コラム/2023-05-03
就職・入学等の環境の変化による五月病解消のヒント②
<前回からの続き>
<環境の変化による五月病解消のヒント(1)>
(1)五感からのインプットを変える
<職場や学校等の新しい環境に居る時>
・不快刺激を減らす:
(可能であれば)席替えやイヤーマフ、ノイズキャンセリング、
サングラス(眼鏡)、マスク等の使用で、
(新規の)不快刺激のインプットを減らす
・快刺激を増やす:
「一番大好きな人(例:母親、親友、推しの人等)の画像を
いつでも見られる様に持ち歩く」
「大好きな音楽や人の声等をいつでも聴ける様に持ち歩く」
「お気に入りのマイクッションや肌着、ぬいぐるみ(のストラップ?)
等をいつでも触れる様に身に着ける」
「お気に入りの香水やコーヒー等、いつでも匂いを嗅げるものを利用する」
「お気に入りの味と匂いの飴玉やガムを利用する(先生や上司等の
許可を得るか、気づかれない様に)」
等々。
「五感をフル活用して、その新しい環境の中での心地よい部分
(人・風景・音や声・匂い・感触等)を捜してゆく」
(2)照合する記憶を変える
・過去の快記憶と照合する-A:
今迄に好意を抱いた人や物と似てる人・物を捜す
(例「右隣の人は友達のYちゃんと少し似た雰囲気がある」
「あ!あの人がカバンに付けてるストラップのぬいぐるみは
私の好きなキャラだ」
「この椅子の感触は小学生の時に使ってた椅子と似てる・・・
懐かしいなあ」
「あの窓から大好きな〇〇タワーが見える」
「A先生の声は、私の大好きな声優さんに似てる」等々)
・過去の快記憶と照合する-B:
もし、照合する記憶が例えば「小学校の入学当初の嫌な記憶
(例:クラスに溶け込めずに淋しい想いをした、等)」
や
「転校当初の嫌な記憶
(例:クラスの子達に無視されたり陰口を言われた、
担任の先生が怖く感じた、等)」だとすれば、
無力感を感じて、より辛くなるでしょう。
そうではなくて、そんな中でも、
「あの後、クラスに馴染んで行った」、
とか
「友達を作って楽しめた」、
とか
「怖い先生から褒められた」等の
「それから後」の快の記憶と照合する様に意識する事も大切だと思います。
(1)-Bイメージからのインプットを変える
・視点を変える:
上記「(2)-A」の「視点を変える」を参考にし、
今、強いストレスを感じている新しい環境(学校・職場等)の事を
お家で思い浮かべる時に
自分にとって快の刺激(少なくとも不快ではない刺激)をもたらす事柄
を思い浮かべます。
例「明日も学校だ・・・でも、友達のYちゃんに似た人と会えるし、
〇〇タワーも五月晴れに映えそう!
A先生の授業もあるからあの声が聴けるよなあ~」等々。
次回は「(3)」「(4)」「(5)」の変え方のヒントをお書きします。
<次回へ続く>
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