コラム/2014-06-16
いつも自分を追いつめてしまう人へ
「彼氏といると自分の欠点ばかりが目についてしまう」
「家事と育児と仕事で力尽きてしんどくなってる自分が情けない」
「普段は仕事の虫の様に頑張れるのに休日にだらだらしてしまう自分に罪悪感
を感じる」
心がしんどくなられてる人の多くが
「何らかの形で自分を追いつめてしまってる」と考えられます。
→「完璧でなきゃ!」「ミスしちゃいけない!」「強くなきゃ!」
「どんなにしんどくても頑張らなきゃ!」「楽しちゃいけない!」
「のんびりしちゃダメだ!」・・・。
こういったビリーフ・禁止令と呼ばれる”信念”が刷り込まれていると、
「それをしろ!さもないと酷い目に遭わせるぞ!」といった、
言わばどこかの国の将軍の様な(笑)独裁者が常に自分を追い詰めて命令している
様な状態にされされてしまいます。
しかもその”命令”は絶対で、例外や情状酌量は許されません。
例えば自分がどんなに苦しかろうがお構いなしですし、下手をすれば自分が心身に
異常をきたしてもその命令に従わないといけない!と刷り込まれているのです。
では、その命令に従わなかった時にはどんな”酷い目”に遭うのでしょうか?
それを一度考えてみる事がその”刷り込み”の裏にある”根本の刷り込み”に
気が付く為に役に立つと思います。
その命令に従わないと
「欠点だらけの恥ずかしい自分」を見られてしまうのでしょうか?
それとも「無能で無力な自分」に気付かれてしまうのでしょうか?
或いは「愛されなくなったり、見捨てられてしまう」事が恐いのでしょうか?
それとも「それをしないと自分に価値がなくなってしまう」のでしょうか?
それとも・・・。
いずれにしてもその”答え”によって
「自分は欠点だらけで恥ずかしい存在だ」とか「自分は無能で無力だ」とか
「ありのままの自分では愛されない、見捨てられる」とか
「ありのままの自分には価値が無い」等といった”根本の刷り込み”
(スキーマ・コアビリーフ)を見つける事ができると思います。
そして、こういった”根本の刷り込み”の多くは子供時代に形成され、
無意識の中に根を張っていますので、例えばどこかのセミナーに行って
「ありのままの自分を愛しなさい」とか「あなたの存在そのもに価値があるのですよ」
と言われても、頭では「そうかな」と思っても腑に落ちない
=無意識の”根本の刷り込み”が抵抗して苦しみから抜け出せない状態になり
「結局何も変わらない」という結果になってしまいます。
それではどうすればいいのでしょうか?
まず”根本の刷り込み”への反証を集める事ができます。
例えば「自分は無力で無能だ」という根本の刷り込みがありそうな場合は
「そうじゃない証拠」、つまり「自分の力を発揮して少しでも何かを達成した」
場面や「ほんの少しでも誰かの役に立ち称賛されたり感謝された」思い出等を
子供時代から遡って書き出してみるのもいいでしょう。
或いは、禁止令を解いていったり、未完の想いを完了させたり、
インナーチャイルドを癒していったり、併せて自信を付けたり自我強化していったり
等が役に立ちます。
(※これらに関しては別の記事をご参照ください)
いずれにしても、この記事をお読みになって「自分にも当てはまりそうかも」
と感じた人に申し上げたい事は、
「今あなたが苦しいのは”根本に刷り込まれた信念”のせいであって、
生まれつきの性格ではありません。」
「後から作られたものだから変えてゆく事ができます。」という事です。
但し、もし必要ならいつでもお気軽にご相談下さい。
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