コラム/2022-12-07
トラウマ・感覚過敏を抱えた人が自由に生きる為のヒント⑥
<前回からの続き>
前回の「D」で、
本当は自分が今、何が好きで何がしたいか?という欲求を
取り戻す事ができれば、次は”未来”に目を向けてみましょう。
<トラウマ・感覚過敏を抱えた人が自由に生きる為のヒント>
E.未来に目を向ける
(1)前回の「D」を行い、「その子」のしたい事を
「親」として一緒にやって楽しんだり、
言いたい事を一緒に言ってる場面をイメージし、
その時に出て来る感情を感じてみます。
(2)その感情は体の中のどの辺りに感じるでしょうか?
そして、その感覚はどんな感覚でしょうか?
更に、その感情・感覚の強さは0~100のうち
どれ位の強さに感じるでしょうか?
⇒例えばそれが
「胸の辺りに、フワフワと綿菓子の様な雲みたいに感じて、
強さは100のうちの60くらい・・・」と感じたのであれば、
その強さを意識して70~80くらいに強める事はできるでしょうか?
(※もし強める事ができなくても、気にせずに感じ続けます)
(3)その感覚を保ったまま、
(予め用意しておいた)目の前の椅子かクッションに
「その感覚の延長線上に居て、なりたい自分になった未来の自分」が
座っていると想像してみましょう。
どんな表情を浮かべているでしょうか?
どんな髪型や服装をしてるでしょうか?
どんな姿勢や恰好をしているでしょうか?
何歳くらいでしょうか?
(4)その未来の自分に何か訊きたい事があれば、訊いてみましょう。
⇒例えば、「どうやってそうなったの?」等。
(5)向かい側の「未来の自分」が何か答えそうならば、
すかさず向かい側の「未来の自分」の席に座りましょう。
この時、
未来の自分の身体にスポッと入って、未来の自分の脳みそになり、
表情や姿勢を反対側の席(過去の自分)で見たのと同じ様に
合わせましょう。
そして、
向かい側の「過去の自分」を未来の自分の眼でみて耳で聴いて、
身体で感じましょう。・・・どんな様子に感じますか?
そして向かい側の「過去の自分」の質問に
未来の自分の口で答えてみましょう。
(6)ここで「未来の自分」になった感覚を十分に感じ、もしできれば
「(2)」でやったのと同じやり方で、その感覚を強めてみましょう。
(※お一人では難しい場合はご相談下さい)
<次回へ続く>
コメント