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コラム/2019-07-02

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親の面倒を見る・親の介護について

うちのルームにも

「お母さんの面倒を見なきゃ」
と浪費壁が強い母親の借金を背負ったり、

しんどくて動けない親の代わりに
家事やお世話を献身的になさって来られ
「いつまで続けなきゃいけないんだろう?」

と思いながらも、自分の時間を持てず、
気が付けば婚期のタイムリミット?を迎えてしまってる方もいらっしゃいます。

中には親から
「俺たち親を助ける為にお前を産んだんだ」
と言われ続けて育った方もいらっしゃいます。

とても素晴らしい親への愛情だと思って頭が下がります。

ただ、自分の幸せを犠牲にしてしんどくなってしまうのであれば、
こんな事を少し考えてみるのもいいかも知れません

まず、
人間の「自由」とは「何でも選択できる自由」だと思います。

発言や行為や人生をどう生きるか?に至るまで、
何を選択しても自由だと思います。

但し、
選択したからにはその結果には「責任」が生じます。

だから、
ある人に腹が立って「殴りたい」と思っても、
「怪我をさせた責任」や「逮捕される責任」を負いたくないから
”殴らない”という選択をする訳です。

では、
親と子についてはどうでしょうか?

親は「この人と結婚しよう」「子を産もう」と選択した訳です。

そして自分で選択したからには子を養育・扶養する義務が生じます。

ですから、
親がそれを怠ると「ネグレクト」として罪に問われる場合もあるでしょう。

なのに中には
「誰のお蔭で生きて来れたんだ!?」
等と義務なのに恩着せがましく言う親もいます。

(自分の選択で「幸せにします」と誓って結婚したクセに
「誰のお蔭で喰っていけてるんだ!?」
 と恩着せがましく言ってる一部の旦那さんと同じです(笑))

つまり、
親がちゃんと面倒を見るのは「義務」で当たり前の事だと思います。

一方子供は、
自分の選択で生まれて来た訳ではないので、本来は親の介護の義務は無い
筈です。

ただ、
子が親の介護を放棄しちゃうと国の財政が破綻するでしょうから(笑)
民法では子が親を扶養する義務が謳われています。

ただ、
この法律もそこまでの拘束力は無い様で
親が年金等十分な収入がある場合や、
子が精神的に、或いは経済的に親の扶養が困難な場合は免責される様です。

(だから殊更「親を大切にしよう!」「親に感謝しよう!」
 等のスローガンが定着してるのかも知れません)

僕が思うに、
親としての義務の範囲の事(子の衣食住の世話をする、義務教育を受けさせる等)
に関しては子はそこまで恩に感じる事は無いと思います。

(なんせ、当たり前の「義務」ですから(笑))

ただそれ以上の事、例えば情緒面で愛情を受けたと感じていたり、
大学まで出してもらった、成人になった後も金銭面や精神的なサポート
を頂いたと感じるのであれば
義務ではなく、「情」の部分でお返ししていけば良いと思います。

但し、それも自分の負担にならない程度で。

(親からネグレクトや虐待、モラハラを受けて来た
 のであれば、当然恩返しする必要も無いと思います)

親の面倒ををどこまで看たいか?看たくないか?
は自分で自由に選択していいと思います。

でも、
間違っても自分の人生を犠牲にせず、自分の人生(選択)を優先し、
自分が幸せになる事が第一だと思います。

ですから、
もし親の介護を負担に感じるのであれば
どこまで恩があって、どこまで返したいか?
をよく考え、
負担になる所はヘルパーやデイサービス、介護施設や他の兄弟等のサポート
を受ける事も考えてみてはいかがでしょうか?

(因みに僕も認知症が入ってきた母親のお世話は極力公的なサービス
 を使わせてもらい、週1回、僕と妻が交代でお世話に行っています。
 これ以上僕に負担がかかる様でしたら、施設に入れる事も考えて
 います。色々事情があって、兄は親と絶縁し、妹は沖縄へ行ったっきりで
 「お前達には”情”ってものがないのか!?」とイライラする時も
 ありますが・・・。(笑) 
 ま、何事もバランス、ほどほどに。)



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