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コラム/2013-10-25

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「答えは自分の中にある」とは限らない

スピリチャル系の人とかある種のセラピストの方の中には「答えは自分の中にある」
、質問や催眠、チャネリング等で「お客様の無意識から全て答えは引き出せるんだ」
とお考えの方もいらっしゃると思います。

そして、お客様の方も「あっ、そうか!答えは自分の中にあるんだ!」
気付かれる。

でも自分の悩みや問題を解決する「答え」が引き出せなくて困ってしまう・・。

※答えが引き出せるのなら困らない訳ですから(笑)

僕自身の考え方は(答えそのものが自分の中あるのではなく)「答えを導き出す
材料や公式が自分の中にある場合」と「ない場合」があるというものです。

但し、材料や公式が自分の中にあってもその解き方を忘れてしまってたり、
それを解く為の公式の使い方が間違ってれば、当然「正解」は導き出せません。

ではどういう考え方をすれば「自分の中の答え」を導く事ができるのでしょうか?

そのヒントを数学に譬えて以下に書いてみたいと思います。

①答えを導く為の公式が自分の中にあるかどうか確かめる

(1)今現在の問題(や悩み)が過去に自分が解いた問題のどれと似てるか?を考える
 (もしかしたら、今の問題は過去の問題の”応用問題”かも知れません)
 それを思い出したら、その時に使った「公式」を利用してみる。

(2)一つも思い出せなければ、自分が持っている「公式」を全て思い出してみる
 その中で、その問題を解く為に使った事のない公式を利用して解いてみる。
(※三角形の面積を求める公式で円の面積を求めようとして、いくらやっても正解は
  出ないですよね?)

(3)自分の中にある公式を全て試してみても正解が導けないのであれば
「公式は自分の中にはない」と思って、次の「②」に移る。

②答えを導く為の公式が自分の中にない場合

(1)問題を解く事を一旦脇に置いて、頭を休めて自分の体力を回復させる
 例えば、ゆっくり休み自分に元気が出そうな好きな事をやってみる、
 自分の価値を感じられる活動をやってみる、今迄数多くの問題をどれだけ頑張って
 解いて来たか?を思い返す、 等々・・・。
 ※数学が「2」でも体育や美術で「5」を取ればいいですものね。
 そして、もしかしたらそうしているうちに、正解がパッと閃く事もあるかも知れません
 (※その場合は「公式は自分の中にあった」訳です)

(2)自分で解く事を諦めて新しい公式や力を仕入れる
(その場合は医者でもセラピストやヒーラーでも本でもセミナーでも利用すればいいと思います)

セラピストとお客様の関係は、丁度家庭教師と生徒さんの関係に似ていると思います。

譬え「公式が生徒の中にあった」としても腕のいい教師なら
「これはこの公式を使え」等と直接指示するのではなく、
「どこかで似たような問題はなかった?」とか「別の公式を使ってみたら?」
と示唆していって、なるべく自分で考えるように持ってゆくでしょう。

或いは、疲れていたら「少し休憩してゲームでもしようか?」と
頭を問題から切り離す事もあるかも知れません。

そして、譬え新しい公式を教えなくちゃいけない場合でも、
単にそれを丸暗記させるだけではなく「どの様な定理からそんな公式が導き出せた
のか?」を説明し「定理さえわかっていれば公式を自分で作り出せる力」
極端な場合は「公式を知らなくても問題を解ける力」を育んでいくかも知れません。

※そこまで行くと「答えはいつでも自分の中から導き出せる」状態になるのかも知れませんね。

そう考えると教師(セラピストや医者)側も「一つ二つの公式(=学派や理論)を
全て当てはめるように」なんて教えちゃうと行き詰ってしまうと思う。
生徒もたまらない(笑)。

だから、教師側はできるだけ沢山の公式を身に付け、それを自分で解いた経験と
色んな生徒を指導した経験の積み重ねが必要だと思う。

しかも数学と違って、問題を解く為の公式は個人によって千差万別だと思う。

だからあくまで教師側は、生徒の公式を尊重し、自分の公式をいかに押し付けずに
「答えを導く力を取り戻す」為のサポートができるかが大切だと思う。



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