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コラム/2013-11-14

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「苦労から学ぶ」か、「楽しんで学ぶ」か

「苦労は買ってでもしろ!」と古人は言いました。

或いは、自分の苦労話を誰かに承認して欲しくて延々とそればかりを繰り返して
しまう人。(うちの母です(笑))

また「おしん」の様な苦労話に共感する人も多いですよね。

僕自身も、若い頃はず~っと「苦労」大好き人間でした(笑)。

「前世は、きっと苦行僧だったんだろうなあ」と思っていた程です。

かと言って、勿論苦労を否定する訳ではありません。

子供時代に苦労を余儀なくされる環境で育たれた方、
大人になってからも、苦労する環境に置かれてしまった方もいらっしゃるでしょう。

ただあなたにもし”選択の余地”があるのならば、
今の僕は「苦労から学ぶ」事よりも「楽しみながら学ぶ・成長する」事を
お勧めします。

今の僕は「苦労は買ってでもしろ」と仰った方の意見には賛成しかねます。

その言葉には「俺だけ苦労したら損だ!だからお前たちが苦労しないで幸せ
になるのは許せない」と言う”嫉妬”みたいなものを感じるのは僕だけでしょうか?

或いは、日本で長く続いて来た「家父長制」、「封建制」、「軍国主義」
といった支配する側とされる側の権力構造・・・。

支配される側は、当然苦労を余儀なくされる訳です。

そうした中では支配者側は「苦労は美徳だ」と教え込んで来たとしても
不思議ではありません。

そして支配される側も、苦労の中でも意味を見出して学び成長する事を
目指さざるを得なかったのかも知れません。

「楽をしてはいけないんじゃないか?」とか
「遊んだり楽しんだらダメなんじじゃないか?」と思っておられる方。

今は民主主義の時代ですよね。

古い信念を変えてゆく事も必要かも知れません。

では、どうすればいいのか?ですが、

「楽しい事やうまく行ってる事から学ぼう」と決心する事
がまず第一歩だと思います。

通常、人間は「楽しい時」や「うまく行ってる時」には
余り「自分を省みる」という事はしません。

だから「苦境に陥った時」、「うまく行ってない時」になって慌てて自分を省みて
「気づこう」、「学ぼう」、「乗り越えよう」と成長してゆく訳です。

そうなると「苦労から学ぶ」というパターンから中々抜け出せないでしょう。

でも、「順調な時」や「楽しい時」に「何故順調に行ってるのかな?
何が役に立ってるのだろう?」とか「何をやってる時に楽しさを感じるのだろう?」
等と考える習慣ができれば「楽しんで学ぶ」という事に一歩踏み出す事ができる
と思います。

例えば、僕が昔営業の管理職だった頃のお話・・・。

成績の悪い営業マンには、「その交渉が何故ダメだったのか?」とか
「何故売り上げが伸びないのか?」を問い詰める事は余りしませんでした。

逆に、たまに成績が良かった時や交渉がうまく行った時には
「何故、今月は成績が良かったのか?」とか「何故その交渉がうまく行ったのか?」
を徹底的に分析してもらいました。

「苦労から学ぶのはうんざりだ!」と思われる方は、是非これをヒントにして
「楽しんで学ぶ」「順調な時から学ぶ」事に踏み出して頂ければ嬉しいです。



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