コラム/2014-12-02
マリッジブルーの正体
「結婚式が近づいて来たけど彼氏の嫌な面が見えて来て
”本当にこの人でいいのか？”と思うと不安になります」
「結婚の準備をしてるけど、親と遠く離れてしまうので、
親の事が心配になり、憂鬱です」
多くの女性が（男性も）大なり小なりマリッジブルーに襲われる様です。
「結婚」とは親元から自立し、知らない土地で知らない他人（やその家族）と暮らし
家庭を築いていく事ですので、誰だって不安や憂鬱に襲われる事もあると思います。
ただそれが耐え難い様な”ブルー”であった場合はそれを一度直視してみる必要
があるかも知れません。
自分の頭の中（意識）に出て来ている不安は時に”別の不安”を覆い隠す
”フェイク（偽の）”の場合があります。
特に「彼氏（彼女）のアラが見えてきて不安になった」
とか
「親（や家族）の事が心配になってきた」等といった
自分一人の問題ではなく、他人が原因の不安や他人との関係の中で起きる不安等は
”フェイク”のケースもあります。
どういう事かと言うと例えば、
「私は愛されない」「私は嫌われる、見捨てられる」「私には価値がない
（から本当の私を知られたら嫌われそうで怖い）」等の”信念”が
あなたに刷り込まれていたとすれば結婚を引き止めようとする不安になるでしょう。
また例えば、
「結婚しても妻としてやってゆく自信がない。子供を産んで育ててゆく自身がない」
等の”自信”がない場合でも同様の不安が生じるでしょう。
でも、その不安に直接向き合うのが怖いから、心の働きとして相手のアラや
他の不安材料を探してしまったりする訳です。（勿論、意識してそうしてる
のではなく無意識で起きてる事ですから気付かない事が多いでしょう）
或いは、
「本当はお母さんに甘えたかった。でもできなかった。淋しいよお・・・。」
という親に対する未練があった場合も「お母さんを地元に残してしまうのが心配」
というフェイクの不安が生じるかも知れません。
逆にお母さんを助けて来た人で「お母さんを捨てるなんてできない」という執着
があった場合は「旦那の家族とうまくやってゆけるかな？面倒をみるのが負担
にならないかな？」というフェイクの不安が生じる事もあるかも知れません。
では、どうすれば今の不安がフェイクなのか？本当なのか？を見極める事ができる
のでしょう？
ー一つの方法としては、
「もし今の不安が全て解消されたとしたら、次にどんな不安が出てくるだろうか？」
と自問してみる事です。
その”答え”が「もう不安はなくなるだろう」というのであれば、
今の不安が本当の不安の確率が高いので
「少しでも解消する為に私は何をすればいいか？」を全力で考えて実行してゆく
事です。
逆に「今の不安が全て解消しても、別の不安が出て来た」というのであれば
それに取り組む必要があると思います。
いずれにしても不安を直視し「本当の不安」に辿り着くまで自問して
掘り下げてゆき、それに対して自分のできる事を考え、少しずつ実行してゆく事
が役に立つと思います。
但し「不安が手に負えない」時は、お気軽にお問い合わせ下さい。
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