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コラム/2014-06-23

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性同一性障害や同性愛に悩んでいる人へ

うちのルームにも時々
「男性の事が好きな男性」「女性の事が好きな女性」
「身体は男なのに心は女」「身体は女なのに心は男」

という方も来られます。

勿論、少数派(マイノリティー)としての生き辛さを乗り越えて、
それとは別のお悩みで来られる人もいらっしゃいますが、
真剣にその事で悩んでおられる人もいらっしゃいます。

そういった人は大抵「自分はどこかおかしいのでは?」と苦しんでおられます。

その悩みを誰にも打ち明ける事ができず、気付かれないかとびくびくし、
そんな自分を肯定できずに苦しんでおられる人達・・・。

「よく思い切ってお話し下さった」と思います。

周囲の人達にカミングアウトができたり、オネエやゲイ等の少数派のグループに
飛び込めたらまだ楽でしょうが、親や友人の心無い言葉に傷つき心を閉ざして
しまったり、中には子供時代にそういった”少数派”のタレントがTVに出ている
のを家族で見ていた時に「気持ち悪い」と言った親の一言で、

”少数派”としての自覚があった自分を嫌悪し、しかも、”少数派”の人達にも
嫌悪感が生じ、どこにも属せなくなった人もいらっしゃいました。

”少数派”として生まれる原因ははっきりしませんが、胎児の時の脳や身体の
発達段階で「脳」と「身体」と「こころ」が全て男性とか全て女性と振り分け
られるところが恐らく染色体やホルモンの影響で、違う振り分けになってしまった。

だから「あなたは決して悪くないですよ。あなたのせいじゃない」

そして、この世の中は幸か不幸か異性愛者や性同一性を持った人達が
多数派(マジョリティー)を占めてる。

この世界には悲しいかな数の論理で、少数派を排除しようとする部分があります。

あなたは日本人の家族の中で「金髪と碧い目」を持って産まれて来た子供
に譬える事ができるのかも知れません。

金髪と碧い目を持って生まれたあなたは最初は家族も受け入れる事に躊躇
するかも知れない。学校や社会でも苦しい思いをするかも知れない。
(※欧米社会で暮らせばそんな思いはしないのかも知れませんが)

でも、それはあなたのせいですか?
そんなあなたには価値がないのでしょうか?
存在してはいけないのでしょうか?

例えば、こんな事を考えるのが役に立つかも知れません。

あなたにとって一番大切な人が「私は”少数派”だ」と打ち明けた。
その事であなたにとって、その人の価値はなくなりますか?
その人は存在してはいけない人でしょうか?

或いは仮にあなたに愛する我が子がいたとして、その子が思い切って
カミングアウトしたとすればあなたはその子の存在を否定するでしょうか?

もし神がいるとして「子孫を残し人類を繁栄させ、地球上の生きとし生けるもの
が幸せになる為」という計画で”多数派”を創りだしたとすれば、
その神の計画は、今危機を迎えているのかも知れません。

そんな時に敢えて”少数派”をお創りになったとすれば
”少数派”しか成し得ない「使命」の様なものがあるのかも知れません。
そんな事を考えてみるのもいいかも知れません。

※因みに僕は残念ながら”多数派”ですが、
 女房からは「オバサン」と言われています(笑)。



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