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コラム/2023-09-29

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自己愛性パーソナリティ障害の原因

<前回からの続き>

 

今回は
「自己愛性パーソナリティ障害の特徴」から類推される
「自己愛性パーソナリティ障害の原因」についてお書きしたいと思います。




<自己愛性パーソナリティ障害の原因>

①快・不快刺激に敏感である


誰しも他人からの賞賛・評価や特別視される事は気持ちが良い(快)筈です。

逆に、
他人からの否定・拒絶・批判は不快な筈です。

ところが、
「自己愛性パーソナリティ障害」の人は
過度に”快”を求め、過度に”不快”に対して防衛的になっている
とすれば、

それは
快・不快刺激に対する敏感さを有していると言えるでしょう。

そして、
この敏感さは、持って生まれたものか、
もしくは、
幼い頃のトラウマチックな出来事によるものと考えられます。




②快・不快刺激の方向性が、「他人より上か下か?」といった
 優劣に偏り、そこへの拘りが持続し固着してしまっている。


これは恐らく、幼児期の生育環境等の影響によるものと思われます。

例えば、
批判的・差別的な親や教師、級友等、他者から馬鹿にされた事等による
トラウマから、
「もう絶対に傷つけられまい」と感じた。
(不快を避ける事への拘りに結びつく)

或いは、
親等から過保護・甘やかしで褒められたり。特別視されて来た結果、
「自分はそうされて当然」といった特権意識が育った
(快刺激を求める事への拘りに結びつく)
のかも知れません。

いずれにしても私は
「快・不快刺激への敏感さをある一定以上有してしないと、
 そこまで固着してしまう事は無いのでは?」と考えます




③自分を俯瞰する能力(メタ認知)の欠如、言動の制御不全、
 共感力の欠如が強くみられる


共感力に欠け他者を利用しようとする部分現実認識が弱い部分等の特徴は、

恐らく、
自分にとっての快を求め、不快を避ける事だけに集中し続けた結果、
育まれて来なかったのでは?と思います。




もしそうだとすれば、

自己愛性パーソナリティ障害の寛解を目指すには
どういった治療(カウンセリング)が必要なのでしょうか?

そのヒントを次回お書きしたいと思います。


<次回へ続く>



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