コラム/2020-08-31
怒りを止められない人へ①
①「子供が何度言っても言う事をきかないので、キレて叩いてしまいます」
②「夫が私の事をわかってくれないので夫にキレてしまい、
罵声を浴びせたり物に当たってしまい、夫婦仲が悪くなっています」
③「あの人が私の事を馬鹿にしてる様に感じて、ムカつきます」
・・・。
こういった「キレ易い自分」に悩んでおられる方や、
「キレ易い相手」の被害を受けて悩んでおられる方も大勢いらっしゃいます。
この様な場合に「キレ易い人」は、
「劣等感が根っこにある」
「自己肯定感が低い」
等と言われる場合もあります。
或いは、
過去の「トラウマ」であったり、
子供時代の「生育環境」も影響しているかも知れません。
そして、
物にあたったり、
相手を罵倒したり、
暴力をふるったり、
自傷行為をしたり・・・。
挙句の果てに自己嫌悪に陥ったり、大切な人との関係が壊れてしまい、
孤独になってゆく・・・。
やがて、
「このままではいけない」と感じ、
6秒間怒りを抑えようとしたり、
自己肯定感を上げようとしたり、
別の方法で怒りを発散させようと頑張る・・・。
でもやっぱり怒りがどうしようも無く襲ってきて
時にまた爆発してしまう・・・。
勿論、
その「怒りの原因」が成育環境や家族環境によって生じたトラウマや劣等感、
或いは同じ様なキレル親に育てられた為に、その様な「親モデル」を
自分の中に取り込んでしまったという場合もあると思います。
もしそうであるならば、トラウマを解消したり、自己肯定感を上げたり、
「認知の歪み」を修正し、新しいモデル・ルールへ移行させてゆく
様なカウンセリングが有効だと思います。
ただ中には、
「トラウマ様のものは無いのに怒りが消えない」
「自己肯定感はそれ程低くないのに相変わらず怒りっぽい」
「カウンセリングに通っても、自分の拘りやルールを変えられない」
「アンガーマネージメントを習っても怒りを抑えきれない」
等と感じておられる方もいらっしゃると思います。
では、それは一体どうしてでしょうか?
その事について次回お書きしたいと思います。
<次回へ続く>
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