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コラム/2023-03-31

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統合失調症⑨(一般的に考えられている)考えられる原因

<前回からの続き>

今回からは
「統合失調症」の原因(と考えられるもの)
についてお書きしてゆきたいと思います。

統合失調症の原因は、今現在はっきりとわかっておりませんので、
様々な仮説があります。

ただ、共通している考え方としては、
遺伝要因+環境要因の相互作用ではないか?という点です。

今回は、現在の主流となっている仮説をお書きしたいと思います。




<統合失調症の原因(と考えられているもの)

統合失調症の原因は、今のところ解明されていないが、

①脳の発症脆弱性
 (遺伝要因、妊娠や出産時の障害、社会的な環境要因、人格の発達過程等
 多くの要因が関係しあって形成されると考えられている)
に加えて、


②心身両面からのストレス

とが関係しあって発病するという考え方(脆弱性-ストレス仮説)
が最も広く受け入れられている。


このうちの発症脆弱性は、
「脳の神経伝達物質の機能障害」との関係が明らかになりつつある。


この「脳の神経伝達物質の機能障害」とは、
ドーパミンによって情報を伝達している神経経路の1つである中脳辺縁系で
ドーパミンが過剰に放出されていると、
幻覚や妄想などの陽性症状が引き起こされるとされている。

そして逆に中脳皮質系の神経経路でのドーパミンの伝達低下によって
意欲減退、感情鈍麻等の陰性症状や認知機能障害が引き起こされる
と考えられている。(ドーパミン仮説)

他にも
セロトニンの過剰が陰性症状の発現と関連しているのではないか
とも考えられている。(セロトニン仮説)

更には
NMDA受容体を介したグルタミン酸機能の低下で
統合失調症の陽性症状/陰性症状のどちらも説明できるので、
それが原因ではないかという説も出てきている(グルタミン酸仮説)




次回からは私が考える「統合失調症」の原因(私論)
をお書きしたいと思います。
※あくまでも私の想像に過ぎませんが。



<次回へ続く>



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