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コラム/2023-11-03

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仕事が続かない人へ②その解決策

<前回からの続き>

前回お書きした様に、
人間関係の問題で仕事が続かない方は主に

「対人不信から来る恐怖への防衛」(緊張・回避・闘争(被害妄想)・服従等)
によって、結果として休・転職に追い込まれてしまうと考えています。


今回は、
そういったタイプの方に向けて、私が考えるその解決策
をお書きしたいと思います。




<②人間関係の問題によって仕事が続かない人の解決策>

(1)緊張・凍り付き型


このタイプの人は、
対人不信から来る恐怖への防衛反応として、
緊張し・凍り付く事で所謂(動物や昆虫で言う所の)”擬死”(つまり死んだフリ)
を使っていると想像します。


もしそうなら
「動かない様に」「存在を悟られない様に」息をひそめて
文字通り「カチンコチン」の状態に持ってゆく必要があるでしょう。


それ故
「”自分”が敵に攻撃されないか?」
とか
「敵から見て”自分”の存在がうまく消す事ができているのか?」
等と、
要するに敵から評価されてる”自分”に意識が集中してしまっている訳です。


だとすれば、
その「カチンコチン」の状態を解凍するには、
全く逆の”自分”が相手を(敵か味方か)評価してゆく

つまり相手に意識を向ける事が役に立つでしょう。


例えば、
自分が面接官になったつもりで、職場の人達の「良い所/ダメな所」
「好きな所/嫌いな所」等を一人一人評価してゆき、

その評価点に応じて、相手との距離を変えて
高得点の相手にはその相手に貢献できる事をしてゆき、
低得点の相手とは距離を置く、等が役に立つでしょう。


※評価だけではなく、常に他人を観察してゆく事が必要だと思います。




(2)回避型



このタイプの人は、
譬えて言うと、沢山の人に囲まれて、
「誰が拳銃を隠し持っている敵で、誰が味方か?」がわからないから
対人関係から逃走し続ける訳です。


飲み会でも、いつどこから発砲されるかわからないのなら、
皆さんもそんな場には行かないですよね?


では何故そうなってしまうのか?


それは恐らく
上の(1)でお書きした「相手の評価」をする余裕が無かったからだと思います。


”敵か?味方か?”を判別するには、
常に相手に意識を向けて観察を続け評価してゆかない限りは見抜けない
と思います。


そして、
その”評価”によって「味方だ」と感じられた人と親しくなってゆく
事ができれば最高だと思います。


そうして、
その職場で独りでも味方を作る事ができれば、変わってゆくでしょう。

 


(3)闘争型


このタイプの人は、
”全員が敵だ!”と感じてしまっていて、

しかもその防衛反応として”闘争”を選ぶ事が多い傾向がある、
と想像されます。


ならば、
「(1)」「(2)」と同様に常に相手に意識を向けて観察を続けて評価して、
”敵か?味方か?”を判別し、味方に近づいて行って親しくなり、
”敵”とはなるべく距離を置く事が大切だと思います。


それでも、
どうしても”敵”と関わらないといけない環境では「アサーション」等を訓練し、
(たとえ反論になろうが)適切に自分の意見を表現できる様にしてゆきましょう。


但し、
それでも通用しない場合は、”敵”に対して同じ思いを持っていて、
愚痴を聞いてくれる”味方”を作りましょう。




(4)服従型


このタイプの人は、まず
「上司や先輩に”NO”と言ったら、自分がどうなる事が心配なのか?」

「パワハラ・モラハラを受けた時に”やめて下さい”と言ったら、
 自分がどうなる事が心配なのか?」

等と自問してゆく事から始めてみませんか?

そして、
自分にとっての最悪の結末を導き出します。


例:
「もし、課長のパワハラに”やめて下さい!”なんて言ったら、 
 益々課長は激怒するだろう」


(もしそうなっちゃったら?)


「会社に居られなくなって、退職するしかない」


(逆に、課長のパワハラに我慢し続けたら最悪どうなる?)


「前の会社の時の様に、うつになって結局会社を辞めざるを得なくなる」


(じゃあ、どっちがより最悪?)


「うつになっちゃう方が最悪だな・・・」

等々。


次に、
「(1)」~「(3)」と同様に常に相手に意識を向けて観察を続けて評価して、
少なくとも”敵”ではない人を見つけましょう。


そしてその人に「押し付けられてる仕事を断ってもいいと思うか?」
とか
「上司にパワハラをやめる様に言ってもいいと思うか?」
等と訊いてみましょう。


もしその答えが「別にいいんじゃないの?」だったら、

「何故仕事を断るか?」「何故パワハラをやめて欲しいのか?」
等の自分を擁護する事を目的とした(=言い訳で構いません)論理的な台本
を用意しましょう。


そして、
それを”敵ではない人”や”味方”に見せて、ОKなら
役者の様に練習して本番に臨みましょう。




次回からは、
「性格傾向」によって、仕事が続かない方に向けて、
その原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>



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