コラム/2021-08-02
謝らない人、感謝しない人への対策①
<前回からの続き>
今回からは、「謝らない人、感謝しない人への対策」を
前回お書きした「①」~「③」のタイプ別にお書きしてゆきたいと思います。
<謝らない人、感謝しない人への対策①>
①自分を客観視できない(相手の立場に立てない)人
前々回お書きした「例1」の夫の様なタイプの人は
自分を客観視する(相手の立場に立つ)というのが苦手なタイプ
だと考えられます。
そういった人に対して有効だと思われる方法は以下の通りです。
(1)自分の身に置き換えさせて考えさせる
例えば、前々回の「例1」で申しますと、
妻「付き合っていた頃、私の誕生日にヒロ君(夫)は、
私の好きなイタリアンレストランに連れてってくれたよね?!」
妻「どういう気持ちで予約してくれたの?」
夫「・・・君が喜ぶと思ったから・・・」
妻「そして私が喜べばヒロ君はどんな気持ちになる?」
夫「嬉しい」
妻「でももし私が”料理が不味いしこのお店は好きじゃないわ、早く帰ろう!”
と言ったとしたら、ヒロ君はどんな気持ちになる?」
夫「悲しくなっちゃう・・・」
妻「だよね。喜んで欲しいよね?!じゃあ、私の喜びを
どんな言葉で表現してもらえたら、ヒロ君は嬉しい?」
夫「”有難う!美味しかった!”って言ってくれたら嬉しい」
妻「だよね!あの枕も、ヒロ君が喜んでくれると思って買ったんだ・・・
それを”要らない”って言われて私は悲しかったの・・・・。
もし不満があればその後で言って欲しかった」
ここでのポイントは具体的な例を挙げて、
自分の立場→相手の立場に置き換えて考えさせ、
相手への要求をちゃんと言葉で伝える事です。
(2)ケース毎に「どうしてそうしたか?」、「どうして欲しいか」
をちゃんと言葉で伝える
(引き続き「例1」のケースで)
妻「ヒロ君、”最近眠れない”って言ってたよね?!
だからヒロ君に喜んで欲しくてあちこち探し回って
安眠枕を買ってきたから、ベッドの上に置いておくね!」
夫「あ~・・・」
妻「余計なお節介だと思うならいいけど、嬉しかったら”嬉しい”
って言ってくれたら私も嬉しいな」
夫「・・・嬉しいよ、有難う」
妻「ベッドに置いたから、今新しい枕を見てきてちょっと試してみて!」
夫「うん・・・ちょっと枕が低いかな」
妻「じゃあ、下にクッションを敷いておくね、それでいい?」
夫「うん」
ここでのポイントは恩着せがましくなっていいですので、
自分の相手に対する気持ちと相手にどう反応して欲しいか?を
ちゃんと言葉で伝える事だと思います。
それでは次回は「②」のタイプの人への対策をお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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