嫌いな人とは交流する必要はありませんが、

「B」を多く持った人には、少しずつ会話を増やしてゆき

「C」が見受けられる人には、その人の役に立つ言動をしてゆきましょう



例:「昨日励ましてくれた薫先輩には、
   ”お陰様で今日は少し元気が出ました”と思い切って言ってみよう。

   そして、
   後輩の由美には”私は味方だから、困ってる事があったら
   何でも言ってね!”と伝えてみよう」

等々。






次回からは、

極端な「白黒思考」によってて仕事が続かない方に向けて、
その原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。

 

 

仕事が続かない人へ
③性格傾向(3)白黒思考

 

今回と次回は

極端な「白黒思考」によって仕事が続かない方
に向けてお書きしたいと思います。





  
<極端な白黒思考によって仕事が続けられなくなる例>

「営業部のD男さんはバリバリ頑張るタイプで、
 自分の成績が部内で一番だった時には明るい表情で饒舌になるが、
 成績が良くない時や、顧客からクレームが入った時には、
 途端に表情が暗くなり、無口になってしまう。

 やがて彼の頑張りが認められて、
 ”主任”として新入りのE君の面倒を見る事になった・・・。

 ところがE君は、
 今どきの”仕事よりもプライベートを充実させる”タイプで
 D男さんから見ても余りやる気を感じなかった。

 だからD男さんは”何やってんだ?もっとやる気を見せろ!”
 等とE君に口酸っぱく言う様になった。

 そんな或る日、明日の訪問先の準備もそこそこに、
 定時で帰ろうとしているE君に業を煮やしたD男さんは、
 ”お前!仕事を舐めてんのか?!・・・
 この前の訪問でも、大事な資料を用意してなかっただろう?!
 今日は何時になってでも明日の準備を完璧にしろ!!”
 と、つい声を荒げてしまった。

 翌日D男さんは部長に呼ばれ、
 E君が”主任からパワハラを受けたので辞めたいです”と言ってきたぞ!”
 と注意された。

 それを聞いたD男さんは、
 ”あ~、どの営業会社へ行っても、他人を管理する立場になると
 俺はダメだな・・・”と一気に落ち込んでしまい、
 転職が頭の中をよぎった」


 



<仕事が続かない原因③性格傾向(3)極端な白黒思考)>

(1)刺激(快・不快)への感受性が過度に強い(感覚過敏)



誰しも、

「頑張って何かを達成した」=”快”

「頑張れなかった為に未達成に終わった」=不快

「きっちりできて、優秀な成果を上げた」=快

「きっちりできなくて、成果を上げられなかった」=不快

「ミスしてしまった」=不快

だと思います。



ところが、

(多くの場合は生まれつきに)刺激(快・不快)への感受性が過度に強い人は、
それらの”快/不快”刺激に対して非常に敏感である、と考えられます。

(2)刺激(快・不快)への敏感さが、ある特定の方向へ偏った



例えば上記のD男さんの場合は、

「頑張ってる/頑張ってない」

「きっちりできてる/できていない」

「優秀である/ない」

「ミスする/しない」

等の特定の方向へ偏っていると考えられます。

(例えば仕事はミスなくきっちりしていても、整理整頓はいい加減
 なのかも知れませんし、勉強や仕事は優秀である事に拘るが、
 スポーツはそうではなかったりするかも知れません)



そして恐らくこの”偏り”
幼少期の体験から方向性が決められたと想像されます。



例:
・学校の成績に拘る親だった

・失敗やミスに纏わるトラウマチックな体験

・成績やきっちりさを褒められた快の体験

・親等の尊敬する人の影響

等々。

(3)信念の固定



上記「(1)」「(2)」によって
自分にとっての避けるべき”不快”と求めるべき”快”が決まったら

刺激(快・不快)に対して、過度の敏感さを有している人は、

「”絶対に”不快を避けなきゃ!」
(通常、快を求める事よりも不快を避ける事が優先される筈です)と、
自分なりの信念を形作るでしょう。



例えば、

「頑張らなきゃいけない」

「きっちりしなきゃいけない」

「優秀でなきゃいけない」

「ミスしてはいけない」

等。



そして、
そこに拘る事でしか不快を避ける術が無いとすれば、
その信念はより強固になってゆくでしょう。



それ故、
その信念に少しでも反する事は「アウト」になってしまい、
「0か100か?」「白か黒か?」といった極端な考え方になってゆき、
自らも縛られますが、他人をも縛ってゆくのだと思います。






もし、そうだとすれば、

「極端な白黒思考)」によって仕事が続かない方
はどうすれば良いのでしょうか?



