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コラム/2023-11-17

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仕事が続かない人へ③⁻(3)白黒思考の解決策

<前回からの続き>

今回は前回お書きした様な、

極端な白黒思考によって仕事が続かない方に向けて
私が考えるその解決策をお書きしたいと思います。




<③性格傾向(3)極端な白黒思考によって仕事が続かない人
 の解決策>

(1)現在の快/不快の方向性が妥当か否か?を査定する


快/不快への敏感さは恐らく生来のものなので、
それ自体を変える事は難しいと思います。

(曝露療法等で、強引に慣れてゆく方法もありますが・・・)

ただ、

今の白黒思考の基となっている”信念”
幼い頃の環境の中で形づくられたものなので、

その方向性が果たして今も妥当なものなのか、否か?
を公正に査定してゆく必要があるでしょう。


そこで、

自分が今感じる”快/不快”度数を数字(MAX=100)
で書き出してみるのも良いと思います。


例えば、
上記D男さんの例で言いますと、

「仕事を頑張り、ミスを無くし、優秀な成績を挙げる事」

は、快感度数で言うといくつくらいか?(⇒80)


逆に
「仕事でミスし、優秀な成績を挙げられなかった時の不快度数は?」
(⇒90)


「今一番”快”を感じる瞬間とその度数は?」
「ゴルフでベストスコアを出した時」(⇒90)

「部下の指導力を認められた時」(⇒90)


逆に、
「今一番”不快”を感じる瞬間とその度数は?」
「ゴルフのスコアが周りの人より悪かった時」(⇒90)

「後輩への指導のダメ出しを喰らった時」(⇒100)
等。


「今の”快”を得る方向性の中に、どれくらい不快要素が詰っているのか?」

「仕事の準備をきっちりする余りに、ゴルフの練習ができない、
  これはマイナス30くらいかな?」

それと、
「部下に自分のやり方を通そうとして、結果としてダメ出しを喰らった!
 これはマイナス100だ!」
等々。

    

上記のD男さんの例で言いますと、

彼にとっての今の快/不快は、
仕事と同等か、それ以上にゴルフのスコアが重要の様です。

なのに、
今の快/不快の方向性によって、それが妨げられてもいる
とDさんも理解できたと思います。

(2)相手にとっての快/不快を想像してみる


例えばDさんの場合だったら、
後輩のE君は不快を感じて部長に訴えた筈です。

だとすれば、
彼にとっての快/不快を想像してみましょう。

例:「E君にとっての”不快”は、俺にとやかく言われる事かな?

   そして彼にとっての”快”は、
   仕事を早く終わらせて彼女に逢う事みたいだ」

(3)現在の快/不快の方向性を変えてゆく

上記の「(1)」によって、今の自分にとっての「快/不快」の度数が、

そして「(2)」によって、相手のそれがわかれば

それに沿って方向性を変えてゆきましょう


例えばDさんの場合は、

「今はゴルフの成績に拘ってゆこう!その為には、仕事の準備を今迄の
 半分の時間で終わらせる様にして、ゴルフのレッスンに通おう」

「それと、部下の指導でダメ出しをくらうのはとても不快なので、
 E君にとっての”不快”を避ける意味で、
 自分の考え方を押し付けない様にしよう。(そうされるのは俺だって嫌だ)

 そして、彼にとっての”快”が得られる様に、
 定時に帰らせる為に、短時間で準備を済ませるコツを教えてやろう
 ・・・。

 そうすればE君もてきぱき準備するだろうし、俺を敵視しなくなり、
 俺が部長にダメ出し喰らうという強い”不快”は避けられそうだな」

等々。




次回からは、

「過度の優劣への拘り」によって仕事が続かない方に向けて、
その原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。



<次回へ続く>



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