コラム/2020-07-01
人に嫌われるのが怖いあなたへ②
<前回からの続き>
前回、
「嫌われる恐怖」が拭えないあなたは、
「人一倍鋭い感受性(以前お書きした高性能センサー)」
と
「類まれな共感力」
と
「並外れた集中力」
を持っておられるのかも知れません、とお書きしました。
どういう事かというと、
「人一倍鋭い感受性」を持っておられると、
相手のちょっとした表情や声のトーン、態度等の「いつもと違う部分」を
読み取る能力が人の何倍もすぐれている筈です。
そして、
過去に嫌われた経験があれば(誰もがそういった経験があると思いますが)
「鋭い感受性」によって、人一倍傷つきます。
そして、
その心の傷が深ければ深いほど、
「もう二度と傷つきたくない」と思うのも当然です。
だから、
「鋭い感受性」によって、相手が自分を嫌ってないか?を敏感に読み取って、
「きっと私を嫌ってるに違いない」
等と相手の気持ちを読み解いたり、
或いは、
「私がこの人の事を嫌ったら、きっとこの人は傷つくに違いない。
だから、この人の事を好きでいなくちゃ!」
等と、
「類まれな共感力」を用いたり、
「並外れた集中力」で、「嫌われていないか?」という事に集中し続け、
「あの人達は私の悪口を言ってるに違いない」等と、
「豊富なイマジネーション」が妄想レベルにまで発展してしまう・・・。
これらは、
自身の「特性」を総動員して、
もう二度と傷つけられない様に防御してるとも言えると思います。
もしあなたがこれらの「特性」を持ってると感じられるのであれば、
それらは「持って生まれたもの」の可能性が大きいです。
だとすれば、
「私はなんて弱いんだ・・・情けない」等と、
どうかご自分を責めないで頂きたいと思います。
以前もお書きしましたが、
持って生まれたもの(=「変えられないもの」)は否定せず、
変えようとしない事が大切だと思います。
とは言え、
「嫌われるのが怖くて苦しい」という現実は残ってしまいます。
次回からは、その苦しみから抜け出す為のヒント
をお書きしてゆきたいと思います。
<次回へ続く>
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