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コラム/2023-11-22

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仕事が続かない人へ③⁻(4)優劣への拘りの解決策

<前回からの続き>

今回は、
前回お書きした様な、

(4)過度の優劣への拘りによって仕事が続かない方
に向けて私が考えるその解決策をお書きしたいと思います。




<③性格傾向③⁻(4)過度の優劣への拘りによって
 仕事が続かない人の解決策>

(1)他人との比較を公正に行う

このタイプの方は、他人と自分を比較する際に
恐らく自分が劣っている所ばかりに注目していた筈です。

だとすれば、それはフェアじゃないと思います。

ですから、例えば

・自分より他人の劣っている所

・他人より自分が”マシ”な所

・他人同士の優劣

等も比較する対象に加えてみませんか?


例:

「C子さんは私より仕事をバリバリこなすけど、ミスは私より多いかな。
 それに明るく社交的に所は叶わないけど、私から見れば失言もあるよな~。

 私だったら相手の事を気遣って、
 決して傷つける可能性のある言葉は言わないけどな・・・。

 それと他人同士の比較をすれば、E子さんは私と同期だけど
 後輩のC子さんと比べると、ミスは少ないけど仕事が遅い。

 それに忙しい時でもプライベートを優先して先にさっさと帰ってしまう。
 この前の懇親会も欠席してた・・・

 相手の迷惑や仕事上の責任感や帰属意識が少し薄いのかなあ?」

等々。




(2)”意識”的に現状を正しく認識する

例えば、

「他人より優秀でなければ、ここ(会社)には居られない」

「周りから認められなきゃ、ここ(会社)には居られない」

「みんなに嫌われたら、ここ(会社)には居られない」

というのは本当でしょうか?


上の「(1)」を行う事によって、

「他人より優秀でない(部分を持ってる)人もちゃんと会社に居られてい事」
 を認識してみましょう。


次に、

「仮にこの会社に居られなくなったとすれば、どうするのか?」
を考えてみましょう。

⇒転職する、職業訓練や就労移行支援を受ける、フリーターやニートになる?

個々それぞれの”選択肢”があると思います。


ここで、
何故居場所が無くなるのを過度に怖れているのでしょうか?

それは恐らく幼い頃に感じた恐怖

つまりその時の居場所である家(や学校)に居られなくなる恐怖
が沸き上がって来るからだと思います。


例えば、

自分が幼い頃に、お母さんが勉強のよくできる姉と自分を比べて
ダメ出しばかりしてきた、

或いは
学校で居場所が無くなり、学校へ行けなくなり淋しい思いをしていた。

なのに学校へ行かない自分を親が攻め立てた・・・


そんな事があると、

「お母さんから見捨てられる!」「この家に居られなくなる!」
といった、恐怖を感じた筈です。

そしてそうなったら幼い自分は生きてゆく事さえままならなくなります


つまり、
幼い頃の自分にとっては居場所(特に家)が無くなる事は死の恐怖に直結
していると考えられます。


そして、
意識(自我=仕事したり、日常生活を送っている自分)
無意識(自己=幼い頃の感情・感覚・認知・信念・記憶)
圧倒されてしまう事で

「そんな恐ろしい事にはならないとわかっている(意識)けど、
 怖くて居られない(無意識)という状態になるのだと思われます。




(3)”無意識”をケアし、現状を正しく認識させてあげる

例えば、

「あ~私はC子さんより劣っている!・・・
 課長も私なんか要らないと思っている筈だ。

 もうここには居られない!・・・そうなったら生きてゆけない。

 そう考えると胸が苦しくなって仕事どころではなくなる。」

等といった感情・感覚・認知・思考が出て来た時には、
「無意識の中の幼い頃の自分が出て来たんだ」と”意識”してみましょう。


そして、

(苦しくなっている)胸の辺りを撫でながら、
その中で幼い頃の自分が苦しんでいるとイメージし、

「辛かったね・・・苦しかったね。でも、よく見てごらん。
 C子さんはお姉ちゃんじゃないよ。

 それに私はC子さんより〇〇と△△は”マシ”だよ。

 そしてあの人はお母さんじゃなくて課長だよ!ほら全然別の人でしょ?

 そしてそして、私はもう25歳になったの。

 だからお母さんに認められなくても生きて行けるし、
 ここはお家じゃないからここに居場所が無くなったとしても
 他にいくらでも居場所があるんだよ!
 私が守ってあげるから大丈夫だよ。」

等と何度も伝えてあげて安心させてあげましょう。


その様にして、

意識(自我)が無意識(自己)をケアして、
”今・ここ”に連れて来ることができれば、
無意識に圧倒されずに落ち着いてゆくと思います。

次回からは、

「助けを求められない事」によって仕事が続かない方
に向けて、その原因と対策をお書きしてゆきたいと思います。



<次回へ続く>



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