私なりに考える解決策のヒントを次回お書きしたいと思います。

 

 

仕事が続かない人へ
③-(3)白黒思考の解決策

 

今回は前回お書きした様な、

極端な白黒思考によって仕事が続かない方に向けて
私が考えるその解決策をお書きしたいと思います。






<③性格傾向(3)極端な白黒思考によって仕事が続かない人
 の解決策>

(1)現在の快/不快の方向性が妥当か否か?を査定する



快/不快への敏感さは恐らく生来のものなので、
それ自体を変える事は難しいと思います。

(曝露療法等で、強引に慣れてゆく方法もありますが・・・)

ただ、

今の白黒思考の基となっている”信念”
幼い頃の環境の中で形づくられたものなので、

その方向性が果たして今も妥当なものなのか、否か?
を公正に査定してゆく必要があるでしょう。



そこで、

自分が今感じる”快/不快”度数を数字(MAX=100)
で書き出してみるのも良いと思います。



例えば、
上記D男さんの例で言いますと、

「仕事を頑張り、ミスを無くし、優秀な成績を挙げる事」

は、快感度数で言うといくつくらいか?(⇒80)



逆に
「仕事でミスし、優秀な成績を挙げられなかった時の不快度数は?」
(⇒90)



「今一番”快”を感じる瞬間とその度数は?」
「ゴルフでベストスコアを出した時」(⇒90)

「部下の指導力を認められた時」(⇒90)



逆に、
「今一番”不快”を感じる瞬間とその度数は?」
「ゴルフのスコアが周りの人より悪かった時」(⇒90)

「後輩への指導のダメ出しを喰らった時」(⇒100)
等。



「今の”快”を得る方向性の中に、どれくらい不快要素が詰っているのか?」

「仕事の準備をきっちりする余りに、ゴルフの練習ができない、
  これはマイナス30くらいかな?」

それと、
「部下に自分のやり方を通そうとして、結果としてダメ出しを喰らった!
 これはマイナス100だ!」
等々。


    

上記のD男さんの例で言いますと、

彼にとっての今の快/不快は、
仕事と同等か、それ以上にゴルフのスコアが重要の様です。

なのに、
今の快/不快の方向性によって、それが妨げられてもいる
とDさんも理解できたと思います。

(2)相手にとっての快/不快を想像してみる



例えばDさんの場合だったら、
後輩のE君は不快を感じて部長に訴えた筈です。

だとすれば、
彼にとっての快/不快を想像してみましょう。

例:「E君にとっての”不快”は、俺にとやかく言われる事かな?

   そして彼にとっての”快”は、
   仕事を早く終わらせて彼女に逢う事みたいだ」

(3)現在の快/不快の方向性を変えてゆく

上記の「(1)」によって、今の自分にとっての「快/不快」の度数が、

そして「(2)」によって、相手のそれがわかれば

それに沿って方向性を変えてゆきましょう



例えばDさんの場合は、

「今はゴルフの成績に拘ってゆこう!その為には、仕事の準備を今迄の
 半分の時間で終わらせる様にして、ゴルフのレッスンに通おう」

「それと、部下の指導でダメ出しをくらうのはとても不快なので、
 E君にとっての”不快”を避ける意味で、
 自分の考え方を押し付けない様にしよう。(そうされるのは俺だって嫌だ)

