コラム/2024-01-22
恋愛/結婚がうまくいかない①無意識の抵抗(2)解決ヒント上
<前回からの続き>
前回お書きした様に、
「特に敏感な方は心が不安定になり易く、心を安定させる方法として、
3つの方向性、即ち
①不快刺激のシャットダウン(セロトニン型)、
②快刺激を得る(ドーパミン型)、
③他人との交流を求める(オキシトシン型) を持っている」
と、私は推測しています。
そしてその
3つの”適正”な比率/割合は、個々人それぞれ持って生まれて決まっている
とも考えます。
もしそうであるなら、
恋愛⇒結婚⇒出産がその適正な比率に反している時は、
無意識の抵抗が生じ、恋愛や結婚生活を長続きさせない方向へ傾いたり、
そもそも恋愛や結婚を望まない方向へ無意識が働く事もあると思います。
例えば、
「③」(誰かと親密になる)の比率が少なく「①」(不快を避ける)
や
「②」(快刺激を求める)が多い人は
誰かと親密になると誰にも邪魔されない自分だけの時間/空間や
自分の好きな事を楽しむ自由が妨げられるので、
そもそも恋愛関係や結婚生活を永続させるには不向きな傾向を持っている
と言えるでしょう。
ところが、そういった方の中でも
例えば
「①」の割合が多く「③」が少ない人が
親や周囲から、”結婚しろ”といったプレッシャーを受けた時は、
その不快刺激を避ける為に婚活しようと無理してしまう場合もあるでしょう。
或いは
「②」の割合が多く「③」が少ない人が、
”この人と居れば楽しい!”といった目先の快刺激に目が眩んで(笑)、
結婚して後悔する、という事も起きる可能性があると思います。
それでは、どうすれば良いのか?
今回と次回でその解決のヒントをお書きしたいと思います。
<恋愛/結婚がうまくいかない人へ①無意識の抵抗
(2)解決のヒント上>
A.自分にとっての快/不快の適正比率を知る
例えば、
以下の様な空想をしてみましょう。
「一生遊んで暮らせるお金と時間がたっぷりあって、
しかも何でもできる外見と才能を身につけていて、
家族や周りの人は何をしても反対しないとすれば、
何がしたい?何が欲しい?どうなりたい?」
⇒その”答え”をできるだけ多く書き出してみましょう。
⇒そしてその”答え”から、「①」~「③」の適正比率を割り出しましょう。
例「無人島に別荘を買って、年の半分はそこで独りでダイビングや
クルージングを楽しみ、残りの半年は都会のタワマンで
楽しい仲間と連日パーティーをしたい」
だとすれば、
恐らく
「③」(誰かと親密になる)は「10%」くらいで、
「①」(不快を避ける)は「40%」、
「②」(快刺激を求める)は最も多く「50%」くらいかも知れません。
或いは、
別の人の空想では、
「大きなお家を買って、好きなインテリアを揃え、
好きな人とずっと一緒に家に居てまったりしたい」
だとすれば、
「③」(誰かと親密になる)が「50%」、
「①」(不快を避ける)は「40%」、
「②」(快刺激を求める)は「10%」くらいで事足りるのかも知れません。
次回は、
今回の続きで無意識との葛藤の解決のヒントの後半
をお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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