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コラム/2023-09-22

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演技性パーソナリティ障害の原因

<前回からの続き> 

前回の(架空の)例でこのA子さんは、

服装や化粧等の外見、大げさな話や感情表現で、
 相手の注目を浴びようとしています。
 ところがそれが叶わないと、途端に不機嫌になってしまう。

 多くの方は注目を浴びたり、チヤホヤされる事は”快”だと思いますが、
 この人は自分にとっての快・不快刺激にとても敏感であると思われます。


男性を(性的な目的ではなく)誘惑しようとするところから、
 相手が自分の思い通りの反応をする事に”快”を感じていると考えられます。

 そしてそこには、強い支配・コントロール願望が伺えます。


加えて、感情の変化の激しさや話の内容の無さから衝動性を、
 他人との距離感がわからない点や流行や誰かを妄信してしまう点から
 自我(意識)の脆弱性を感じます。


・更には、「年齢と共に症状が治まってゆく傾向」から、
 上記の特徴を一言で”幼児性”と呼んでも良いのかも知れません。

以上の事から、
「演技性パーソナリティ障害の原因」として、
以下の事が考えられると思います。




<演技性パーソナリティ障害の原因>

(恐らく持って生まれて)「快刺激を求める」傾向が強い
 (快・不快刺激に敏感)

②快刺激の方向性が、「他人から注目を浴びたり、チヤホヤされる事」
 と
 「相手が自分の思い通りに反応する事」に偏り、
 そこへの拘りが持続し固着してしまっている。

(恐らく持って生まれて)強い衝動性を有している

 だから、人間関係を築いてゆく事や深い思索を経た表現等の
 ”面倒くさい”過程をすっ飛ばすのだと思われます。

④自我の脆弱性

 衝動性をコントロールできない、本当の自分の感情を表現できない、
 他人との距離感がわからない、特定の人に強く依存する、等は
 自我が育ちきっていないからだと考えられます。




もしそうだとすれば、
演技性パーソナリティ障害の寛解を目指すには
どういった治療(カウンセリング)が必要なのでしょうか?

そのヒントを次回お書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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