 そして、彼にとっての”快”が得られる様に、
 定時に帰らせる為に、短時間で準備を済ませるコツを教えてやろう
 ・・・。

 そうすればE君もてきぱき準備するだろうし、俺を敵視しなくなり、
 俺が部長にダメ出し喰らうという強い”不快”は避けられそうだな」

等々。






次回からは、

「過度の優劣への拘り」によって仕事が続かない方に向けて、
その原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。


 

仕事が続かない人へ
③性格傾向(4)過度の優劣への拘り

 

今回と次回は

極端な「優劣への拘り」によって仕事が続かない方
に向けてお書きしたいと思います。





  
<過度の優劣への拘りによって仕事が続けられなくなる例>

「事務職のK子さんは、真面目で仕事もきっちりしているので
 上司からも信頼されていた。

 ある時、同じ部署に新人のC子さんがが入ってきた。
 C子さんは明るく社交的で仕事もバリバリこなすタイプだった。

 K子さんは次第にC子さんを意識するようになった。

 ”課長はC子さんに仕事を任せる事が多くなった・・・
 きっと私よりも彼女を信頼してるんだ。
 私なんて必要ないんじゃないのかな・・・”
 と思い悩む様になっていった。

 そんな或る日の懇親会の席で、
 周りの先輩や上司達と楽しく談笑するC子さんの姿を、
 中々その輪に入れないでポツンと見ていたK子さん

 ”あ~、私はC子さんみたいに社交的じゃないし仕事もできない・・・
 やっぱり私は居なくていいんだ・・・”と感じ、

 いたたまれなくなって”用事があるので、お先に失礼します”
 と独り先に帰ってしまった。

 帰宅したK子さんは

 ”前の会社も、そしてその前の会社でも同じように劣等感を感じて・・・
 行けなくなってしまった・・・
 やっぱり私はみんなより劣っているダメな社員なんだ”

 と思うと布団の中で涙が止まらなくなり、翌日から会社へ行けなくなった。」






 <仕事が続かない原因③性格傾向(4)過度の優劣への拘り>

(1)刺激(快・不快)への感受性が過度に強い(感覚過敏)



誰しも、

「他人より優れていると感じる」=”快”

「他人より劣っていると感じる」=”不快”

だと思います。



ところが、
(多くの場合は生まれつきに)刺激(快・不快)への感受性が過度に強い人は、
それらの”快/不快”刺激に対して非常に敏感である、と考えられます。






(2)刺激(快・不快)への敏感さが、ある特定の方向へ偏った

例えば上記のK子さんの場合は、

仕事ができる/できない

優秀である/ない

明るい性格/暗い性格

信頼されている/されていない

等の特定の方向へ偏っていると考えられます。

(他にも「容姿が良い/悪い」「器用/不器用」「機転が利く/利かない」等)



しかもその評価は、
「自分と他者の比較を”自分が劣っている”という結論に向けて
 妄想的に方向づけてしまう」ものになっています。



そして恐らくこの”偏り”
幼少期の体験から方向性が決められたと想像されます。



例:
・他人(同級生等)や兄弟姉妹と比べる親だった

・クラスで勉強の不出来や社交性の無さ等を恥ずかしく感じたり、
 それを級友や先生に揶揄された、

等々。






(3)信念の固定



上記「(1)」「(2)」によって
自分にとっての避けるべき”不快”(と求めるべき”快”)が決まったら、

刺激(快・不快)に対して過度の敏感さを有している人は、
「”絶対に”不快を避けなきゃ!」(通常、快を求める事よりも
不快を避ける事が優先される筈です)と、
自分なりの信念を形作るでしょう。



例えば、

「他人より優秀でなければいけない」
 ⇒でないとここ(家や学校)には居られない

「周りから認められなきゃいけない」
 ⇒でないとここ(家や学校)には居られない

「みんなに嫌われてはいけない」
 ⇒でないとここ(家や学校)には居られない

等。



そしてそこに拘る事でしか、不快を避ける術が無いとすれば、
その信念はより強固になってゆくでしょう。






(4)常に自分の劣っている所が無いか?を監視し続ける

その”信念”に基づいて、

「周りと比べて私のダメな所・劣っている所は無いかな?」
自分のアラ探しをし続け、時にそれは妄想的になってゆくでしょう。



何故なら、
少しでも他人と比べて劣っている所があれば、居場所が無くなる
と信じている訳ですから、

劣っている所をいち早く見出し、すぐに是正してゆく必要があるからです。

(実際はすぐに是正できないからこそ行き詰るのですが・・・)






もし、そうだとすれば、

「過度の優劣への拘り」によって仕事が続かない方
はどうすれば良いのでしょうか?

