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コラム/2020-05-20

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いくら頑張っても自信が持てないのはなぜか?

~根拠の無い自信を持つと人生が楽になる~



「私にあの仕事ができる訳がない」


「あんな素敵な女性が僕の事なんて好きになってくれるはずもない」


「私にこの子を育てる事ができるんだろうか?」


「こんな私を認めてくれる人なんている訳ない」
・・・。

そういった”根拠の無い”自己否定や自己不信で
悩んでおられる方も多いと思います。

一方では、

(やった事のない仕事やポジションでさえ)
「私なら何とかやってゆくだろう」

とか、

「きっとあの女性も僕の事を好いてくれてる筈だ」

とか、

「さあ、立派な子に育ててあげるわよ」

とか、

「え?なんで私を認めようとしないの?」

等と、

”根拠の無い自信”を持っている人もいらっしゃいます。

そして前者の人は
「いいなあ~。私もあんな風になれたらなあ」

と根拠の無い自信を持ってる人を羨ましく思ったりすると思います。

そして、

「自信をつけなきゃ!」と仕事を人一倍頑張ったり、

色々な資格を取ったり、必死で恋愛本や子育て本を熟読したりする人
もいるでしょう。

でも、
どんなに努力しようが決して本当の自信(=根拠の無い自信)
が持てなくて、苦しんでる方も沢山お見受けします。




それでは、
何故いくら努力しようが実績を積もうが根拠の無い自信が手に入らない
のでしょうか?




あなたがもし、
努力を重ねても自信を持てなかったり、自己否定に陥ってるのであれば、

今回は、そんなあなたに向けて私の考えをお書きしたいと思います。




まず初めに、

「自信」「自己肯定感」といった言葉の意味からお伝えしたいと思います。


普段皆さんが使っている「自信」という言葉の意味としては、

「ある目標を自分の力でクリアして初めて 育まれてゆくもの」
というニュアンスがあると思います。

例えば、
中学で陸上部に入部した同級生のA君とBさんが、

最初は二人とも、勉強の成績がクラスの下位で、
部活の持久走でもいつも二人が最後尾を争っていたとします。


もしそうなら二人共、

「僕は勉強には自信がある!」

「私は走る事には自信がある」

なんて事は感じられないはずです。

勉強もスポーツも(仕事も)目標を立てて、それに向かって努力し、
それを達成して初めて得られるものが「自信」です。


つまり「自信」は自分の努力次第で身に付け、育んで行くものですので、
条件付きで「根拠が必要なもの」と言えるでしょう。

その後二人とも猛勉強・猛練習をして、
勉強も走る事も成績が上がり、「自信」をつけたとします。


ところが、
学年が進むにつれて、他の生徒達が勉強もスポーツも頑張り、
この二人は再び成績が落ちてきたとします。


でも二人が3年生になった時に、

人一倍頑張ってる二人の姿を見てきた部活の顧問が
A君をキャプテンに、Bさんを副キャプテンに任命しました。


そして二人共責任感から尚一層の努力をしましたが、
成績は伸びませんでした。


この時A君は、

「このまま頑張れば、僕ならきっともっと成績を上げられる筈だ!

 仮に、たとえ成績が上がらなくても、
 僕はキャプテンとしてきっとこの部の役に立つし、
 みんな僕を必要としてくれている」

と感じました。

一方Bさんは、

「いくら頑張っても成績が伸びない・・・

 私なんかが副キャプテンだと部のお荷物で申し訳ない・・・。
 私なんてここに居なくていいんじゃないのかな?」

と感じました。

はい、おわかりでしょうか?


A君は”根拠”が無くなっても、相変わらず「自信」を持っています。

しかも、「僕はこの人達の役に立ってる、必要とされてる」
といった「自己有用感」も感じています。

ところがBさんは、

”根拠”が崩れた途端に元の自信の無い状態に戻り、
下手をすれば「失敗体験」として
輪をかけて自信を失ってゆくかも知れません。

しかも「自己有用感」も感じられていません。




それでは一体、この二人の違いは何なのでしょうか?




それは、

A君”根拠の無い自信”、つまり「自己肯定感」が高く、
”根拠の無い他者への信頼”に基づく、「自己有用感」も高い
 からそう考えられるのです。

 ところがBさんは、
「自己肯定感」も「自己有用感」も低いので、
 A君の様には考えられない訳です。




ここまでお読みになって皆さんの中には、

「あ~・・・私はBさんと似たような性格だ。
 いくら努力しても持って生まれた性格だから変えられないんだ・・・」

と失望した方もいらっしゃるかもしれません。


でもご安心下さい。

この「自己肯定感」「自己有用感」は持って生まれた性格ではなく、
後から身につけた自分と他者への考え方・捉え方です。

ですから、変えてゆく事ができるものです。

次回は、

「何故自己肯定感や自己有用感が身についたのか?」、
或いは
「身につかなかったのか?」をお書きしたいと思います。


<次回へ続く>



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