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コラム/2021-02-17

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HSPの人が陥り易い障害①抑うつ

<前回からの続き>

今回からは、
HSPの人が陥り易い(陥る可能性のある)障害について
お書きしてゆきたいと思います。

「お母さんが期待してるから、テストでもっと良い点数を取らなきゃ!」
と夜遅くまで頑張ったり、


「入社してきた後輩の良い手本となる様に、完璧に仕事をこなさなきゃ!」
と家に帰ってからも仕事の準備をしたり・・・。


HSPの人は「良心的」「誠実」「真面目」であったり、
「貢献感」を大切にする人が多いと思います。

その為に頑張り過ぎて、自分の時間まで犠牲にしてしまう事もあるでしょう。


或いは、

「友達のAちゃんは、今日なんだかよそよそしかったなあ~。
 私が昨日言った事に気を悪くしたんじゃないかしら・・・

 だとすれば、嫌われちゃったのかな・・・
 明日どう接したらいいんだろう?・・・」

HSPの人は、些細な事やいつもとの微妙な違いにも気が付く「感度の鋭さ」
を持っていますので、相手の微妙な変化も読み取ります。

そしてその意味を深く考えてゆきますので、
家に帰っても、或いは床に就いてもその深い処理が続くと疲弊し、
自立神経が乱れて睡眠不足や頭痛・腰痛・胃腸の不具合等の身体症状
まで出てきたりする事もあるでしょう。

そしてもしその処理の結果で得た結論がネガティブなものであったなら
落ち込んでゆくでしょう。


そしてその様な事が続くと
刺激を遮断し、心を安定させるセロトニンやGABAを補う時間が削られたり、

(特にHSS型の人は)興味がある事への刺激を得る為の時間も削られ、
ワクワク感を感じられるドーパミンを補う時間も無くなり、
結果的に元気のない状態=抑うつ状態に陥る事もあると思います。


※HSPの人に障害が出現し、医師の診断によって薬が処方される場合、
 刺激に敏感な為、少量の薬でも効きすぎてしまう事が考えられます。
 その辺りを注意する事が必要だと思います。

 また、抗うつ薬の投与でセロトニンやノルアドレナリンが補完される
 事によって責任感から益々仕事や学業にのめりこみ、

 本来であれば刺激を遮断し、まったりとする時間や趣味に没頭する時間
 を確保する事によって得られるそれらが人為的に得られてしまうので、
 その時間を確保できずに刺激過多から更に症状が強まる事も考えられます。

 或いは、
 HSS型HSPの人がADHDや双極性障害と間違われて薬を処方された場合も
 それらは中枢神経に作用する薬である事も多いでしょうから、

 セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリン等の神経伝達物質の
 バランスが崩れ、HSPの人にとって一番大切な「適切な刺激量」が
 保たれなくなる恐れもあると思います。

 ですから、猶の事HSPの正しい理解と正しい診断が必要であると思います。 

次回は、

HSPの人か抑うつを防ぐヒントをお書きしたいと思います。



<次回へ続く>



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