私なりに考える解決策のヒントを次回お書きしたいと思います。


 

仕事が続かない人へ
③-(4)優劣への拘りの解決策

 

今回は、
前回お書きした様な、

(4)過度の優劣への拘りによって仕事が続かない方
に向けて私が考えるその解決策をお書きしたいと思います。






<③性格傾向③⁻(4)過度の優劣への拘りによって
 仕事が続かない人の解決策>

(1)他人との比較を公正に行う

このタイプの方は、他人と自分を比較する際に
恐らく自分が劣っている所ばかりに注目していた筈です。

だとすれば、それはフェアじゃないと思います。

ですから、例えば

・自分より他人の劣っている所

・他人より自分が”マシ”な所

・他人同士の優劣

等も比較する対象に加えてみませんか?



例:

「C子さんは私より仕事をバリバリこなすけど、ミスは私より多いかな。
 それに明るく社交的に所は叶わないけど、私から見れば失言もあるよな~。

 私だったら相手の事を気遣って、
 決して傷つける可能性のある言葉は言わないけどな・・・。

 それと他人同士の比較をすれば、E子さんは私と同期だけど
 後輩のC子さんと比べると、ミスは少ないけど仕事が遅い。

 それに忙しい時でもプライベートを優先して先にさっさと帰ってしまう。
 この前の懇親会も欠席してた・・・

 相手の迷惑や仕事上の責任感や帰属意識が少し薄いのかなあ?」

等々。






(2)”意識”的に現状を正しく認識する

例えば、

「他人より優秀でなければ、ここ(会社)には居られない」

「周りから認められなきゃ、ここ(会社)には居られない」

「みんなに嫌われたら、ここ(会社)には居られない」

というのは本当でしょうか?



上の「(1)」を行う事によって、

「他人より優秀でない(部分を持ってる)人もちゃんと会社に居られてい事」
 を認識してみましょう。



次に、

「仮にこの会社に居られなくなったとすれば、どうするのか?」
を考えてみましょう。

⇒転職する、職業訓練や就労移行支援を受ける、フリーターやニートになる?

個々それぞれの”選択肢”があると思います。



ここで、
何故居場所が無くなるのを過度に怖れているのでしょうか?

それは恐らく幼い頃に感じた恐怖

つまりその時の居場所である家(や学校)に居られなくなる恐怖
が沸き上がって来るからだと思います。



例えば、

自分が幼い頃に、お母さんが勉強のよくできる姉と自分を比べて
ダメ出しばかりしてきた、

或いは
学校で居場所が無くなり、学校へ行けなくなり淋しい思いをしていた。

なのに学校へ行かない自分を親が攻め立てた・・・



そんな事があると、

「お母さんから見捨てられる!」「この家に居られなくなる!」
といった、恐怖を感じた筈です。

そしてそうなったら幼い自分は生きてゆく事さえままならなくなります



つまり、
幼い頃の自分にとっては居場所(特に家)が無くなる事は死の恐怖に直結
していると考えられます。



そして、
意識(自我=仕事したり、日常生活を送っている自分)
無意識(自己=幼い頃の感情・感覚・認知・信念・記憶)
圧倒されてしまう事で

「そんな恐ろしい事にはならないとわかっている(意識)けど、
 怖くて居られない(無意識)という状態になるのだと思われます。






(3)”無意識”をケアし、現状を正しく認識させてあげる

例えば、

「あ~私はC子さんより劣っている!・・・
 課長も私なんか要らないと思っている筈だ。

 もうここには居られない!・・・そうなったら生きてゆけない。

 そう考えると胸が苦しくなって仕事どころではなくなる。」

等といった感情・感覚・認知・思考が出て来た時には、
「無意識の中の幼い頃の自分が出て来たんだ」と”意識”してみましょう。



そして、

(苦しくなっている)胸の辺りを撫でながら、
その中で幼い頃の自分が苦しんでいるとイメージし、

「辛かったね・・・苦しかったね。でも、よく見てごらん。
 C子さんはお姉ちゃんじゃないよ。

 それに私はC子さんより〇〇と△△は”マシ”だよ。

 そしてあの人はお母さんじゃなくて課長だよ!ほら全然別の人でしょ?

