コラム/2023-12-01
仕事が続かない人へ③性格傾向(6)協調性の無い人の解決策
<前回からの続き>
今回は前回お書きした様な、
(6)協調性の無さによって仕事が続かない方
に向けて私が考えるその解決策をお書きしたいと思います。
<③性格傾向(6)協調性の無さによって
仕事が続かない人の解決策>
(1)オキシトシン受容体等の不具合(先天的)がある方
先天的にオキシトシン受容体等の不具合がある場合は、
まずは「自分に合った環境を見つける事」が優先されると思います。
ですから、
転職をネガティブに捉えるのではなく、
「自分に合った職場が見つかるまで探し続ける」
という考え方をした方が良いと思われます。
その為には、
例えば面接の時に「社員同士の交流」や「チームワーク」
等を訊いてみて、
「自分に合いそうな環境か否か?」をある程度判断し、
入ってみて合わない環境であれば「次を探そう」と切り替える事
も大切だと思います。
或いは、
(希望では無いとしても)なるべく他人と関わらなくて済む職場や
フリーランスや自分で起業する事も考えてもいいかも知れません。
また自分側でできる努力としては、
「ペットを飼って触れ合う」
「誰か独りだけでも関心がある人(恋人・配偶者・親・友人等)と、
一緒に居る時間や電話やLLINEの頻度を増やす」
「”推し”のアイドルやアーティストを作る」
等によって、
脳内のオキシトシンの血中濃度を増やし、オキシトシンの問題を軽減する
事が期待できるのでは?と思います。
(2)感覚過敏から来る圧倒⇒回避の傾向がある方
五感から入って来る刺激の軽減の為に、
(上司が許可してくれれば)ノイズキャンセリングやサングラスを使用したり、
刺激が少ないと感じる席や部署への移動・異動、
刺激過多から逃れる為の時間・空間の確保(例えば、理由を作っておいて
トイレに頻繁に行く、等)も役に立つでしょう。
その上で、
周囲の人を観察し、興味を持てた人と徐々に距離を近づけてゆく、
等が役に立つと思います。
(3)感覚過敏+トラウマ⇒回避の傾向がある方
上記「(2)」と併せて、
トラウマのケアが必要になってくると思いますが、
トラウマのケアについては、以前お書きしましたので、
ここでは割愛致します。
次回からは
「学校(へ行くの)が続かない人」に向けて、
「何故学校が続かないのか?」といったその主だった原因をパターン化し、
「どうすれば学校を続ける事ができるのか?」
といった私が考える解決策を今迄の知識と臨床経験を基にして
お書きしてゆきたいと思います。
<次回へ続く>
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