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コラム/2023-12-08

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学校へ行けない人へ②対人過敏

<前回からの続き>

今回は、

”対人過敏”とも言うべき、

「人との関係性の中での空気・雰囲気等への自分の感じ方⇒捉え方」
によって学校へ行けなくなるケースをお書きしたいと思います。




<学校へ行けない原因②対人過敏>

特に、
対人交流を快刺激として捉えているお子さんは人との交流を強く望む
でしょう。


ところが、
先天的・遺伝的に、或いは育った環境因等で後天的に
感覚過敏を持っている子は、
対人交流による快/不快を殊の外強く感じると想像されます。


それ故、
(依存的に)「誰かとべったり居たい」「誰からも好かれたい」
「私だけを(一番に)好きでいて欲しい」といった快刺激を強く求める
と思います。


そしてその反面、

「誰も私の相手をしてくれない」
とか
「他人から嫌われている」「私より〇〇の方が好きなんだ」
等といった不快刺激にも敏感であると思われます。


だとすれば、

「嫌われる恐怖」「孤独になる恐怖」を常に抱え続けて、

そういった自分にとっての”不快”の兆候を見逃さない様に
常に相手の顔色を窺ったり、”場の雰囲気”を読み続けるという方向に行く
と思います。


そして、
持ち前の過敏さで相手や”場”のちょっとしたネガティブな反応をも
拾ってしまい、

傷ついてしまったり、リカバーしようと無理し過ぎて疲弊してしまう
という事も考えられます。

以下にを挙げてみます。




例1.(Aタイプ)


小学6年生のA子さん。クラスのなつきさんとは中の良い友達です。

ところがある日、なつきさんの態度がいつもと違って、
話し掛けても笑顔も少なく、上の空でしか聞いてくれてない
A子さんは感じました。

”私、なつきに嫌われちゃったんだ・・・”と感じると、
余りのショックで笑顔も出せなくなり、話し掛けるのも怖くなりました。

やがて、お互いの関係が益々ぎくしゃくしてゆき、
A子さんはご飯も喉を通らなくなり、学校を休む様になりました。




例2.(Bタイプ)


中学1年生のB男君。彼はいつも笑顔で自己主張しないタイプで、
敵を作らず、クラスの沢山の子から受け入れられていました。

クラスでも部活でも周りに合わせてゆくので、
色んなグループに居場所がありました。

ところがあるグループは、別のグループの人の事を悪く行ったり、
B男君が”良くない事”と感じる事をやったりしていました。

B男君はそれを咎める事も、そのグループから距離を置く事もできずに
皆に合わせ続けるのが辛くなってきました。

そして、とうとうB男君は学校に行けなくなりました。




例3.(Cタイプ)


中学3年生のC子さん。彼女にはとても気が合って、
いつもべったりしているはるかさんという親友が居ました。

夏休みが明けて2学期になった頃から、
はるかさんはクラスの他の子と話す時間が増えてきました。

それどころか二人の話に聞き耳を立てていると
どうも放課後や休みの日に行動を共にすることがあるらしいと感じました。

不安になったC子さんは、二人のインスタをチェックする様になり、
密かに二人がユニバへ行ってる事を突き止めました。

たまらなくなったC子さんは
「はるか!あんた私に黙ってミホとユニバへ行ったよね?!」
と詰め寄りました。

しどろもどろになったはるかさんを尻目に
「私以外の子と遊ぶのは裏切りだよ!許さないからね!」
と、C子さんは益々怒りをあらわにしました

そんなやり取りが続いて、はるかさんはC子さんを避ける様になり、
益々ミホさんと過ごす時間が増えてきました。

そして、いたたまれなくなったC子さんは学校を休む様になりました。

※その他にも
「他人からどう見られているか?」「どう思われているか?」の過敏さ、
 所謂「社交不安・社会不安」によって学校に行けなくなるお子さん
 もいらっしゃると思います




それでは、

「対人過敏」によって学校へ行けなくなっているお子さんはどうすれば良い
のでしょうか?

その解決へのヒントタイプ別に次回からお書きしてゆきたいと思います。

<次回へ続く>



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