コラム/2013-12-11
「悩み」ではなく、あなたの「望み」は何ですか?
ご相談に来られる方の殆どが、当然の事ですがご自分の「悩み」について
多くを語られます。
それは、そうですよね。「悩み」があって、自分ではどうしようもなくなって
来られる訳ですから。
カウンセリングや心理療法には「悩みを聞いてもらって、スッキリする」
という効果も勿論あると思います。
でも、それだけではおうちに帰って日常生活に戻ると、
また「悩み」に襲われ始める・・・。
そこで、僕は悩みを一通りお伺いした後で、
「あなたの”望み”は何ですか?」
「何がどうなったら”ここへ来て良かったな!”と 思いますか?」
というように「望み」や「目標」をお伺いしております。
もしあなたも”悩みのエキスパート”になってしまっていて、苦しんでおられる
のなら”望みのエキスパート”になってみませんか?
ー 例えば「こんな症状で困っています」、「〇〇な性格を治したいです」等々。
→「もし、その”望み”が叶ったら、今はできない何をしていますか?」
と自分に問いかけてみませんか?
カリスマ精神科医の神田橋條治先生は、ご著書の中で
「朝起きたら、”今日は何をしたい?”と何度も何度も 自分に聞きなさい。
それが思い浮かばなかったら、今から起きて、朝ご飯までの間に何をしたい?、
とか小さく小さくしてみる。そして”したい”と感じる事があったら、してみて、
それを毎日続けてみて」と患者さんによく仰るそうです。
そういう意味では、
毎晩寝る前に「症状がなくなったら(性格が改善したら)何をしたいかな?」
と自分に聞いて、朝起きた時に「今日は、昨晩の”望み”の中で何がしたいかな?」
と、したい事を少しずつやってゆくのも有効だと思います。
乱暴な言い方をすれば「症状があろうとなかろう」と、
性格が変わろうと変わるまい」と「自分の”望み”に沿った人生を
歩んでいければ、人は幸せな人生を送れる」と思うんだけどなあ。
コメント