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コラム/2023-10-27

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仕事が続かない人へ①特性と環境の不一致

<前回からの続き>

今回からは、

仕事が続かなくて転職や休職を繰り返してしまい
お困りになっておられる方に向けて、

「何故仕事が続かないのか?」
といったその主だった原因をパターン化し、

「どうすれば仕事を続ける事ができるのか?」

といった私が考える解決策
今迄の知識と臨床経験を基にしてお書きしてゆきたいと思います。

まず今回は、

「特性と環境の不一致」によって仕事が続かないケース
を取り上げたいと思います。

※その人固有の性格・パーソナリティ=特性と定義します。




<仕事が続かない原因①「特性と環境の不一致」>

以前からお書きしております様に、
私は”不安定な心を安定させる方向性”として

(1)(不快)刺激をシャットダウンして安定化を図る(GABA・セロトニン型)

(2)(快)刺激を得る事で安定化を図る(ドーパミン型)

(3)人との交流によって安定化を図る(オキシトシン型)

3つのタイプがあり、

個々人によって、その適正な比率が(恐らく生まれつき)決まっている
のではないか?と考えています。


もしそうだとすれば、

例えば

「(1)」の比率が高く、「(2)」「(3)」の比率が低いタイプの人にとっては、

大人数で賑やかな職場和気あいあいで対人交流を余儀なくされる職場

日々業務内容に変化があったり、イレギュラーな仕事がしょうっちゅう
入って来る、或いは接客や電話等、日々会う人や話す人が変化してゆく職場
等は

必要以上の人との交流も含めて、刺激が多すぎる結果
その人固有の適正な割合と比べて、

「(1)」が不足し、「(2)」「(3)」が過剰になる事で心が不安定になってゆく
と思われます。


逆に

「(2)」「(3)」の適正比率が高い人にとっては、

毎日同じメンバーと同じ様な仕事を黙々とやり続ける、
とか
昼食は皆自分の席で黙々と個食し、アフターファイブも皆すぐに家に帰る

といった職場では、
「(2)」「(3)」が満たされず、不安定になってゆくでしょう。

例えば簿記の資格を持った「(1)」の比率が高い人
事務職として入った会社が、

家族経営の”和気あいあい”とした会社で、仕事中も冗談が飛び交い
そこに入ってゆけずに浮いてしまった・・・。

次に転職して入った会社では
経理以外の雑用や電話や来客の応対もしないとダメで、
気疲れで会社へ行けなくなってしまった・・・。

等といった事が起こり得ると思います。

つまり、

その人特有の心を安定させる方向性である、
「(1)」~「(3)」の適正比率と異なった職場環境に入ってしまい、
転職を余儀なくされた・・・。

でも自分の適性比率を知らない為に
たまたま次の職場も、また次の職場も心の安定を図れる環境ではなく、
結果として転職を繰り返す

等といった事が起こってくる事もあると思います。


※余談ですが、「発達障害」等と診断され「障害者雇用枠」で
 企業に入った場合、単純な事務作業や製造・加工作業、入力作業など
 を任せれる事も多いと思います。

 加えて、社員の人との交流も無いとすれば
 「(2)」「(3)」の適正比率が高い人にとっては、苦痛になってゆく
 事が多いのでは?と思います。




それでは、

「特性と環境の不一致」によって仕事が続かない方
どうすれば良いのでしょうか?

私なりに考える解決策のヒントを次回お書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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