コラム/2015-03-09
自分で決められない(決断できない)人へ
「レストランでメニューを出されても中々選べない」
から始まって
「恋愛、結婚、仕事、将来の事をどうしたらいいのかわからない」
まで、
「自分で決める事ができなくて」悩んでおられる人もいらっしゃいます。
この「自分で決める、決断する」という事は一方では「間違ったらどうしよう?」と
その先のリスクを考えると、確かに怖い事でもあるでしょう。
でも反面「自分で決める」=「自分の思い通りの人生を歩んで行ける」
という”自由”がある訳です。
ですから「自分で決められない」と、その”自由”まで手に入らなくなって
しまいます。
では何故自分で決められない人になってしまったのでしょう?
それは例えば、子供時代に子供の事を心配し過ぎた親が、何でも先回りして
決めてしまっていた。
また例えば、親子の関係が密接し過ぎて、
子が迷った時に親に「どうしたらいい?」と一々親に訊ね、
親は子が可愛い余りに「こうしたらいい」と全て”正解(親にとっての)”を
教え続けた。
或いは、絶対君主的な親の元で「自分で決める」事が許されなかったから
かも知れない。
いずれにしても、「自分で決める勇気」がくじかれて
自分で決める経験をしてこなかった為に自信が持てずに
増々自分で決める事を避ける様になってしまったのだと思います。
それでは「自分で決める勇気・自信がない」→「だから自分で決めない」
→「すると増々勇気や自信が育まれない」→ 「そうすると増々自分で決められない」
という悪循環から抜け出すにはどうすればいいのでしようか?
もしあなたがそうだと感じるのであれば「自分で決める練習」をしてみませんか?
<自分で決める練習>
①自分がよく決断に迷う場面の中で、
譬え間違ったとしても比較的リスクが少ない物をピックアップする
(例:食事のメニュー、自由時間の過ごし方等)
②それを「間違ってもいい」と唱えながら思い切って自分で決めてみる
③自分で決めて「良かった」と思えた事柄だけを日記かノートにつけてゆく。
(「間違った」と感じた事は「じゃあ、次はどんな基準で選択したらいいのか?」
だけを思い浮かべたらいいので書かない事)
④それを続けて、自分で決める事を低リスクのものから徐々に高リスクのものに
範囲を広げてゆく。
※もし最初から些細な事でも自分で決める勇気や自信がないのであれば、
子供時代~今迄で、
「他人が決めたけど”それは間違いだった”」と思える事柄と
「自分が決めたけど”間違いじゃなかった”」と思える事柄を
最初に書き出してみましょう。
コメント