コラム/2023-11-13
仕事が続かない人へ③⁻(2)自己否定の解決策
<前回からの続き>
今回は前回お書きした様な、
自己否定(恥の意識)によって仕事が続かない方
に向けて私が考えるその解決策をお書きしたいと思います。
<③性格傾向(2)自己否定(恥の意識)によって仕事が続かない人
の解決策>
(1)意識の向け先を自分⇒他者にしてゆく
こういったお悩みを抱えている方は
「”自分”がどう見られているか?」
「”自分”がどう思われているか?」
等、意識の向け先が”自分”に向かってしまっている筈です。
ですから、
自分が自分を常に監視しアラ探しをしますので、
自身の否定的な評価を行い続けて行き詰ってしまう訳です。
だとすれば、
以下の事を念頭に置いて他者に意識を向けて他者を評価してゆきましょう。
A.嫌いな所
B.好きな所
C.心配な所
例:「同僚の恵子は、いつも私を馬鹿にした様な目つきで、
私が失敗するとニヤニヤにてる・・・本当に嫌な奴!」
「先輩の薫さんは、”どんまい・どんまい”と励ましてくれる
・・・そんな先輩に憧れるなあ~」
「後輩の由美は、ドン臭くていつもオロオロしてる・・・
入社した時の自分みたいで心配だなあ~」
等。
(2)意識の向け先を他者からの否定/拒絶
⇒他者からの肯定/受容に向ける
例:「今日も私がミスして落ち込んでた時に、薫先輩がニコッと
微笑みかけてくれて、少し話をしてくれた」
「今日は珍しく大きなミス無く、仕事を終えたので、
課長が久しぶりに”お疲れ様”と言ってくれた」
等々。
(3)自分の評価に基づいて少しずつ他者との交流を図ってゆく
例えば
「A」を多く持った嫌いな人とは交流する必要はありませんが、
「B」を多く持った人には、少しずつ会話を増やしてゆき、
「C」が見受けられる人には、その人の役に立つ言動をしてゆきましょう。
例:「昨日励ましてくれた薫先輩には、
”お陰様で今日は少し元気が出ました”と思い切って言ってみよう。
そして、
後輩の由美には”私は味方だから、困ってる事があったら
何でも言ってね!”と伝えてみよう」
等々。
次回からは、
極端な「白黒思考」によってて仕事が続かない方に向けて、
その原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。
<次回へ続く>
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