 そしてそして、私はもう25歳になったの。

 だからお母さんに認められなくても生きて行けるし、
 ここはお家じゃないからここに居場所が無くなったとしても
 他にいくらでも居場所があるんだよ!
 私が守ってあげるから大丈夫だよ。」

等と何度も伝えてあげて安心させてあげましょう。



その様にして、

意識(自我)が無意識(自己)をケアして、
”今・ここ”に連れて来ることができれば、
無意識に圧倒されずに落ち着いてゆくと思います。

次回からは、

「助けを求められない事」によって仕事が続かない方
に向けて、その原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。

 

 

 

仕事が続かない人へ
③性格傾向(5)助けを求められない

 

今回と次回は

「助けを求められない事」によって仕事が続かない方
に向けてお書きしたいと思います。





  
<助けを求められない事によって仕事が続けられなくなる例>

「経理部のY子さんは先輩や同僚からの頼み事は断らず引き受けるのに、
 自分が一杯一杯になっても、
 誰かに”手伝って下さい”とは言えない性格でした。

 決算で忙しい時期にも病欠した同僚の担当する部分も独りで抱え込み、
 毎日帰りは終電、休日出勤でも追いつかず、家に仕事を持ち帰って
 何とか納期を守りました。

 ところが、その後朝起きられなくなって仕事に行けなくなり、
 心療内科を受診したら「うつ・適応障害の可能性がある」
 と言われました。

 ”あ~・・いつもこうなって会社を休職したり
 辞める事になってしまう。本当に私は弱い人間なんだ”
 と感じ、益々症状が悪化してゆきました。」






<仕事が続かない原因③性格傾向(5)助けを求められない>

(1)刺激(快・不快)への感受性が過度に強い(感覚過敏)



誰しも、

他人に助けを求めたり頼ったりした時に断られたり
嫌な顔をされるとショックを受けるでしょう=”不快”

或いは

自分のせいで他人の負担が増えてしんどそうに見えたり、
手の自由を奪ったり、予定を狂わせてると感じるのは
”不快”だと思います。



ところが、(多くの場合は生まれつきに)
刺激(快・不快)への感受性が過度に強い人は、

それらの”快/不快”刺激に対して非常に敏感である、と考えられます。






(2)刺激(快・不快)への敏感さが、ある特定の方向へ偏った



例えば、上記のY子さんの場合は、

助けを求めたり、他人に頼ると

「断られるんじゃないか?」
とか

「嫌な顔をされるんじゃないか?」
とか

「相手の負担になるんじゃないか?」
とか

「相手のペースを私が乱してしまうのではないか?」

等といった事を怖れているのかも知れません。



だとすれば、
それは相手からの”拒絶”や”自己否定”を怖れているのではないでしょうか?

(上の「A」「B」は直接的な拒絶を、

「C」「D」は”そうなったら相手から拒絶される筈だ”
 という信念に基づいた間接的な拒絶

 ”そんな私はダメだ”といった自己否定に陥るのを怖れている
 と言えると思います)



つまりそれは、

「他人に助けを求めたり頼ったら、拒絶されて傷ついてしまう」
という方向へ敏感さが偏っていると言えるでしょう。



そして、恐らくこの”偏り”
幼少期の体験から方向性が決められたと想像されます。



例:

