コラム/2023-09-04
統合失調型パーソナリティ障害の特徴
<前回からの続き>
今回は、
「統合失調型パーソナリティ障害」の特徴
ついてお書きしたいと思います。
<統合失調型パーソナリティ障害とは?>
・統合失調型パーソナリティ障害は、親密な関係においては強い居心地の悪さ
を感じ、近親者を除いて親しい友人や相談相手がいない。
・必要があれば人と交流するが、自分が他者とは異なり、
どこにも属していない様に感じている為、交流しない事を好む。
その一方では、他人との交流を望んでいると言う場合もある。
・不慣れな状況下では不安が強くなり、中々慣れる事が難しい。
※それ故、うつ病になる事も少なくはない
・奇妙な思考と行動が見られる
即ち、世間の常識や暗黙のルールを理解できず浮いてしまったり、
統合失調症で見られる様な「関係念慮」(日常の出来事が自分にのみ
特別な意味を持つと考える)、
「魔術的思考」(他者を魔術的にコントロールできる力があると考える)、
「パラノイア」(他者への不信から来る被害妄想)、
「超能力・テレパシー」(自分には予知能力があったり、他人の心が読める
と信じ込む) 等を有している。
・話し方や言葉、服装、癖等が風変わりで奇妙な事もある。
・認知や知覚の歪み
”声”が聞こえるといった幻覚が現れる場合もある
<統合失調型パーソナリティ障害の例>
「Bさんは子供時代から空気を読まない言動をして、
”ちょっと変わった子”であった為に、いじめに遭った。
成人してからは、殆ど他人と接する必要が少ない仕事に就いたが
独りでもそれほど寂しさを感じる事は無かった。
ある時、法事があって親に無理矢理連れて行かれ、
久しぶりにいとこに会った。
”こいつ(いとこ)は僕の事を馬鹿にしているに違いない”と感じ、
逃げ出したくなった。
急いで家に帰り自室に籠ると、”お清めの儀式”を繰り返した後に
いつもの”宇宙神”と繋がって、今日の出来事の意味を伺うと
神のお告げが聞こえた・・・。」
次回は私の推察に基づいて「統合失調型パーソナリティ障害の原因」
をお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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