コラム/2013-06-21
何故「心が傷つく」のか?
◆「学校や職場でイジメやパワハラに遭って傷ついた」
◆「夫や親の心ない言葉で傷ついた」
◆「彼氏の冷たい態度に傷ついた」
◆「親友に誤解されたり裏切られて傷ついた」
あなたは人生の中でどれくらい傷ついて来ましたか?
中には「今、傷ついてる真っ最中です」という人もいるでしょう。
僕自身も、こう見えて非常に傷つきやすい(笑)ので、しょっちゅう胸が「グサっ」
とえぐられる様な思いをします。
この「心が傷つく」状態は、多くの場合「自分の本当の気持ちをわかって
もらえなかった」とか「本当の自分の姿(ありのままの自分)をわかって
もらえなかった」とか「自分を受け入れて欲しかったのに、受け入れて
もらえなかった」等といった”心残り”から来る悲しみや淋しさだと思います。
そして、この時に胸に感じる痛みや苦しさは「今、”心残り”が一つできたよ!」
と教えてくれているのかも知れません。
もしそうなら、この時にやっては行けない事は、
胸に感じたその”合図”を無視したり、抑え込もうとする事です。
「ちょっとした事で傷つかない様に、もっと強くならなきゃ!」等と
その気持ちを無理に抑え込んじゃうと、胸の中が”心残り”で一杯になります。
そうなると、その”心残り”が発する悲しみや淋しさを常に感じる様になって
来たり、”心残り”が怒りに変化して自分を責め始める事もあるでしょう。
或いは”心残り”をこれ以上作らない為に、人との関わりを諦めちゃう人
もいるでしょう。
いずれにしてもそうなると、”心残り”が一生消えず、心の奥では常に
悲しみや淋しさを感じ続ける人生を送ってしまうでしょう。
では、どうすればいいのか?
一つの方法としては「胸がグサっ」となる”合図”を感じた時に
「あっ、今”心残り”ができた」と気付いて「本当は誰にどんな気持ちを
わかってもらいたかったのかな?」とか「本当は誰にどうして欲しかったのかな?」
等と、その胸の部分に向かって問いかけてみるのもいいでしょう。
そして「本当はこうしたかった」とか「こうして欲しかった」という
”心残り”が見つかれば、
①それをその相手の人に対してする、か、してもらう
②(それが無理なら)「本当はそうしたかった、してもらいたかったんだね?」
と”心残り”に寄り添ってあげて、そこから出て来る悲しみや淋しさを
一緒にとことん感じ切る
③その”心残り”を家族や親友、彼氏等、しっかり受け止めてくれそうな人に話す
いずれにしても、”時間”が少しずつ解消してくれるはずです。
そして「傷つき易く、”心残り”ができ易い人は、蓋をしたり逃げずに
それを都度解消して行けば、それだけ学びや成長が促進される」と僕は信じています。
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