・自分が幼い頃、親に「何でも自分でできる様になりなさい」
 と厳しく言われた

・逆に「あんたはしっかりしてるね!流石お姉ちゃんだね!」等と
 親に褒められ、頼りない自分は親から拒絶されるのでは?と感じた

・自分の幼い頃の環境的に頼ったり助けを求める事ができなかったので、
 そうする事に慣れて居なくて抵抗がある

・或いは、学校や部活で頼ったり助けを求めたら
 先生や級友から拒絶された

・先生や部活等のコーチが「他人に頼るな!」」という信念を持った人
 だった

等々。






(3)信念の固定

上記「(1)」「(2)」によって自分にとっての
避けるべき”不快”(他人に頼って拒絶される事・自己否定に陥る事)や、
求めるべき”快”(他人に頼らず何でも自分でする事)が決まったら、

刺激(快・不快)に対して過度の敏感さを有している人は、
「”絶対に”不快を避けなきゃ!」(通常、快を求める事よりも不快を避ける事
 が優先される筈です)

と、自分なりの信念を形作るでしょう。



例えば、

「他人に頼ったり、助けを求めてはいけない」
⇒でないと拒絶されて傷ついて、孤独になったり自己否定が酷くなる

等。



そして、そこに拘る事でしか、不快を避ける術が無いとすれば、
その信念はより強固になってゆくでしょう。

私は「他人に頼れない人、助けを求められない人」には
 上記の様な例以外にも、

 ”完璧主義”から「何でも自分でやらなきゃ気が済まない」
 というタイプの人や、

 ”優劣への拘り”から「他人に頼ったら負けだ」
 という信念を持っている人、

 或いは
”自分独りで達成した方が得られる達成感が大きい”
 といった、”快”刺激を求めるタイプの人もいらっしゃると思います

が、ここでは割愛します






もしそうだとすれば、

「助けを求められない事」によって仕事が続かない方
はどうすれば良いのでしょうか?

私なりに考える解決策のヒントを次回お書きしたいと思います。


 

仕事が続かない人へ
③-(5)助けを求められない人の解決策

 

今回は前回お書きした様な、

(5)助けを求められない事によって仕事が続かない方
に向けて私が考えるその解決策をお書きしたいと思います。






<③性格傾向③⁻(5)助けを求められない事によって
 仕事が続かない人の解決策>

(1)自分が怖れている事を直視する

自分が今怖れている事が現実になれば、
「最悪どうなるのか?」を書き出してみましょう。



例:

「もし同僚に”私の仕事を手伝って下さい”等と言ったら、
  最悪どうなるかな?」



「きっと嫌な顔されて”ダメな奴”とレッテルを貼られて、
  みんなからも浮いちゃって、
  その空気に耐えられずにこの会社に居られなくなるだろう」



「そうなったら、最悪どうなっちゃう?」



「前と同じように会社を辞めて、うつになって引きこもる」



「そうなったら、最悪どうなっちゃう?」



「生きてゆくのが辛すぎて、命を絶ってしまうかも?・・・」

等々。






(2)上の”最悪の結末”を避ける為に自分がするであろう事を書き出す



例:
「命を絶つ勇気が無いだろうから、
  結局暫く休んだ後、また派遣社員としてどこかで働くんだろうなあ」



「そうなったら、最悪どうなる?」



「転職ばかりで、”何の為に生きてるのか?”わからなくなる。
  そして年齢と共に転職先も見つからなくなって、
  生きてゆけなくなるだろうな」



「そういう人生を送ったら、人生の最期にどんな気持ちになる?」



「後悔だらけで、たまらなくなる・・・絶対嫌だ!」



「じゃあ、それを避ける為に自分はどうすると思う?」



「ささやかな幸せを求めて”誰でもいい!”と妥協して結婚するか、
  最悪親に頼ったり、生活保護を受けてでも生きてゆくんだろうな」

等々。



こんなふうに

「怖れている事の最悪」

「それを避ける為に自分がするであろう行動」
を書き出してゆく事で、

「最悪の結末が、そこまで最悪ではない事」

「それを避ける行動を採るであろう自分への信頼」
が生まれれば成功です。






(3)自分の中の”怖れている部分”を安心させる

「助けを求めたら、拒絶されて孤独になって生きてゆけなくなる」
等といった怖れや信念を持っているのは、
無意識(自己・辺縁系)に存在する”幼い頃の自分”であると考えられます。

