コラム/2024-03-29
恋愛/結婚がうまくいかない⑪話下手の原因(2)
<前回からの続き>
今回は、
「話下手の為に、恋愛/結婚がうまく行かない人」の中でも
前回の私の類型の「(2)」である、
「会話したい内容が沢山浮かんできてまとまらない」というタイプの方
に向けて、
そうなってしまう原因を私の考察を基にお書きしたいと思います。
<(2)会話したい内容が沢山浮かんできてまとまらない原因>
このタイプの方は、
恐らく持って生まれて(後天的な要因が隠れている場合もあるでしょうが)
感覚過敏であり、
しかも新奇の刺激に対しての欲求が生まれつき強い方であると考えます。
どういう事かと申しますと、
感覚過敏であると、当然不快刺激に対しても過敏である故、
不安や不満等の負の感情といった内的な不快刺激に対しても敏感であり、
ストレスを感じ易いと考えられます。
そうした場合に、
自分にとって興味が有る事等の快刺激/快感情へ舵を切る事で
過覚醒状態に持って行くといった防衛戦略を採る事によって、
不快刺激/感情を相殺しようとする訳です。
(私は「ドーパミン安定型」と名付けています)
例えば、
話題をころころ変えながら、
今頭に浮かんだ自分の興味がある事を多弁に話をされる方は
皆さんの近くにも一人か二人いらっしゃると思います。
そうした人に対しては「楽しい人」「明るい人」「エネルギッシュな人」
として好印象を持つ事も多いでしょう。
ところが、このタイプの人の中には、
頭に浮かんだ事をそのままを発話する事に大きな抵抗があり、
「ちゃんとまとめて話さなきゃ」・・・「でもまとまらない」
等の理由で、話せなくなる人がいらっしゃると思います。
そうなってしまう原因としては、
以下の2つが考えられます。
◎相手の快/不快にとても敏感である
このタイプの人は、(恐らくミラーニューロン等の過度の発達等により?)
自分の快/不快よりも相手の快/不快に対してより敏感であり、
「こんな事言っちゃうと、相手の人を傷つけるかも?」
とか
「うまくまとめて話さないと、相手の人が混乱しちゃう」
とか
「丁寧に話さないと、相手の人に対して失礼にあたる」
等と考えてしまい、
より混乱して発話できなくなる、という事が想像されます。
◎トラウマチックな経験による防衛/抑制
このタイプの人は、
恐らく生まれつきに、自分にとっての快/不快を敏感に察知する傾向
を持っていて、
元々は自分が話したい事を話したい様に話す人だったのが、
例えば、
それをした為に相手に傷つけられたり、否定されたり、たしなめられたり、
馬鹿にされたり、といったトラウマチックな体験によって、
相手の快/不快に対して(後天的に)敏感になった。
それ故、
”自分が不快を感じない為に”相手の快/不快、つまり顔色を見る様になり、
それを意識するあまりに、自由な発話ができなくなってしまった、
と考えられます。
※このタイプの方については、次回の考察も併せてご参照下さい
※類型(タイプ)別の解決のヒントは後述致します
次回は
「(3)会話したい内容は浮かんで来るが言葉にする事に大きな抵抗がある」
といった類型について
(私が考える)そうなってしまっている原因をお書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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