コラム/2020-07-06
人に嫌われるのが怖いあなたへ④
<前回からの続き>
今回は
「自分の中の子供の部分を親目線、大人目線で客観視する」
方法をお書きしたいと思います。
これはどういう事かと言いますと、
「きっと嫌われたんだ・・・苦しいよ、辛いよ」
という考えに囚われている状態というのは、
優しく寄り添ってくれる「親」も居ず、
冷静に分析し、励ましてくれる「大人」も居ず、
ただただ、「寂しいよ、辛いよ、苦しいよ・・・」
と泣き叫んでいる「子供」しかそこには居ない
と言えると思います。
つまり、
あなたの中の「子供」の部分があなたの主観の全てになっていて、
現状を打開できず、翻弄され続けている訳です。
もしそうであるならば、
行き詰ってしまってる、あなたの中の「子供」の部分を、
客観視することができれば、突破口が見えて来ると思います。
以下、
具体的なそのやり方をお書きしたいと思います。
<あなたの中の「子供」を客観視する方法>
①嫌われた!と思い込んで泣いてる「子供」や
嫌われるのが怖くて不安で震えている「子供」
の「理想の親」になったと想像します。
②あなたが、その「子供」の「理想の親」だったら、
なんて言ってあげたいでしょうか?
→例:「嫌われたと思って辛かったね」
「嫌われるんじゃないかと思うと怖かったね」
等々。
②自分の胸の辺りに泣いたり怖がってる「子供」がいるとイメージし、
優しく撫でてあげながら、
その言葉を実際に口に出して言ってあげましょう。
③そしてニコッと笑って、
その子が安心する様な言葉がけをしてあげましょう。
→例:「あなたが誰から嫌われようが、
私(ママ)はあなたの事が大好きだよ・・・」
「私(ママ)はいつでもあなたの味方だから大丈夫だよ・・・」
等々。
④次に、
客観的な分析ができ、冷静で頼りになる「大人」になったとイメージして、
その「子供」を客観視してゆきます。
⑤そして「子供」ならではの極端な考え方や「決めつけ」、「思い込み」等を、
「子供」でも腑に落ちて理解できるように柔軟にしてゆきます。
→ 例えば、
先輩の表情や声から、「嫌われたに違いない」という「子供」に対して、
「君が嫌われたというの本当だろうか?」
「先輩の様子がいつもと違ってたとしたら、
君を嫌ったから以外にどんな理由が考えられる?」
と「子供」に質問し、考えさせます。
(もし「子供」が答えに窮したら、代わりに
「体調が悪かったのかも知れないね」
「家で嫌な事があったのかも知れない」
「仕事に追われてイライラしてたのかも知れない」
等と、論理的な答えを探してあげましょう)
⑥さらに、
「先輩の様子がいつもと違ってたら、
”嫌われたに違いない”と思い込んじゃうから、
そんな時には今言った他の可能性も紙に書いておいて
それを見るようにしてみたら?」
等と現実場面での対応も教えてあげましょう。
そうして自分を客観視できるようになれば、
具体的な行動を起こしてゆきませんか?
次回はその事についてお書きしたいと思います
<次回へ続く>
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