だとすれば、
”その子”意識側(自我・皮質)が、
”今はそんな恐ろしい事にはならないよ”と安心させてあげる事が必要
だと思います。



例:
・「この”拒絶されるのが怖い、孤独になって生きてゆけなくなる”
  と感じている幼い頃の自分はどの辺に居るだろうか?」



「胸の辺りが苦しい」



⇒「(胸の辺りに幼い頃の自分が居るとイメージし)
  お姉ちゃんのあなたが甘えたり頼ったりすると、
  お母さんはがっかりしたり、怒ったりしたよね。

  そしてそうなったら”お母さんから嫌われて、
  このお家に居られなくなる”と感じたよね。
  怖かったね!だからそうならない様に頑張ったよね!

  でも今私は25歳になって、家を出てお母さんと離れても
  生きてゆけるんだよ!

  それに、この人達(会社の人達)はお母さんやお父さんじゃないから
  嫌われても大丈夫だよ。

  そしてここ(会社)はお家じゃないので、
  ここを出てもまた次の居場所を見つける事ができるんだよ」

等と、胸を撫でながら何度も言ってあげる事もよいでしょう。






(4)相手と自分の立場を入れ替えて考えてみる

次に、
”他人に頼ったり、助けを求めてはいけない
⇒でないと拒絶されて傷ついて孤独になったり自己否定が酷くなる”

という信念を検証してゆきましょう。



その為には、
「自分がもし相手の立場だったら?」と想像するのが役に立つでしょう。



例:

「もし私が誰かに頼み事をされたら?・・・」



「忙しい時には、一瞬表情が曇るかも知れないけど、
  相手をそこまで拒絶したり、ダメ出ししたりはしないな。

  それに、”有難う!助かったわ”とニコッとされたら
  役に立てたと感じて嬉しくなるよな」
等々。






(5)相手を評価してゆく

会社の周りの人をよく観察し、

「頼まれ事を引き受けてくれそうな人」

「有難う!という言葉に反応する人」
を探してゆきましょう。
(助けを求める事ができそうな”候補”をみつける)






(6)助けの求め方の台本を作り、相手に頼んでみる

上の「(5)」でみつけておいた”候補”の人を思い浮かべて、

「どんなタイミングで」「どんな切り出し方で」頼んだら良いか?
を考えて”頼み方の台本”を作り、練習してみましょう。

そして、
まずはなるべくその相手に負担のかからない事から
思い切って頼んでみましょう。






次回からは、「協調性の無さ」によって仕事が続かない方に向けて、
その原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。

 

 

仕事が続かない人へ
③性格傾向(6)協調性の無さ

 

今回と次回は

「協調性の無さ」から仕事が続かない方
に向けてお書きしたいと思います。





  
<協調性の無さから仕事が続けられなくなる例>

「IT関連の会社に勤めるT男さんは、いつもマイペース。

 チームでプロジェクトに取り組んでいるのに、
 自分の担当部分の今日の予定が終わればさっさと帰るし、
 会議の席でも発言しない。

 それどころか、昼食はいつも独りで食べていて、
 雑談にも参加せず、会社の飲み会もいつも断っている。

 そんな彼の事をチームのメンバーが
 上司に”あの人とは一緒に仕事したくありません”
 とT男さんの協調性の無さを訴えた。

 上司が”チームの輪を大切にしなさい”と注意しても、
 T男さんは一向に変わらず、チームのムードは悪くなっていった。

 そんな或る日、評価面談が行われ、
 T男さんは上司から減給をほのめかされた。

 ”あ~、僕は自分の仕事をきっちりやっているのに、
 いつも周りから評価されない。この会社も辞めるしかないな”
 と、何度目かの転職を考え始めた。」






 <仕事が続かない原因③性格傾向(6)協調性の無さ>

(1)オキシトシン受容体等の不具合(先天的)

