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コラム/2015-05-22

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自分に厳しく他人に甘い人(または、その逆)

他人がミスをした時は「誰にだってミスはあるよ。気にしない、気にしない」
と言ってあげるのに、いざ自分がミスをした時には自分を許せなくなる・・。

所謂「自分に厳しくて他人に甘い人」ですね。

こういった方の多くは
「自分は特別だ!自分は他人よりも優れていなければならない」という信念
が根底にある訳です。

だから、その基準をクリアできない自分を責めてしまう。

では、何故「自分は他人より優れていなければならない」という信念を持つ
に至ったのでしょうか?

それはその更に根底に「自分は他人より劣ってる。悔しい!恥ずかしい!怖い!
だから他人より勝っている存在にならなきゃいけないんだ」という
劣等感に基づいた強迫的な思い込みがあるからだと思います。

勿論、それがうまく利用された場合はスポーツやビジネス等の分野で
一流になってゆく事もできるでしょう。

でも、その劣等感や強迫的な思い込みに支配され苦しんでる人は
何とかしないといけないでしょう。

逆に「自分に甘く、他人に厳しい人」も、
「自分を守って他人を引きずりおろさないと自分の能力や価値のなさが露呈
してしまう」という無意識の働きがあるからだと思います。

つまり、こちらも根底にあるのは「劣等感」です。

「自分に厳しく他人に甘い」

「自分に甘く他人に厳しい」

そういった意味では、どちらも劣等感が根底にあるから自分と他人を比較し、
自分に対する扱いと他人に対する扱いが違ってくるのだと思います。

では、どうすればその「劣等感」から解放されるのでしょうか?

多くの人の場合は、動機は劣等感からかも知れないですが、一流を目指し、
努力を積み重ねて行ったり、敢えて苦手な交流の中に飛び込んで行ったりして、
自信をつけて劣等感を埋めていくのだと思います。(人間的な成長ですね)

但し、今はまだ劣等感が強すぎて「そういった冒険がとてもできそうもない」
という人はどうすればいいのでしょうか?

そういった人は、まず「自分は劣等感を持ってるんだ」と認識する事
が第一歩だと思います。

次に「その劣等感が本当なのか?」を調べていきませんか?

例えば、「私は可愛くない」(だから彼氏ができない)といった思い込み
をしてる人は、街中のカップルで可愛くない女性を探してみるのもいいでしょう。

或いは、「僕は何をやってもダメだ」と思い込んでいる人は
周りの家族や友人・知人が全員「お前はダメだ」と言うかどうか
聞いて廻ってもいいでしょうし、
或いは「ダメじゃなかった場面」、や「少しでも成功した部分」を
書き出してみるのもいいかも知れません。

更には、劣等感を克服する為に行った努力を全て思い浮かべてみて
「自分がどれだけ努力したか?」、「その努力によって、どの部分が少しはマシ
になったのか?」等を挙げていって、過去の自分と比べてみるのもいいでしょう。

それでも「何の変化もない」とか「もう努力するのは無駄」と思う方は
カウンセリングを受けてみるのも一手段かも知れません。



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