コラム/2023-07-19
インナーチャイルドを癒すには?(3)
<前回からの続き>
<インナーチルドレンを癒すヒント(3)>
③無意識下のチルドレンに等しく共感し愛情を向ける
いよいよ自分の中の無意識に存在する子供のSP達と向き合います。
この子達は、例えば
「不安になる」「パニックになる」「黙り込んでしまう」
「自分を責める」「自分にダメ出しをする」「キレる」「逃げる」
「死にたくなる」「自傷する」「強迫行為をする」「人や物に依存する」
等、
「自分に苦悩をもたらす存在」として。
どうしてもこの子達の存在を否定してしまうと思います。
ここで、忘れてはいけない事は、どんな子でもその時には
必要があって生まれた「チルドレン」(子供のSP達)だったという事です。
例えば
大切な我が子が、不安やパニックになったり、黙り込んだり
自分を責めたり、ダメ出ししたり、キレたり、逃げたり、
”死にたい”と言ったり、自傷したり、強迫行為をしたり、
人や物に依存してるとすれば、
そんな我が子を否定して見放すでしょうか?
きっと、
その理由を知ろうとして、共感的に接して行かれるのではないでしょうか?
それと同じように、
無意識下から子供のSPが出てくれば、前述の「①」の方法を駆使して、
親のSPが子供のSPに圧倒されない様に注意しながら、
共感的に接してゆく事が役に立つでしょう。
例:(以下、”親のSP”と”子のSP”との対話)
彼氏にLINEを送ったのに、いつまで経っても返信が来ず、
イライラが襲ってきた女性
親「イライラしてきた!・・・って言うか、”イライラちゃん”が出て来た」
(イライラちゃんは私の体のどの辺りに居るのかな?)
親「みぞおちの辺りに居そう・・・」
(その子は何歳くらいかな?)
親「小学生くらいの私?」
(何故イライラしてるのか?聴いてみよう!)
親「(みぞおちに手を当てて)イライラちゃん、出て来てくれて有難う!
どうしてイライラしてるの?」
子「だって、すぐにLINEを返してくれないから・・・」
親「そっか、それでイライラしてるんだね!」
親「あの人がすぐに返事をくれないのは何故だと思ってるの?」
子「私の事、興味ないからだと感じるから・・・」
親「あなたの事に興味が無いと思うとどんな気持ちになる?」
子「寂しい!辛い!」
親「それは寂しいよね!辛いよね!」
とみぞおちの辺りを撫でながら共感してゆく。
<次回へ続く>
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