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コラム/2022-08-26

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何故浮気した夫(妻)をずっと許せないのか?(1)

<前回からの続き>

前回お書きした様に、夫(妻)が浮気した事をいつまでも許す事ができずに

「いつかまた不貞行為を行うのではないか?」
「きっとまた私を裏切ったり見捨てるのではないか?」
等といった妄想的な嫉妬心から相手の行動を細かくチェックしたり、
激しい束縛をし続ける、所謂「オセロ症候群」になって、
夫婦関係そのものが危機に陥っておられる方もいらっしゃると思います。

今回と次回はそういった方に向けて、
「浮気した相手をずっと許せずに束縛し続ける原因」
について私見をお書きしたいと思います。




<浮気した相手をずっと許せずに束縛し続ける原因(1)>




①感覚過敏を有している


感覚過敏を有していると、
相手のちょっとした言動や仕草・表情等が異常に気になり、
それに対する意味づけをしないと安心できなくなるでしょう。

例:「今、夫はすれ違ったあの娘をチラッと見て、
   わずかに口元が緩んだ・・・」

  「何故だろう?→きっと私よりもあの娘の事を気に入ったに違いない!」

では何故感覚過敏を有しているのか?については、

 (1)持って生まれたもの

 (2)幼い時のトラウマチックな出来事によって深く傷ついた体験によるもの

 (3)相手の浮気等の不貞行為がトラウマとなって深く傷ついたから

 等の理由が考えられます。




②その感覚過敏のベクトルが不快刺激の方へ向いている


浮気した相手をずっと許せない人、或いはオセロ症候群の人は
感覚過敏のベクトルが五感(+想像)から入力された刺激の中でも、
特に”不快刺激”に固定されていて、とても敏感に反応すると思われます。


例:(自身の”想像”から入力された不快刺激に対する反応)

 「きっと夫は私よりあの娘の方が好みなんだわ!・・・。
  気に入った娘と仲良くなって、また私を裏切ろうとしてるんだわ!
  私の事なんてどうでもいいの?!!・・・”君だけを愛してる”
  って言ってたのは嘘だったの?!!・・・」

  と胸が張り裂けそうになって絶望のどん底に叩き落された様に感じる


ここで言う”不快刺激”には私が考えるには以下の2種類があります。


(1)「自己愛型」の人にとっての不快刺激

「何でも私の思い通りにならないと気が済まない」という人にとっては、
「相手が私より他の人が好きな事」「私を最優先に扱わない事」等は
とてつもなく不快な事の筈です。

※この性格タイプは、「持って生まれた器質的なもの」と
 幼い頃からチヤホヤされ続けたり、我が儘が通り続けた結果から来る
 「後天的な環境因から来るもの」の2種類あると思います。


(2)「自己否定型」の人にとっての不快刺激

「私は愛される価値が無い」とか「きっと私はまた見捨てられる」
等といった自己否定的な認知・思考を有している人にとっては、
愛する人の気持ちが自分から離れてゆく、去ってゆくと感じる事は
耐え難い不快な事の筈です。

※この性格タイプは、恐らく幼い頃の養育者等との関係性から
 形作られた「後天的な環境因から来るもの」と考えられます。

<次回へ続く>



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