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コラム/2020-11-04

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何故子供を虐待してしまうのか?④

<前回からの続き>

今回は子供を虐待してしまう原因として考えられる2番目の要因、

即ち

②人間や(一夫一婦制の子育て行動をする)哺乳類の脳には
 「子育て行動を促進する部分」に加えて
 「子への攻撃行動を促進する部分」があると考えられる

について詳しくお書きしたいと思います。

理化学研究所の研究チーム等によると、
脳の視床下部前方の「内側視索前野」が子育て行動を促進する、

逆に
(広義の扁桃体に属する)「分界条床核菱形部」は
子に対する攻撃性を促進する、という事がわかってきました。

皆さんも、

「子育て行動を促進する部分」が脳内に存在するというのは
納得し易いと思いますが、

「子への攻撃行動を促進する部分」が誰の脳にも存在するという事は
理解し辛いのではないでしょうか?

この働きが何故必要か?と言いますと、
一夫多妻制の哺乳類の雄は自らの遺伝子を残す為に
前のリーダーの子を皆殺しにするという現象が、しばしば見られる様です。

正に「利己的な遺伝子」ですね。

一方、
雌の方もその新しい雄が我が子を皆殺しにするのを止めるでもなく、
逆にそれをきっかけに発情して交尾する、という事だそうです。

当然雌の方も「より強い遺伝子を残したい」と、そうしてしまうのでしょう。


そして前の雄の子を殺して交尾した雄は
(子育て行動を促進する)「内側視索前野」が活性化され、

そこから伸びてるGABA作動性の抑制性ニューロンを通じて、
(子の攻撃行動を促進する)「分界条床核菱形部」の働きが抑制される
という事です。


つまり、
人間の男性も女性も同様に、「子を攻撃する」というのが脳のデフォルトで、
「子育て行動を促進する」というスイッチが入って初めて
その攻撃性が抑えられる、と考えられます。


思うに男性(雄)は、自らの遺伝子を残す為に他の遺伝子を排除し、

一方、雌の方も
「自らの遺伝子が残り続ける確率」を最大限に高める為に、
”より強い遺伝子”を求めて、それ以外の遺伝子は排除しようとする
のは当然だと思います。


ですから、

脳の器質的な問題や心理的・環境的な要因で、
その抑制作用がうまく働かない場合は
「子を虐待してしまう」というのもうなずけます。

なんせ、「子を攻撃する」というのが脳のデフォルトですから。


それでは、どうすれば子供への虐待を止められるのでしょうか?

そのヒントを次回からお書きしてゆきたいと思います。


<次回へ続く>



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