先天的にオキシトシン(愛情・愛着・絆の形成に関与している
と考えられる脳内物質)受容体等の不具合によって、

「他人と関わりたい」という欲求が希薄な人もいらっしゃいます。






(2)感覚過敏から来る圧倒⇒回避(先天的+後天的)

先天的に感覚過敏を有している人の場合、

入ってくる刺激や情報に圧倒されてそれを処理する事で
一杯一杯になる事があると思います。

そんな時に
「どう反応するかわからない」他人にその敏感さを向けてしまうと、
ますます”刺激”に圧倒されてしまい、収拾不能になってしまうでしょう。

ですから、
それを避ける為の回避行動を採って、他人に関心を向けない事で、
自らの精神の安定を図っている場合もあるのでは?と想像されます。
(感覚過敏から来る、ある種の感覚鈍麻)






(3)感覚過敏+トラウマ⇒回避(先天的+後天的)

先天的に感覚過敏を有している人が、

幼少期に他人との関係性(特に親兄弟や友人等近しい関係)の中で

「傷つけられた」、「否定された」、「拒絶された」、
「味方になってくれなかった」「理解してくれなかった」
等と感じる出来事があった場合は、

敏感さ故にトラウマとなる事が多いと思います。

そして、
「もう二度とそんな辛い目に遭わない様に」
他人との交流を回避し続ける場合もあると思われます。






もしそうだとすれば、

「協調性の無さ」によって仕事が続かない方
はどうすれば良いのでしょうか?

私なりに考える解決策のヒントを次回お書きしたいと思います。

 

 

仕事が続かない人へ
③-(6)協調性の無い人の解決策

 

今回は前回お書きした様な、

(6)協調性の無さによって仕事が続かない方
に向けて私が考えるその解決策をお書きしたいと思います。






<③性格傾向(6)協調性の無さによって
  仕事が続かない人の解決策>

(1)オキシトシン受容体等の不具合(先天的)がある方

先天的にオキシトシン受容体等の不具合がある場合は、
まずは「自分に合った環境を見つける事」が優先されると思います。



ですから、
転職をネガティブに捉えるのではなく、
「自分に合った職場が見つかるまで探し続ける」
という考え方をした方が良いと思われます。



その為には、
例えば面接の時に「社員同士の交流」や「チームワーク」
等を訊いてみて、

「自分に合いそうな環境か否か?」をある程度判断し、
入ってみて合わない環境であれば「次を探そう」と切り替える事
も大切だと思います。



或いは、
(希望では無いとしても)なるべく他人と関わらなくて済む職場や
フリーランスや自分で起業する事も考えてもいいかも知れません。



また自分側でできる努力としては、

「ペットを飼って触れ合う」

「誰か独りだけでも関心がある人(恋人・配偶者・親・友人等)と、
一緒に居る時間や電話やLLINEの頻度を増やす」

「”推し”のアイドルやアーティストを作る」

等によって、
脳内のオキシトシンの血中濃度を増やし、オキシトシンの問題を軽減する
事が期待できるのでは?と思います。






(2)感覚過敏から来る圧倒⇒回避の傾向がある方

五感から入って来る刺激の軽減の為に、

(上司が許可してくれれば)ノイズキャンセリングサングラスを使用したり、

刺激が少ないと感じる席や部署への移動・異動

刺激過多から逃れる為の時間・空間の確保(例えば、理由を作っておいて
トイレに頻繁に行く、等)も役に立つでしょう。



その上で、
周囲の人を観察し、興味を持てた人と徐々に距離を近づけてゆく
等が役に立つと思います。






(3)感覚過敏+トラウマ⇒回避の傾向がある方

上記「(2)」と併せて、
トラウマのケアが必要になってくると思いますが、
トラウマのケアについては、以前お書きしましたので、
ここでは割愛致します。






次回からは

「学校(へ行くの)が続かない人」に向けて、
「何故学校が続かないのか?」といったその主だった原因をパターン化し、

「どうすれば学校を続ける事ができるのか?」
といった私が考える解決策を今迄の知識と臨床経験を基にして
お書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>

プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。