コラム/2014-10-16
傷つけられて味方なんていないと思ってる子供達へ
「お母さんは気持ちをわかってくれず、自分の思い通りにならない私を叱る」
「クラスで苛められて無視されても、家族の誰も僕の辛さをわかってくれない」
親から言葉や暴力による虐待や辛い目に遭わされたり、
クラスでいじめや無視されている。
しかもわかってくれたり、励ましてくれる味方が誰もいない・・・。
ー そんな子供時代を過ごした人や今そんな状況を耐え忍んでいる子供達もいる
と思います。
今日は、そんなあなたに贈る物語を書いてみたいと思います。
ー
先日、子供時代からずっと母親から酷い事を言われ続けた女性のクライアントさん
が来られました。
俗に言う「言葉による虐待」です。
その女性にインナーチャイルド癒し(無意識の中の子供時代の自分を癒すワーク)
を差し上げてる途中で、その女性が暫くの間言葉が出なくなり
凍り付いた様な状態になりました。
その事をワークが終わってからお伺いすると、
「子供の頃、大人の自分が味方になってくれていました。
今大人の自分が子供の自分を癒すワーク(インナーチャイルド癒し)
をやってる最中に、その時の事が蘇ってきました。
それで、子供を癒してる大人の自分か、癒されてる子供の自分かが
一瞬わからなくなってしまいました」と仰いました。
ー
子供時代に唯一の味方である大人になった自分に守られている感じがしていた・・・
そして、大人になった自分が子供の時の自分をイメージの中で癒していると、
その時の状態にリンクした・・・
無意識は時間や空間という概念は超越できます。
スピリチャル的に言うと「子供時代の自分は未来の自分からの力によって
守られていた」とも言えるかも知れません。
心理学的に言うと、子供時代に自分を守ってくれたり話し相手になってくれる
空想上の人物の事を「イマジナリーフレンド」と言います。
僕には彼女に起こった出来事が、時空を超えたスピリチュアルな現象なのか、
単に、ワークの最中にイマジナリーフレンドの事を思い出しただけなのかは
正直わかりません。
ただ一つ言える事は、
「今、傷ついて味方なんていないと思ってる君達。
でも君達には今の辛さを乗り越えて将来は幸せになる事ができる力を持っている。
もし、そんな未来の自分が今の自分の頼もしい味方になってくれるとしたら、
今の君達の状況を見て何て言ってくれるだろう?
どういうふうに共感・理解してくれるだろう?
また、今の状況からどんな経験や力を得たと言ってくれるだろう?
更に、今の状況を乗り越える為にまずどんな小さな事から始めたらいいと
言ってくれるだろう?」
ー そんな事を想像してみるのもきっと役に立つと思います。
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