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コラム/2023-07-31

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何故我が子を愛せないのか?(3)

<前回からの続き>




<我が子を愛せない原因(3)>

⑤自身が快・不快刺激に敏感で、
 そこから来るストレスを解消できていない



子供を産んで育てる、という事は
(特に母親にとっては)多大なストレスがかかる筈です。


例えば、
「30分おきの授乳」「子がぐずる、言う事を聞かない」「子が寝ない」
「自由な時間が無くなる」「ワンオペ育児や非協力的な夫」
「義父母との関係」「ママ友との関係」「体形の変化」・・・


母親にとってはただでさえストレスがかかる状況が待ち受けているでしょう。


そして、
(多くの場合、生まれつき)「快・不快」の”刺激に対する敏感さ”
を持っている母親にとっては、そのストレスは計り知れないものになる
と考えられます。


こんな事を言うと、

「確かに、私も子供3人を独りで育てあげたので、大変だったわ!
 でも、子の笑顔を見たり成長してゆく様が嬉しくて、
 それほど苦痛に感じた事はないわ」

等と仰る人もいらっしゃるでしょう。


それでは、
同じような状況下でも
「子育てのストレスに耐えられるお母さん」

「耐えられないお母さん」の違い
は何なのでしょうか?


私が思うにそれは次の2点によるものだと考えます。


A.快・不快刺激への敏感さの強弱


 刺激に対する敏感さが非常に強いお母さんは、

 「子が泣く」「ぐずる、言う事を聞かない」「寝させてくれない」
 「散らかす・こぼす」「吐き戻し」「まとわりつく」
 「夫や義父母やママ友、ご近所との人間関係がうまく行かない」

 等の自分にとっての”不快刺激”によって、強いストレスを感じ続ける筈です。

B.ストレスが解消できない


私はストレスを解消する方向性としては、以下の3つがあると考えています。

(1)不快刺激をシャットアウトする(GABA・セロトニン型)

(2)快刺激で解消する(ドーパミン型)

(3)愛情・愛着で解消する(オキシトシン型)

そして、
人によって、上の(1)~(3)のどの傾向が強いか?は違ってくると思います。


もしそうだとすれば、

主に(3)によってストレスを解消する傾向が強い人は、j
子とべったり居ても満たされたり、心地よさを感じて
それそのものがストレスの解消になるでしょう。


ところが、

例えば(1)の傾向が強い人は不快刺激から逃れる時間・空間が無いと
いつまで経ってもストレスは軽減されないでしょうし、

(2)の傾向が強い人は自分にとっての快刺激が得られる機会が無いと
ストレスがピークに達するでしょう。

となると、

我が子は「ストレスをもたらすもの」で、且つ「ストレス解消を妨げる存在」
となってゆくでしょう。


つまり
母親の無意識側(辺縁系)では、我が子を”敵”とみなしてしまう事もある
でしょう。


ですから、
ストレスをもたらしたり、ストレス解消を妨げる”敵”である我が子を
愛するどころか防衛本能が働いて、時に暴言や暴力で排除しようとする
訳です。




それでは、

どうすれば「我が子を愛せない苦しみから抜け出す」事ができる
のでしょうか?

そのヒントを次回からお書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>



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