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コラム/2022-10-05

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「幸せ」=自分の欲求を叶える時の注意点

<前回からの続き>

前回、
「人にとっての幸せとは自分の欲求を叶える事である」
但し
「生物学的?に、望ましい欲求の持ち方や最低限のルールがある」
といった、私の考えをお書きしました。


もしそうだとすれば、
「生物学的?に、望ましい欲求の持ち方や最低限のルール」
とは何なのでしょうか?


その辺りを今回はお書きしたいと思います。




人を始め、全ての生物の”目的”が
「自分や種の遺伝子のコピーを残し続ける事」だとすると、
その傾向が本能として無意識の中に組み込まれている筈です。


例えば、
何故お腹が空くのか?・・・
それはまず自分という個体を維持しないと
遺伝子のコピーを残す事ができなくなるからでしょう。

そして、
それが満たされないと「空腹で死にそう!」等と苦痛を感じるでしょうし、
逆に満たされると「満腹」「満足」等の”報酬”が用意されています。

つまり
「苦痛」「報酬」による無意識下でのコントロールが働いている訳です。


また例えば、
「独りぼっちで寂しい!誰かと一緒に居たい」
苦痛ですし、

「彼女・彼氏ができた!」とか「気の合う親友ができた!」時の
快感情は”報酬”です。


更には(恐らく人間だけが持つ)
「他人に喜んでもらえた!」とか「他人から認められた!」
といった快感情も報酬な訳です。


これらの事象から想像するに、
個や種の遺伝子のコピーを残し続ける為に

①個(の欲求)が満たされて元気である事

②生殖相手を見つける事(しかもできるだけ良い遺伝子を持った相手を選ぶ)

③子孫を残す事
に加えて、

④他人と関わり、協調・共同してゆく事
(社会的な動物である人間にとっては、必須)

というルール・原則に従う様に無意識が働いていると考えられます。


そういった意味では、
「綺麗にってアイドルになりたい」
「②」「④」のルールに則ってますが、

「その為に過度のダイエットをして身体を壊す」のは、
そもそもの「①」の原則に反していますので、しっぺ返しが来る訳です。


同様に
「整形」も、「②」(「④」)のルールに則っていますが、
整形そのものが目的になってしまい、
「②」(「④」)の方向へ向かわない場合は原則から逸れてしまう訳です。


或いは、
「金を稼ぎたい!」「出世競争に勝ちたい!」等は
「①」や「②」(金持ちになったり、強い遺伝子を持ってると認識される
事で異性からモテる)のルールに則っていますが、

「他人を騙してでも・・・」とか「他人を蹴落としてでも・・・」となると、

「④」に反する訳ですから
これもどこかでしっぺ返しが来るでしょう。(後ろめたい気持ちになる
とか裏切られるとか法律に触れて罰せられる等)


だとすれば、
自分の欲求を吟味する時の注意点とすれば
「①」~「④」に則っている事(少なくともどれにも反しない事)
が大切だと思います。


でも中には
「そもそも自分が何をしたいのかわからない」「自分の欲求がわからない」
或いは
「欲求はあるけど、満たす事ができない」
という人もいらっしゃると思います。

次回は、そういった
「自分の欲求がわからない」とか「自分の欲求が満たせない」事で
苦しんでいる人に向けてお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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