コラム/2023-01-20
どうすれば他人との適切な距離感が取れるのか?①
<前回からの続き>
前回、
「他人との距離感がわからなくて
傷ついたり傷つけたりを繰り返してしまうのか?」
の原因について、
「感覚過敏を有している為、相手の自分へのネガティブな情報を拾う。
⇒心が傷ついて、より敏感になる
⇒他人に対して常に不安・恐怖・不信感を抱く事で、
傷つかない様に防御する部分(脳の回路)が形成される。
⇒更にその不安・恐怖から自らを防衛する為に
「他人から逃げる」「関係を断つ」「攻撃する」「相手に全て合わせる」
等の部分(脳の回路)も形成される。
⇒一方では「相手と親密になりたい」という部分(脳の回路)あって、
この部分が強く働いている時は、相手との距離を近づけ過ぎたり
異常に執着する。
⇒ところが、相手に近づきすぎた為に防御・防衛する部分が作動すると、
一転して相手を疑って遠ざけたり、自ら離れたり攻撃を加えたりする。
⇒つまり過度に「親密さを求める部分」が作動している時は
必要以上に相手との距離を縮めるが、
「防御・防衛する部分」が作動すると、相手への不信感から
必要以上に距離を取ってしまったり、攻撃的になってしまったり、
いきなり関係を断とうとしたりしてしまう。
=即ち、「丁度良い距離感」を取ってくれる部分が無い。」
といった私の推察をお書きしました。
もしそうだとすれば、何故そうなってしまうのでしょうか?
恐らくそれは、
各部分(脳の回路)を俯瞰できる調整役の部分(脳の回路)が未形成、
或いは使われていないからではないでしょうか?
だとすれば、
その部分を形成・利用してゆく必要があると思います。
次回からは、その為のヒントを「1対1編」と「集団編」に分けて
お書きしてゆきたいと思います。
<次回へ続く>
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