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コラム/2023-12-04

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学校へ行けない人へ①五感の感覚過敏

今回からは、

「行き渋り」「五月雨登校」「学校へ行けない」等の
所謂不登校で悩んでおられるお子さんやご家族の方に向けて、

「何故学校へ行けないのか?」といったその主だった原因をパターン化し、

「どうすれば良いのか?」といった私が考える解決策
今迄の知識と臨床経験を基にしてお書きしてゆきたいと思います。

まず今回と次回で

五感からの刺激に対しての「感覚過敏」を持っている為に
学校が続かないケース

その解決へのヒントをお書きしたいと思います。




<学校へ行けない原因①「感覚過敏の特性」(1)五感からの刺激>

「五感から入力される刺激に対して過敏に反応してしまう」
といった所謂”感覚過敏”を有したお子さんも少なくないと思います。

そうした場合、
その子供にとって”不快”と感じる、五感から入って来る刺激に
耐えられなくなるでしょう。

※この感覚過敏の特性は、遺伝的・先天的なものと
 マルトリートメントと言われる不適切な養育環境
 (例:家族からの身体的・精神的な虐待、両親の面前DVや口喧嘩等)
   による後天的な要因によっても、発現する事があると思われます


例えば、

A.聴覚過敏

・クラスや部活の先生が大声で怒鳴る

・休み時間に騒ぐ子が多いやかましいクラス

・チャイムの音や外の工事の音、車・隣接する公園や幼稚園からの歓声

 等は、聴覚過敏を持ったお子さんには耐えられないかも知れません。


B.視覚過敏

・陽当たりが良すぎて、まぶしすぎる教室

・壁の色や掲示物等、視覚を刺激する物が強烈すぎたり多すぎる

 等は、視覚過敏を持ったお子さんには耐えられないかも知れません。


C.触覚過敏

・やたらとべたべた触ってくる先生や級友が居る

・制服や体操服、上履き等の触感が嫌

 等は、触覚過敏を持ったお子さんには耐えられないかも知れません。


D.嗅覚過敏

・教室や学校特有の匂い、給食の匂いが嫌

・先生がつけてる香水や級友達の柔軟剤やシャンプー等が混ざり合った匂い
 が嫌

 等は、嗅覚過敏を持ったお子さんには耐えられないかも知れません。


E.味覚過敏

・給食で食べられる物が殆どないのに食べる事を促される

 等は、味覚過敏を持ったお子さんには耐えられないかも知れません。

こういった特性をお持ちのお子さんの多くは、
自分にとって不快なものは我慢できるレベルではなく、
無理に我慢すると体調を崩してしまう事もあります。


ところが、
「どれ程不快なのか?」という事を先生や親御さんに訴えたところで、
多くの場合は理解されない事が多かったり

或いは
「どうせ言ってもわかってもらえない」と考えて、訴える事もせずに
我慢し続けた挙句に限界が来て学校に行けなくなるケースもあるでしょう。




それでは、

そういった五感からの刺激に対する感覚過敏によって
学校へ行けなくなっているお子さんはどうすれば良いのでしょうか?

その解決へのヒントを次回お書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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