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コラム/2020-11-09

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どうすれば子供への虐待を止められるのか?②

<前回からの続き>

前回迄の記事で、

人間(や一夫多妻制の哺乳類)は、
「子を攻撃する」というのが脳のデフォルトで、

「子育て行動を促進する」というスイッチが入って、
初めてその攻撃性が抑えられると考えられる、


そして、
子供への虐待を止めるポイントとして、


①子育て行動を促進し、同時に子への攻撃行動を抑制する働きを担う
 と推測される「内側視索前野」を活性化させる


②愛情ホルモンと言われる「オキシトシン」(女性の場合)や
「バソプレシン」(男性の場合)の分泌を促してゆく

 
③(子への攻撃行動にも働くと考えられる)ノルアドレナリン、
 その分泌を抑えるガンマアミノ酪酸=GABA(ギャバ)の生成を促進する 


④心理療法やカウンセリングを受けたり、子育て支援機関に相談したり、
 アンガーマネージメント等で虐待しないで済む方法を模索する


の4つが考えられる、とお書きしました。

今回はそのうちの「①」についてお書きしたいと思います。

①子育て行動を促進し、同時に子への攻撃行動を抑制する働きを担う
 と推測される「内側視索前野」を活性化させる


 以前お書きしました様に、

 脳内の「内側視索前野」という部分が活性化されると、
 子育て行動が促進され、

 そこから伸びてる抑制性(GABA)ニューロンを通じて、
 子への攻撃行動が抑制されると考えられる、という事です。


 だとすれば、
 「内側視索前野」を活性化させれば子への攻撃、つまり虐待が抑制される
 筈です。

 
 ではどうすれば、その部分を活性化できるのでしょうか?

 「泣いてる赤ちゃんを抱っこして歩くと泣き止む」という事は、
 育児のご経験があるお母さま、お父様方は経験上ご存じな方も多い
 と思います。


 この現象は「輸送反応」と呼ばれ、
 赤ちゃん側の親の子育てへの協力と考えられていて、

 赤ちゃんを抱っこして運ぶという親の子運び行動の事を
「レトリービング」と呼びます。


 そして(理化学研究所等の研究では)
 その子運び行動の制御を担うもっとも重要な領域は「内側視索前野」
 という事です。


 ですから「内側視索前野」を破壊されたマウスはレトリービングを行えず、

 逆に、レトリービングを行っているマウスでは「内側視索前野」が
 活性化しているとの事です。

 
 だとすれば、
 子供(乳幼児)が泣く度に抱っこして歩く、という事を続ける事で、
 「内側視索前野」が活性化され、
 子への攻撃、つまり虐待が抑制されると考えられます。


 ここからは私見ですが、

 ・赤ちゃんが大人しく従ってくれる事での
  親側の「思い通りにならない」といったイライラの解消


 ・赤ちゃんの協力を無意識に感じとった親が、
  赤ちゃんに、より愛情を注ぎ、より赤ちゃんは親を信頼し協力する、 
  といった相互作用による絆・愛着の形成


 ・それらに加えて、抱っこする、歩く、見る、聞く、といった事によって
 「愛情ホルモン」の分泌が増える(これについては後述します)


 等といった、レトリービングによる作用機序も考えられます。


※お子さんによっては「抱っこ」や触られる事を極端に嫌がる性格特性を 
 持っている場合もあります。そういった場合はお気軽にご相談下さい

次回からは、子供への虐待を止めるポイントの2つ目として

②愛情ホルモンと言われる「オキシトシン」(女性の場合)
「バソプレシン」(男性の場合)の分泌を促してゆく

についてお書きしたいと思います。

<次回へ続く>



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