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コラム/2014-10-04

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リソースノートをつけてみませんか?

心因と思われる症状や悩みに襲われて来談される人の多くは
自己評価や自己肯定感、自尊感情などが極端に低くなっておられる場合が多いです。

そういった方へのヒントとして今回は「リソースノート」を書いてみられる事
をご提案します。

まずここで言う「リソース」とは、あなたが悩みや問題を解決する為に、
或いは目標を実現する為に既に持っている資源や能力、特性等を意味します。

そして誰でもその人ならでは「リソース」を必ず持っているものです。

所が、悩みや問題に巻き込まれると「リソース」に目が向かなくなってしまい、
それゆえ「リソース」を活用できなくなっちゃう。

そうなると当然、「今の悩みや問題を解決するなんて私には無理だ」とか
「私の夢なんてどうせ実現できっこない」等という思考に襲われ、
その窮地から脱出する事が増々困難になってしまう・・・。

これは、所謂「自信がない」状態ですね。

”自信”とは「自分を信じる事だ」と誰かが言ってましたが、
じゃあ、自分の何を信じるのかというと「自分は(この悩み・問題を解決する為の)
リソースを持っている」という事を信じる事だと思います。

勿論、自信を取り戻す事はあくまで出発点であって、
そこから「リソース」を少しずつ増やしていったり、巾を拡げてゆく、
自分以外のリソースを活用する事等も大切な事だと思います。

(※自分が既に持ってるリソースだけで満足し「ありのままの私でいいんだ」
  なんてやってると、進歩・成長がない(笑))

ただ実際に来談される程、困っていらっしゃる人はまず”自信”を取り戻す事
リソースを再発見する事から始められたらいいと思います。

その為に役立つ一つの方法として「リソースノート」のつけ方をご紹介します。

<リソースノートのつけ方>

①過去の困難や苦悩を乗り越えた場面をできるだけ多く思い出す

(1)その時に自分のどんな”力”を使ったか?
 (例:行動力?、忍耐?、底力?、諦めない?・・・等)
 それを場面毎に書き出してゆく

(2)もし、他人の助けを借りたのであれば、その人があなたに向けた力は?
(例:愛情?友情?いたわり?承認?・・・等)
 その人の名前とあなたに向けた”力”を書き出す

②今迄にあなたが何かを達成した(小さなものでも)場面をできるだけ多く思い出す

(1)その時に自分のどんな”力”を使ったか?
 (例:行動力?、忍耐?、幸せになりたい?、諦めない?・・・等)
 それを場面毎に書き出してゆく

(2)もし、他人の助けを借りたのであれば、その人があなたに向けた力は?
(例:愛情?友情?いたわり?承認?・・・等)
 その人の名前とあなたに向けた”力”を書き出す

③今迄にあなたが他人の役に立った(相手が気付いてなくても)場面を
 できるだけ多く思い出す

(1)その時に自分のどんな”力”を使ったか?
 (例:愛?、正義感?、行動力?、勇気?・・・等)
 それを場面毎に書き出してゆく

(2)もし、その相手があなたの長所や良さを言うとすれば?
 (例:優しい?、愛に溢れた?、義理堅い?・・・等)
 その人の名前とあなたの長所や良さを書き出す

④あなたが愛する人を全て思い出す

(1)あなたがいなくなるとその人は何を失うと言うだろう?
 (例:生き甲斐?、愛?、頼るもの?、幸せ?・・・等)
 その人の名前とあなたの”存在価値”を書き出す

※今書き出したものがあなたが既に持ってるリソースです。
 それをじっくりと読み返してみましょう

⑤書き出したリソースの中で、”今の悩み”に使えるものは何か?
 をじっくり考えてみる
 (例:「諦めない」と「友情」)

(1)それを使うとすれば、まず何をすればいいか?を考え”小さな目標”を
 書き出す
 (例:諦めないと決心する、友人に電話する等)

(2)もし、今持ってるリソースだけでは足りず、巾を広げたり
 新たなリソースが必要だと感じた場合は、それを”取得目標”として書き出す
 (例:「もっと行動力が欲しい」、「職場の人の力を借りたい」等)

そして次の様に想像する
 「仮にそれがもう既に手に入ってるとすれば、私はまず何をしているだろうか?」
 (例:思い切って、上司に今の窮状を相談する等)

その「答え」を”小さな目標”として書き出す
 ※想像する時にあなたが欲しいリソースを既に持ってる人を思い浮かべ
 「あの人だったらどうするだろう?」と考えてみたり、「他人の力を借りるとすれば
 誰が一番いいかな?」等と考えてみるのも役に立つと思います。

※ここまでで、あなたの「リソース」と「目標」が出揃ったはずです。
 あとはそれを基に「実践とフィードバック」です。

⑥1日が終わったら毎日リソースノートを開いて、

(1)あなたの「小さな目標」や「リソースの取得目標」の進捗と
 必要なら「次の小さな目標」を書き加えます

(2)その他のあなたが既に持ってる(既に書き出してる)リソースの中で
 その日使ったリソースに「☆印」を入れてゆきましょう。



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