コラム/2013-12-18
心の免疫力を高める質問
例えば、風邪に感染しちゃった場合は、炎症を抑えたり熱を下げる薬などを
のみますよね?
でも、最終的には自分が持っている「身体の免疫力」でウイルスや菌を
やっつけているはずです。
僕は「こころ」にも本来同じ働きがあると思っています。
そして「何故こんな事になってしまったんだろう」と”過去”を悔やんだり、
今の苦しみばかりに目を向け続ける事は、 「心の免疫力」を高める事には
繋がらないと思います。
→例えば、風邪やインフルエンザに襲われても
「何故ウィルスに感染したんだろう?私は何てダメなんだ」
「苦しい、苦しい、もう私の人生には希望は無い」なんて思わないですよね?
そうじゃなくて、充分休養したり栄養を摂ったりと「身体の免疫力」を高める為の
努力をしますよね?
それと同じであなたを襲ってる「不安ウィルス」、「やる気をなくさせるウィルス」
「うつウィルス」や「過食ウィルス」、「不登校ウィルス」等に対抗する為に
「心の免疫力」を高めて行くのを考えてみてはどうでしょうか?
実際、僕達カウンセラーの仕事は「心の免疫力」を引き出す為のお手伝い
とも言えるかも知れません。
例えば、表題の「心の免疫力を高める質問」で言えば、以下の3つの質問は
僕も現場でよくさせて頂きます。
①「今ある”免疫力”に焦点を絞り、それを引き出す質問」
→例:「7年間も”落ち込みウィルス”に襲われていたのに、何とか踏ん張って
仕事や家事をなさってるのは、あなたの中のどんな”力”があるからですか?」
※これはSFAの「コーピング(サバイバル)クエスチョン」と呼ばれるものです。
②「一足飛びに”未来の希望”に焦点を絞り、”免疫力”を呼び覚ます質問」
→例:「寝ている間に奇跡が起きて、朝起きた時には、あなたを襲っていた問題が
解決してたとしたら、奇跡が起きた事を何から気付きますか?
誰が一番最初に気付きますか?」
※これは、SFAの創始者の一人のインスー女史が好んで使った質問です
③「”問題”の意味付けを変えて、”免疫力”を思い出す質問」
→例:「もしあなたを襲ってた”問題”が、それを乗り越える事で学びや成長する、
或いはそれを乗り越える”力”を身に付ける為に、生まれる前のあなたの人生計画
通りに決めて来た事だとすれば、何を学ぶ為だと思いますか?
或いは、どんな”力”を強化する為だと思いますか?」
※これは「生きがいの創造」の飯田史彦先生のご研究をヒントにした、僕のオリジナル?
の質問です。但し、飯田先生の文脈をお話した上で「心にスッと」入りそうな
クライアント様向けです。
皆さんも、どうか「①」~「③」を参考にして、ご自分に合った”質問”を
作られて、自分に問いかけてみませんか?
もし難しければ、いつでもお問い合わせ下さい。
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