発達障害の本当の原因を探る⑧先天的な発達障害と後天的な発達障害

発達障害の本当の原因を探る⑧先天的な発達障害と後天的な発達障害

<前回からの続き>

 

今迄お書きした通り、

「ASD,ADHD等の発達障害(神経発達症)の主な原因
 は強度の感覚過敏から来るものであり、

 診断基準にある様な、様々な特性や気質は、
 ほぼ全て、
この強度の感覚過敏を持った人の防衛反応である」

といった私の推察が正しければ、
先天的(遺伝的)な発達障害に加えて、
後天的な発達障害も当然生じて来るでしょう。

というのは、

例えば、
いつも暴力や怒声が飛び交う様な機能不全家族の中で育った

所謂アダルトチルドレンと呼ばれる状態の人

ネグレクトする親や
何らかの理由で安心・安全を感じる事ができない
親の許で育った
愛着障害と呼ばれる状態の人は、

子供時代から沢山傷つけられサバイバルを余儀なくされたり
(=発達性トラウマ障害や複雑性PTSDに繋がる)
自分の安全は自力で確保しなくてはいけなかった訳です。

そうなると、
自分の身を自分で守る為に、

特に不快な刺激に対して極度に敏感にならざるを得なかった
でしょう。

そしてそれ故、
(発達障害の診断基準に示される)様々な防衛反応も

出て来ると思います。

つまり
先天的な発達障害=強度の感覚過敏があるから
          防衛的になっている」

後天的な発達障害=防衛的にならざるを得ない環境なので、
          感覚過敏を研ぎ澄ましてきた」

と言えると思います。

 

勿論、
「卵が先か?にわとりが先か?」は難しい問題ですし、

「生まれつき少し敏感であった子が、
 機能不全家族の基で育った為に
敏感さに拍車がかかった」
というケースも多いと思います。

※生まれつき鈍感な子は機能不全家族の基で育っても
 そこまで敏感にはならずに
強い防衛反応は起きない
 =発達障害の診断基準を満たさない、
 という事も考えられます。

 (同じDVを受けて育った兄弟でも、
 兄はトラウマが残り続けて
 大人になってからでも
防衛反応が出続けてるのに、
 弟は”昔は親父によく殴られてたよなあ”と
 あっけらかん
としている等は
 兄弟の持って生まれた敏感さの違いと考えられます)

 

次回は
「発達障害グレーゾーン」
についてお書きしたいと思います。

<次回へ続く>

 

#発達障害のカウンセリングについては、こちらをご参照下さい

プロフィール

のぶさわ 正明
のぶさわ 正明心理カウンセラー・自己実現コーチ
・公認心理師
・全国WEBカウンセリング協会認定
  心理療法カウンセラー
  不登校児対応アドバイザー
・矢野惣一「心の専門家養成講座」卒業
NLP、催眠療法、ゲシュタルト療法、解決志向ブリーフセラピー、フォーカシング、認知行動療法ナラティブセラピー、インナーチャイルド癒し、トラウマ療法、家族療法(システムズアプローチ)等とその統合を習得する(TVの解決ナイナイアンサーでお馴染みの「性格リフォームの匠(達人)」心屋仁乃助さん、「アネゴ系セラピスト」大鶴和江さんは矢野講座の先輩です)
・Gakken「学研の家庭教師」不登校事業室の外部相談カウンセラー
・WEBカウンセリングルーム「みらい」カウンセラー
・日本フォーカシング協会会員
・国際ブリーフセラピー協会(旧:日本ブリーフセラピー協会)会員

2012年2月開業。2025年時点で4,000名超のお客様のご相談をさせて頂きました。

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