コラム/2022-08-31
どうすれば不倫・浮気をした夫(妻)を許せるのか?①
<前回からの続き>
前回と前々回にお書きした様に、
「浮気した相手をずっと許せずに束縛し続ける(所謂”オセロ症候群”の)原因」
として、
①感覚過敏を有している
(1)持って生まれたもの
(2)幼い時のトラウマチックな出来事によって深く傷ついた体験によるもの
(3)相手の浮気等の不貞行為がトラウマとなって深く傷ついたから
②その感覚過敏のベクトルが不快刺激の方へ向いている
(1)「自己愛型」
(2)「自己否定型」
③不快刺激から生じた不快感情を保持し続けている
(1)愛着形成に問題があり、不快感情を和らげる脳機能が欠けている為、
抑圧し続けている
(2)「自己愛型」の人にとっては、
不快感情は相手を意のままにコントロールする為には好都合なので
無意識が意図的保持し続けている
④不快感情に対する防衛反応が”闘争”に固定されている
⑤それらの不快感情や防衛反応が制御不能になっている
といった理由が考えられるとお書きしました。
もしそうだとすれば、先天的な「変えられない部分」は受け容れてあげて
「変えられる部分」に的を絞って変えて行けばよい訳です。
今回から3回に分けて「不倫・浮気をした夫(妻)を許す為のヒント」
をお書きしたいと思います。
<不倫・浮気をした夫(妻)を許す為のヒント(1)>
①感覚過敏を有している
(1)持って生まれたもの=変えられない部分
→「私はなんでそんなに気にし過ぎるのか?」等と自己否定をせずに、
「私のせいじゃなくて、遺伝じゃん!」と受け容れる
(2)幼い時のトラウマチックな出来事によって深く傷ついた体験によるもの
=変えられる部分
→その時の自分に身を置いて、
「感じた感情」「思った事」「相手に訴えたかった事等を書き出す。
次に、”今”の自分に身を置いて、その時の自分に対して
「どうしてあげたいか?」「どう言ってあげたいか?」を
否定せずに共感的に考えて、それを書き出す。
そして、それを自分の中に居るその時の自分に伝えてみましょう
→もしお独りでは難しければトラウマ解消のカウンセリングを
受けられる事をお勧めします
(3)相手の浮気等の不貞行為がトラウマとなって深く傷ついたから
=変えられる部分
→その時の自分に身を置いて、
「感じた感情」「思った事」「相手に訴えたかった事」等を書き出す。
次に、”今”の自分に身を置いて、その時の自分に対して
「どうしてあげたいか?」「どう言ってあげたいか?」を
否定せずに共感的に考えて、それを書き出す。
そして、それを自分の中に居るその時の自分に伝えてみましょう
→もしお独りでは難しければトラウマ解消のカウンセリング
を受けられる事をお勧めします
<次回へ続く>
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