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コラム/2020-05-22

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何故あなたは根拠の無い自信を持てないのか?①

~根拠の無い自信を持つと人生が楽になる~

<前回からの続き>

今回は”根拠の無い自信”の源である
「自己肯定感」と、

”根拠の無い他者への信頼”に基づく
「自己有用感」何故身についたのか?

或いは、
「何故身につかなかったのか?」

についてお書きしたいと思います。




「アイデンティティー」という概念を提唱した、エリク・エリクソン
という発達心理学者が唱えた「発達段階理論」によれば、

生後2歳くらいまでの間に養育者(主に母親)との間で、
子は「基本的信頼感」を得ます。


母親が、乳児の不快や不安を取り除いたり、
乳児の望みに応えてゆく事によって、

「私は大切にされる存在だ」

「私は愛されるに値する」

といった、「自分に対する信頼感」
と、

「きっと私は大切にされる」

「(この人は)私の存在を肯定してくれる」

といった「他者に対する信頼」が獲得されます。


そして、前者が「根拠の無い自信」へ、
後者が「自己有用感」へ結びつくと考えられます。

ただ、ここでもし「基本的信頼感」が獲得されずに
「不信感」しか得られなかった場合は、

自分も他人も信じる事ができない、といった事になるでしょう。




※ついでに申し上げますと、
 ジョン・ボウルビィという心理学者が唱えた「愛着理論」
 というものがあります。

 (「愛着障害」という概念はここから来ています)


 簡単に言いますと、

 乳児期の母子関係に於いて、母親が子に
 充分な愛情を注ぎ愛着が形成され、

 親が「安全基地」となる事によって、
 子は自由に探索行動やチャレンジができるようになり、
 自立して行ける(傷ついても安全基地があるので)、というものです。


 この「愛着形成」の有無も、「自己肯定感」や「自己有用感」、
「自己効力感」(どんな状況でも自分はそれを乗り越えたり、
 達成する行動を取れる筈だ、といった自信)
 に影響すると思います。


 もしあなたが、
 失敗して傷つく事をを恐れ、チャレンジできないのであれば、
 愛着の問題もあるのかも知れません。

(この”愛着”の問題は別の機会にお書きしたいと思います)




ここまでお読みになった方の中には

「娘が自信が無い子になったのは私のせいかしら?」

等とご自分の子育てを責めてしまうお母さまもいらっしゃるかも知れません。


勿論、明らかに虐待や育児放棄や過保護、過干渉等をされた自覚
があるのであれば別ですが、

そうでないのであれば、お母さまは、どうかご自分を責めないで頂きたい
と思います。


というのも、親として十分な愛情をかけてきたきたつもりでも、

お子さんの生まれ持っての気質や傾向によって、
子供側の受け取りかたが違ってくるからです。


その事を次回に、漫画サザエさんの「カツオ君」
を例に書いてみたいと思います。


<次回へ続く>



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